ANA一般カードは、ANAと名がつくだけあって、ANAマイルがメイン目的のクレカとなっています。
ただ、マイルだけでなく、海外キャッシングなど、旅行に使える特典も備えております。
今回はそんなANA一般カードの、海外利用におけるメリット・デメリットを紹介していきます!
- ANA一般カードはこんなカード
- 「ANA一般カード」と「ANAゴールドカード」を比較!
- ANA一般カードを海外で使っている人たちの口コミは?
※このページでは、主に海外利用(海外ショッピング・海外キャッシング・海外旅行付帯保険)の観点から、ANA一般カードのメリット・デメリットを調査しています。
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この記事は、2019年9月頃の情報をもとに作成されています。
そのため、記事に関する情報が古くなっています。
最新情報は必ず公式ページよりご確認をお願いします。
※現在、サイトの情報を更新中です。ご迷惑をおかけ致しますがよろしくお願いいたします。
ANA一般カードはマイル入門編カード?

おすすめポイント
- ANAマイルボーナスが多数あり!
- VISA/MasterCard/JCBの中から好きなブランドを選べる
- 海外キャッシングで現地通貨を簡単入手!
ANA一般カードのスペック | |
国際ブランド | VISA/ MasterCard/ JCB |
申込資格 | 満18歳以上の方(高校生を除く) |
発行期間 | 通常1週間程度 |
家族カード | 1,000円+税 |
ETCカード | 無料 |
マイル還元率 | ※0.5% |
入会&継続ボーナス | 1,000マイル |
搭乗ボーナス | 区間基本マイル+10% |
海外旅行 付帯保険 |
【自動付帯】 傷害死亡・後遺障害:1,000万円 傷害治療費用:付帯なし 疾病治療費用:付帯なし 救護者費用:100万円 賠償責任:付帯なし 携行品損害:付帯なし |
国内旅行 付帯保険 |
【利用付帯】 傷害死亡・後遺障害:1,000万円 |
キャッシング利率 | 18% |
海外ATM使用手数料 | 1万円以下は100円+税 1万円越えは200円+税 |
ANA一般カードは、ANAマイルを貯めるための入門編カードです。
正直、それ以外は、ベーシックな性能のクレカと言えるでしょう。
実はマイルのことよく分かってないんだけど、どんなものなの?
簡単に言うと、「航空会社のポイント」だよ。
つまり、Tポイントの航空会社verみたいなものだね。
他のポイントとの違いは、マイルは航空券と交換することができるんだ。
なるほど!
貯めたマイルがあれば、航空券と交換することができるってことだね!
そういうことだね!
更に、ANA一般カードは海外ATMでの現地通貨キャッシングも可能です。
これによって、現地の通貨をお得に、かつ手軽に入手することができます。
マイルを中心に、色んな機能が揃ってるクレジットカードなんだね。
そういうことだね。
もちろん良い部分だけではないから、ANA一般カードのメリット・デメリットを紹介していくね。
ANA一般カードのメリット・特典
まずはANA一般カードのメリットや特典を見ていきましょう。
- 国際ブランドはVISA/MasterCard/JCBの中から選べる
- ANAマイル特典が多数揃ってる!
- 海外ATMでキャッシングできるから、現地通貨入手がお得で便利!
- 旅行中のセキュリティ対策もバッチリ!
- その他カード特典も豊富
一つずつ見ていきましょう!
国際ブランドはVISA/MasterCard/JCBの中から選べる
ANA一般カードは、3種類の国際ブランドからどれにするか選ぶことができます。
おすすめはVISAかMasterCardで、その理由は圧倒的に対応している国・店の割合が多いからです。
一方でJCBは、韓国・台湾・ハワイなど日本人がよく行く国では対応店もありますが、欧米圏では対応していない店の方が多いでしょう。
VISAかMasterであれば、基本的にはほとんどの場所で対応していると考えて差し支えないでしょう。
ANAマイル特典が多数揃ってる!
ANA一般カードを契約する人の99%は、ANAマイルを貯めるためでしょう。
そんなANA一般カードのマイルに関する特典は、以下の4つに分けることができます。
- 入会&継続でボーナスマイルが貰える
- 搭乗:区間基本マイレージ+10%
- 通常マイル還元率が他カードより高め
- マイル移行プランを使えばもっとお得な還元率に!
★入会&継続でボーナスマイルが貰える
まず、ANA一般カードは、ANA一般カードへの新規入会or更新継続で1,000マイルを貰うことができます。
★搭乗:区間基本マイレージ+10%
ANAや、ANAの参加するスターアライアンス(航空会社のグループ)所属の航空会社の路線に、搭乗することで、マイルが貯まっていきます。
その際、ANA一般カードを使うことで、通常貯まる予定のマイル+10%が追加で貯まります。
★通常マイル還元率が他カードより高め
基本的に他クレカのマイル還元率は0.25~0.4%程度です。
一方で、ANA一般カードは0.5%のマイル還元率を誇ります。
★マイル移行プランを使えばもっとお得な還元率に!
ANA一般カードは、マイル移行プランに加入することで、通常0.5%還元のマイル還元率を1.0%まで上げることができます。
なお、マイル移行プランはそれぞれ以下の年会費がかかります。
- VISA/MasterCard:6,000円+税/年
- JCB:5,000円+税/年
これがANA一般カードの4つのマイル特典です。
マイルって、大体どのくらい貯めれば航空券と交換できるものなの?
最低限1万~1万5千マイル程度を貯めないと、東京⇔大阪(往復)の航空券とも交換できないよ。
一応、下記が簡単なマイル交換表だね。
★ANAマイル/区間航空券(往復)
区間 | おおよその 必要マイル数 |
クレカをいくら 使えば貯まる? 【還元率1%換算】 |
東京⇔大阪 | 10,000~ 15,000 |
100~150万円 |
東京⇔香港 (エコノミー) |
17,000~ 23,000 |
170~230万円 |
東京⇔グアム (エコノミー) |
19,000~ 25,000 |
190~250万円 |
東京⇔ハワイ (エコノミー) |
35,000~ 43,000 |
350~430万円 |
東京⇔欧州 (エコノミー) |
45,000~ 60,000 |
450~600万円 |
※ANAマイルの失効期限は3年なので、3年で最低150万程度(ひと月5万程度)は使う必要があるということですね。
この金額分クレカを使わないのであれば、マイルを貯めるのは逆にもったいないです。
でも、3年間で380万円、ひと月10万円ちょっとクレカを使うようなら、3年に2回もグアムへ行けるってことか!
そう考えると、なんだかワクワクするね!
そうでしょ!
グアムへの航空券なんて、安くても5万円程度はするから、それが3年で2回も無料になるのはかなり魅力的だよね?
▲グアムのタモンビーチ
クレカの使い方次第で、3年に2回もこんな場所に旅行できるのか。。。
早速マイル貯めたくなってきた!!
なんだか貯めてる途中も、人生楽しくなりそうだ(笑)
海外ATMでキャッシングできるから、現地通貨入手がお得で便利!
ANA一般カードはキャッシング枠さえついていれば、※海外ATMから現地通貨を引き出すことができます。
これこそが「クレジットカードがあれば、外貨両替はしていく必要がない」と言われる理由です。
ANA一般カードを使って、海外キャッシングをする際にかかる手数料は以下になります。
海外キャッシングでかかる手数料合計=※利息+海外ATM使用手数料
※利息=【VISAなどのレート適用】
キャッシング金額×18%(年利)×借入日数÷365
海外キャッシングの手数料や計算方法については、【こちらのページ】で分かりやすく記載しています。

ANA一般カードキャッシング手数料の計算例
VISAレート:1ドル=100円と仮定
キャッシング期間は30日と仮定する
借入金額を500ドル(5万円相当)とする
海外ATM使用手数料は1万円以下は税抜き100円、1万円超えは税抜き200円。
利息を計算すると、以下のようになります。
50,000×18%×30÷365=739円
利息に加えて、海外ATM使用手数料の200円がかかるため、合計は「939円」となります。
ちょっと複雑だね!
他のクレジットカードと比べるとどうなの?
クレジットカードが変わっても、利率(1年で18%)は変わらないから、ほとんど大差ないよ。
上記はあくまで一例だけど、海外キャッシングは本当に両替手数料がお得なんだよ。
ただ、キャッシング=一時的な借金だから、苦手意識があるなら【外貨宅配】などで、事前に外貨を用意した方が良いね。
【別ページ】で、海外キャッシングがもっとお得にできる年会費無料カードを紹介しています。
「両替総コストを100円以内」にしたい方は、是非参考にしてみてください。

旅行中のセキュリティ対策もバッチリ!
ANA一般カードはセキュリティ対策も一通りそろっています。
- ICチップ搭載
- 紛失・盗難時の全額補償
- ショッピング保険
- 不正使用検知システム
【ICチップ搭載】
スキミング被害防止に役立ちます。
【紛失・盗難時の全額補償】
紛失や盗難によって不正利用された場合に返金補償があります。
届け出た日から60日以内の不正利用であれば、※補償の対象になります。
※もちろん、故意や持ち主の過失(名前の書き忘れなど)による損失は補償の対象外になるのでご注意を。
【ショッピング保険】
ANA一般カードを使って、海外旅行先で購入した商品の破損・盗難などによる被害を、年間で最高100万円まで補償します。
なお、補償期間は購入から90日間で、自己免責は1万円付いています。
また、VISA/MasterCardブランドか、JCBブランドで、補償内容が若干の違いがあります。
VISA/MasterCard:海外か、国内のリボ払い、3回以上の分割払い利用時にショッピング保険付帯
JCB:海外での購入の際のみショッピング保険付帯
【不正使用検知システム】
カードショッピングなどでおかしな点がないか、会社によるチェックがされています。
利用動向がおかしい場合などは、会社によって一時停止状態にすることがあります。
※本人利用確認が取れればすぐに解除できます。
セキュリティ面も、かなりしっかりしているんだね!
その他カード特典も豊富
ここまで紹介したメリット以外にも、ANA一般カードには様々な特典が付与されます。
★旅行時特典
旅行に使える特典としては主に以下が挙げられます。
ANAスカイホリデー・ANAハローツアー・ANA SKY WEB TOURが5%OFF
国内線・国際線機内販売10%OFFなどのサービス
ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、オリックスレンタカー(国内レンタカー):5%割引
ハーツレンタカー(海外レンタカー):5~20%OFF
このように、ANA一般カードはANAグループを中心とした旅行関連サービスの割引も多数揃っています。
やっぱりANAの発行するクレカだけあって、旅行割引がたくさんあるね!
そうだね。
ANA一般カードを持つ人は旅行好きな人が多いと思うから、これは嬉しい特典だね。
ANA一般カードのデメリット・注意点
ANA一般カードのデメリットや注意点を見ていきましょう。
・年会費無料は初年度のみ。2年目から有料(2,000円+税/年)
・海外旅行保険は付いてくるが、全然おすすめできない
・マイルに興味がなければおすすめできない
・海外ATM使用手数料がかかる
・海外キャッシングの繰り上げ返済はできるけど注意が必要
一つずつ見ていきましょう!
年会費無料は初年度のみ。2年目から有料(2,000円+税/年)
ANA一般カードは、初年度年会費無料で、2年目から年会費2,000円+税のカードです。
ただ、マイル用カードとしては、ゴールドカード(年会費14,000円+税)やプラチナカード(年会費80,000円+税)と比べると、かなり安いと言えます。
もちろんグレードを上げた方が、マイルは貯まりやすくなるので、その辺は、カードを利用する頻度などとの兼ね合いで決める必要があります。
海外旅行保険は付いてくるが、全然おすすめできない
ANA一般カードで最も残念な特徴の一つが、海外旅行付帯保険です。
ANA一般カードは海外旅行保険が自動付帯で付いていますが、その内容は「物足りない」の一言に尽きます。
でも、普通海外旅行保険が付帯しているだけで、嬉しいものでしょ?
確かにそうなんだけど、、ひとまず補償の内容を見ていこうか。
補償内容 | 補償額 |
適用条件 | 自動付帯 |
傷害死亡・後遺障害 | 1,000万円 |
傷害治療費用 | 付帯なし |
疾病治療費用 | 付帯なし |
救護者費用 | 100万円(年間限度額) |
賠償責任 | 付帯なし |
携行品損害(免責3,000円) | 付帯なし |
【保険対象】
ANA一般カード所有者本人が補償対象となります。
※家族は補償対象となりませんが、家族カードを利用すれば同じ保険が付帯となります。
【補償期間】
1旅行につき、最長3ヵ月の補償となります。
ANA一般カードの付帯保険は、「ほとんど頼りにならない」の一言に尽きます。
特に大切な「※傷害治療費用」と「※疾病治療費用」の、2つの補償は、付帯なしとなっているため、あまり意味がないと言えるでしょう。
※それぞれ、旅行先で怪我した時や、病気の治療時に使える補償となっています。
なるほど~!
確かに、大切な項目の補償が付いていないなら、あまり意味ないかもしれないね。
そうなんだよ。
海外旅行に行くにあたって、旅行保険は本当に大切なものなんだ。
だから、必ず他カードの付帯保険を適用したり、掛け捨ての保険に入ることをおすすめするよ。
マイルに興味がなければおすすめできない
ANA系カードの一番の魅力は、ANAマイルを貯めるのに便利なことであって、それ以上でも以下でもありません。
つまり、逆の見方をすると、ANAマイルに対して興味のない人には、ANA一般カードは全くおすすめできないのです。
一方で、マイルに興味があるけど、いきなり高い年会費を払うのは怖いという人にはうってつけのクレカだよ。
海外ATM使用手数料がかかる
ANA一般カードは、海外ATMでキャッシングを行う際に手数料がかかります。
1万円以下は100円(税抜き)、1万円以上は200円(税抜き)の手数料がかかります。
わずかな金額ではありますが、頻繁に現地ATMを使う場合は、手数料がかさんでいきます。
海外キャッシングの繰り上げ返済はできるけど注意が必要
海外キャッシングしたお金は、あくまで借金なので、放っておくと利子が増えていきます。
ただ、ANA一般カードでキャッシングしたお金は、繰り上げ返済(早く借金を清算すること)することができます。
ANA一般カードの繰り上げ返済には、以下一つの方法があります。
電話確認⇒銀行振込
ANA一般カードの海外キャッシングは、海外から繰り上げ返済する場合、あまり便利とは言えません。
海外からできる繰り上げ返済は、「電話確認⇒銀行振込」となります。
VISA/MasterCardの場合は三井住友カードデスク、JCBの場合はJCBカードデスクへ、事前に一度連絡する必要があるため、海外から手続きをすると、多少なり国際電話料金が発生します。
正直、1~2週間程度のキャッシング期間であれば、日本に帰国後、「電話確認⇒銀行振込」で繰り上げ返済すれば十分でしょう。
キャッシングする金額にもよりますが、1~2週間程度であれば、利子は1,000円足らずで済むことが多いです。
繰り上げ返済は「電話確認⇒振込」しか対応していないのか。
他のカードも同じなの?
中には、海外からでもネット返済ができるカードはあるよ。
海外キャッシングがお得と名高い「セディナカードJiyu!da!」や「アコムACマスターカード」の二つがその代表格だね。
【別ページ】で、海外キャッシングがもっとお得にできる年会費無料カードを紹介しています。
「両替総コストを100円以内」にしたい方は、是非参考にしてみてください。

海外利用におけるANA一般カードの口コミ・評判
海外利用という観点から、ANA一般カードの口コミや評判を見ていきましょう。
以下、ツイッターよりピックアップしています。
以下、ツイッターでの口コミ・評判
先日ANAカードを申し込んで、カードが到着した pic.twitter.com/TWPj6v7XXY
— かっきー (@kackey_KK11) July 12, 2019
ANAのカード、ガチの陸マイラーほど持ってるけどクレジットカードとして使ってない説
— お星さま (@STAR_Ohoshi) July 12, 2019
そういやさ。
ANAのマイル、グアム往復できるくらい溜まってるらしい。
来年の北海道はマイルだな⸜(๑⃙⃘'ᗜ'๑⃙⃘)⸝
ANAカードバカにならんなーまた使うかー。— つぐみんඊ (@tsugumi_yzyz) July 11, 2019
こうしてみると、やっぱりANAカードはマイル目的で持ってる人が多そうだね。
実際マイル目的の契約が99%だと思うよ。
マイルに関して言うと、まずはANA一般カードでマイルの貯まり具合とかを確かめた上で、ANAゴールドに行く人が多い印象だね。
まとめ:ANA一般カードはマイル入門編カード!
ANA一般カードは、ANAマイルを貯めるための入門編カードです。
クレカとしての性能はノーマルですが、ANAマイルを貯めてみたいという場合は、このカードからスタートするのが良いでしょう。
まず、このカードでマイルの貯まり具合などを実感できるようになったら、それに合わせてゴールドへのランクアップを考えるのがおすすめです。
マイルを貯めて航空券と交換するには、大体ひと月7~10万円程度はクレカを使うのが望ましいです。
このくらい使えば、グアムへの航空券(大体2万マイル程度必要)などは、1年半~2年ほどで交換できるようになるでしょう。
ちなみに、新規入会時のキャンペーンなどをうまく活用すれば、5,000~10,000マイル程度一気に貯めることもできます。
これを機に、ANAマイラーとしてスタートしてみませんか?
現在の入会キャンペーンは、以下のページから確認することができます。