マネパカードを持って海外旅行に行くと、通貨入手手段として、非常に便利でお得です。
ただ、旅行前には、カードへのチャージなどを済ませておく必要があります。
そこで問題になるのが、マネパカードの複雑さ。
お得な反面、使い方が難しいため、困ってる方も多いかと思います。
そこで今回は、マネパカードの入金⇒チャージ方法や、旅行中の注意点など、マネパカードの使い方のイロハを分かりやすく紹介していきます!
※管理人が発行したマネパカードのデザインは2019年7月19日以前のものです。現在は黒をベースとした新デザインになっています。
・マネパカードのチャージ方法や利用準備
・FXを経由した場合のマネパカード利用準備
・旅行後のマネパカードからの出金方法
このページでは、マネパカードの利用準備・使い方など紹介していきます。
既にマネパカードの発行処理が完了している、という前提でお話を進めます。
まだ発行していない場合は、【こちら】のページからマネパカードの発行処理を行いましょう。
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「結局のところ何が一番お得なの?」という方はこちらをどうぞ。
この記事は、2019年9月頃の情報をもとに作成されています。
そのため、記事に関する情報が古くなっています。
最新情報は必ず公式ページよりご確認をお願いします。
※現在、サイトの情報を更新中です。ご迷惑をおかけ致しますがよろしくお願いいたします。
マネパカードで海外旅行前に必要な準備まとめ
マネパカードは海外旅行でとてもお得な海外プリペイドカードですが、旅行に行く前に準備しておくべきことがあります。
- マネパカードへの入金
- マネパカード内でのチャージ&両替手順
- FXを使った場合のチャージ&両替手順
- マネパに関する単語のおさらい&旅行前準備のまとめ
一つずつ確認していきましょう。
1.マネパカードへの入金
マネパカードはあくまでプリペイドカードなので、事前にチャージをしておかなければ使うことができません。
まずは、銀行からマネパカードへの入金処理をしていきます。
▲マネパカードから届く、口座開設通知書。
この書類に専用の振込先口座の記載があります。
マネパカードへの入金先は、口座開設通知書に記載があります。
人によって、入金先はそれぞれ専用のものとなっているので、確認しながら入金処理をしましょう。
入金を行うと、マネパカード運営が入金を確認してから、マネパ口座に移動されます。
口座への入金は、保護者とか、別の人からでも大丈夫なの?
それはダメなんだ。
マネパ口座への入金は、カードの持ち主の口座からじゃないとだめだよ。
つまり、留学中のお子さんなんかへ、お金を送りたい場合は、保護者口座⇒本人所有の銀行口座⇒マネパ口座と順を踏んで入金しないといけないんだ。
なるほど~!
ちなみに、振込を行う銀行としては、【住信SBIネット銀行】がおすすめです。
ランクにもよりますが、最悪でも月に1回までは、他行宛振込手数料が無料なので、この部分の手数料を節約することができます。
2.マネパカード内での両替&チャージ手順
口座にお金が入っていることが確認出来たら、両替&チャージ処理の手順を紹介していきます。
まずは、マネパFXとの連携をせずに、マネパカード単体で両替&チャージをする場合の手順を紹介していきます。
先に結論だけ述べてしまうと、初期設定であれば、指定の口座に入金するだけで、どこの国でも使える状態となっています。
初期設定状態で、自分のマネパ口座へ入金をすると、以下のような状態になります。

▲今回は試しに1万円を入金しました。
すると、カード利用可能額10,000円、総残高10,000円となっているのが分かります。
これは、「カードに10,000円が入っていて(総残高)、更に日本円としてチャージも済んでますよ(利用可能額)」という意味です。
あれ⁉特にチャージ処理はしてないよね?
なんで入金した金額がチャージされてるの?
それはね、「おまかせチャージ」という機能が働いているからだよ。
おまかせチャージとは、入金と同時に、指定の通貨へ自動的にチャージ処理を行う機能です。
初期設定の場合は、機能がONになっており、チャージ先通貨は「日本円」に指定されています。
だけど、日本円にチャージされてるってことは、他の通貨、例えば米ドルとかでは使えないんじゃないの?
そこで登場するのが「おまかせ両替」という機能なんだ。
おまかせ両替がONになっていれば、日本円にチャージされてる状態で、他の通貨が利用されても、自動的に必要な金額分、両替処理をしてくれて、使うことができるんだ。
なるほどね!
つまり、極論を言ってしまえば、おまかせ両替ON、おまかせチャージONになっている状態であれば、マネパ口座にお金を入れる以外に、特に何もする必要はないんだよ。
意外と簡単なんだね!
▲先ほどと同じ画像ですが、画面上部を見てください。
小さい文字ですが、※おまかせチャージON、※おまかせ両替ONとなっているのが分かります。
※初期設定では、どちらも機能ONになっています。
一つ気になったんだけど、おまかせ両替やおまかせチャージを使うことで、手数料が増えたりはしないの?
大丈夫!手数料は自分でチャージや両替をした場合と、全く同じだよ。
それを聞いて安心したよ!
仮に、もし自分でチャージや両替をしたいといった場合は、以下のような手順になります。(例として米ドルを使用)
- おまかせチャージをOFFにする
- 入金(この時点で日本円の未チャージ残高が増える)
- 日本円の未チャージ残高⇒米ドルの未チャージ残高へ両替
- 米ドルの未チャージ残高⇒米ドルチャージ
以上となります。
ただ、繰り返しになりますが、おまかせチャージON、おまかせ両替ONになっていれば、上記操作は不要です。
単純に両替するタイミングが変わるだけの話です。
また、おまかせチャージがONになってしまっている状態で入金をしてしまったら、ペイバック(払戻し)処理が必要になります。
ペイバック処理の手順は以下になります。
- おまかせ両替をOFFにする(ONの状態だと、ペイバックできません)
- ペイバック(チャージ済⇒未チャージへ資金の移動)
以上となります。
とにかくマネパカードの両替システムはややこしいんだけど、基本はおまかせ両替ON、おまかせチャージONにしておいて、入金をすれば問題ないよ。
3.FXを使った場合のチャージ&両替手順
一方で、マネパFXを使ったチャージは、また違う処理が必要になります。
正直、こちらの処理は先ほどよりややこしいです。
画面を見ながら、一緒に進めていきましょう。
▲状態としては、未チャージ10,000円となっています。
まずは、マネパカードのメニュー画面から、左下の「FX会員専用サイトへ」をクリックします。
▲続いて、マネパFXの管理画面から、「資産管理⇒振替移動」をクリックします。
▲この画面で、マネパカード(未チャージ残高)⇒マネパFXへ資金移動したり、逆にマネパFX⇒マネパカードへ資金移動をすることができます。
今回は、マネパカード⇒マネパFXへ資金移動するので、上記のように設定して「振替・移動確認」をクリックします。
▲移動内容の確認をして、問題がなければ、「振替・移動実行」をクリックします。
なお、日本円の移動の場合は、特に手数料などはかかりません。
▲続いて、マネパFXのトップ画面左に、「旧WEB取引画面(両替)」というメニューがあるので、これをクリックします。
▲画面が遷移するので、遷移先のメニューから、「口座紹介・両替⇒外貨両替」をクリックします。
▲外貨両替という項目が表示されるため、「両替前の通貨⇒両替後の通貨」を指定します。
今回は日本円⇒米ドルへ両替するため、「JPY 10,000⇒USD」という指定になります。
米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・香港ドルを使う予定の場合は、それぞれ個別に選択しましょう。
韓国ウォンやタイバーツなど、それ以外の通貨を利用する場合は、米ドルにチャージしておく必要があるので、米ドルへ両替します。
▲問題がなければ「両替実行」をクリックします。
ちなみに、ここでの※レートはマネパFXの提示するレート+0.2円の手数料となっています。
※マネパカード単体での米ドル両替の場合、レート+2.5円の手数料がかかります。
▲マネパFXでの両替が済んだら、再度、資金の移動処理を行います。
今度は、「マネパFX⇒マネパカード(チャージ済)」へ資金の移動をします。
▲確認をして問題がなければ、「振替・移動実行」を行います。
なお、マネパFX⇒マネパカードへ、外貨を移動する場合は、1%の手数料がかかります。
今回は91.90米ドルを移動するため、1%に当たる0.91米ドルが手数料として徴収されます。
▲マネパカードのトップページへ戻って米ドルがチャージされているか、確認しましょう。
赤丸で囲ってある部分をクリックして、「米ドルでのカード利用可能額を表示」を選択します。
▲申し訳ないです!
この部分のキャプチャを忘れていたため、旅行で使用後のキャプチャ画像となります。
本来なら、この部分は「90.99米ドル」と表示されます。
これでマネパFXを経由した、マネパカードの両替・チャージは完了となります。
なんだか、かなり複雑なんだね。
そうだね。
でも、上記画面の通り手順を踏んで行えばできるから、マネパカード+マネパFXを使う人はこのページをブックマークしておくと、困ったときに使えるかもしれないね。
4.マネパに関する単語のおさらい&旅行前準備のまとめ
ここまで旅行前のマネパカード準備(入金・両替・チャージ)について紹介してきまし
ですが、やはり分かりにくい部分があったと思うので、マネパカードに関する単語や、簡単なおさらいをしておこうと思います。
マネパカードのチャージ&両替に関する知識
★チャージ状態について
・未チャージ:マネパ口座へお金が入っているが、チャージはされていない状態。
⇒RPGゲームで言うところの、剣を持ってるけど、装備していない状態
・チャージ済:日本円か、その他5通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル)へのチャージが済んでいる状態
★米ドルやユーロなど、個別チャージできる通貨の利用に関して
マネパカードは個別に6通貨のチャージ(日本円・米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・香港ドル)ができます。
米ドルを使う(決済や海外ATMでの現金引出し)場合は、米ドルへのチャージが済んでいる状態にする必要があります。
一方、ユーロを使う場合は、ユーロへのチャージが済んでいる状態にする必要があります。
もしくは、日本円など他通貨へのチャージが済んだ状態で、おまかせ両替をONにしておく必要があります。
★韓国ウォンやタイバーツなど、個別チャージできない通貨の利用に関して
個別チャージできない通貨も、マネパカードは利用することができます。
そういった通貨を利用する場合は、事前に米ドルへチャージしておく必要があります。
米ドルへチャージが済んでいれば、米ドル⇒使用通貨への両替がMasterCardレート+2%手数料で自動的に行われます。
※米ドルにチャージが済んでいない場合でも、他通貨にチャージ済で、おまかせ両替ONになっていれば問題ありません。
おまかせチャージ
おまかせチャージがONになっていると、マネパ口座へ入金したタイミングで、指定の通貨へチャージ処理が行われます。
初期設定はONになっており、チャージ先は「日本円」となっています。
おまかせ両替
米ドルなどを利用した際に、日本円などにチャージがされていれば、自動的にマネパ特別レート+規定の手数料で、両替が行われ、使用可能になります。
このおまかせ両替を使用することによる、特別な手数料などは一切かかりません。
マネパカードの旅行前準備のおさらい
マネパカード単体として使う場合
おまかせ両替ON、おまかせチャージONにした状態で、指定のマネパ口座へ入金を済ませればOK。
マネパFXを経由して両替&チャージをしておきたい場合
指定5通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル)を使う場合は、マネパFXで両替後、マネパカードに資金移動処理+チャージを行う。
それ以外の通貨を使う場合は、マネパFXで米ドルへ両替してから、マネパカードに米ドル移動処理+チャージを行う必要がある。
マネパカードの旅行中の使い方
続いては、マネパカードを持って旅行に行った際の、旅行中の注意点を紹介していきます。
以下の3点に気をつけるようにしましょう。
- 海外ATMの使い方(別ページリンク)
- 利用確認メールを確認できるようにしておく
- 旅行中はこまめに利用のON/OFFを切り替える
一つずつ確認していきましょう。
海外ATMの使い方(別ページリンク)
まず、マネパカードを使った海外ATMからの現金引出しの方法ですが、この項目に関しては、別ページに詳しくまとめたので、必要な場合は【こちら】を参照ください。
利用確認メールを確認できるようにしておく
マネパカードを海外ATMやショッピング決済で利用すると、以下のようなメールが届きます。
メールは登録時に入力したメールアドレスに届きます。
旅行中は、逐一確認することをおすすめします。

▲マネパカードの利用確認メール
台湾ドルは「米ドル⇒台湾ドル」の利用となるため、※事前に米ドルにチャージを済ませておく必要があります。
※もしくは他の通貨にチャージが済んでる状態で、おまかせ両替をONにしておく。
ほとんどのクレカは利用確認メール機能がないから、この点はマネパカードのメリットと言えるね。
旅行中はこまめに利用のON/OFFを切り替える
マネパカードを持って海外に行く場合、最も気をつけたいのが、利用のON/OFF切り替えをこまめに行うということです。
マネパカードは手数料がお得な反面、不正利用補償の面が弱かったりします。
そういった弱点を補うためにあるのが、利用のON/OFF切り替えです。

▲カード一時停止・一時停止解除切り替え画面(利用のON/OFF切り替え)
この処理はマイページから、簡単にできるので、使わない時はこまめにOFFにしておくことで、万が一スキミングや盗難被害に遭った場合でも、不正利用を防ぐことができます。
ちょっとめんどくさいけど、不正利用補償がほぼないからこそ、この対応は必要だよ。
マネパカードの旅行後
旅行の後に行いたい処理が、余った残高を日本円として出金する、もしくは日本円として使うことですね。
余った金額をカードで使いたい場合は、例のごとく、日本円にチャージしておけばMasterCard加盟店で支払いに使うことができます。
余った残高を日本円に両替して出金する
こちらの手順を紹介していきます。
余った残高を日本円に両替して出金する
マネパカードの余った残高を日本円に両替して出金する手順を紹介していきます。
まず、大まかな流れとしては、以下の通りになります。(米ドルを例として用います。)
- 米ドルチャージ済⇒米ドル未チャージへ移動(ペイバック)
- 米ドル未チャージ⇒日本円未チャージへ両替
- 日本円未チャージ残高を指定の口座へ出金
それでは、画像付きで手順を紹介していきます。

▲まずは、チャージ済の米ドルを、未チャージに戻す作業から始めます。
これは日本円やユーロなど、他の通貨であっても、必要な作業になります。
※ちなみにペイバック処理は、おまかせ両替がONになっている状態では、行うことができません。
おまかせ両替をOFFにしてから、ペイバック処理を行いましょう。
画面左の「カードからペイバック」をクリックします。

▲画面の表示通り、ペイバック処理を進めていきます。

▲ペイバック処理が完了すると、残高照会画面で、未チャージ残高に資金が移動しているのが分かります。

▲続いて、画面左のメニューから、「外貨を日本円に両替」をクリックします。
米ドルのままでは、日本の銀行口座に出勤することができないので、米ドル⇒日本円へ両替処理をする必要があるのですね。

▲両替処理画面で、「米ドル⇒日本円」の処理を行っていきます。
この時注意として、「両替完了後、チャージしない」を選ぶようにしましょう。
両替後、チャージしてしまったら、また未チャージに戻す処理(ペイバック)をする必要があります。

▲両替が終わったら、いよいよ出金処理を行います。
マネパカードから出金する場合は、手数料が500円かかります。
マネパFXと連携している場合は、手数料無料で出金することができます。
まずは、マネパカード単体で出金する場合の方法を紹介します。
画面左のメニューから「銀行口座へ出金」をクリックします。

▲出金画面から、必要な額を入力して、出金依頼を実行します。

▲出金依頼が完了すると、上記のような出金依頼中情報が表示されます。
これで、処理は完了です。
FX口座から出金する場合は、先ほどのメニュー画面「FX口座で出金(無料)」をクリックします。

▲マネパFXを介した出金(手数料無料)をする場合は、マネパFXのメニューに移ります。
マネパFXのメニュー画面から、「資産管理⇒出金依頼」をクリックします。

▲出金依頼画面に移るため、必要な金額を入力して、実行すれば完了となります。
出金処理もなかなか手順が複雑だねー!
まとめ:マネパの使い方は複雑だけど、やっぱりお得なカード!
いかがでしたでしょうか。
マネパカードの使い方が複雑だと皆さん感じたのではないでしょうか?
ただ、複雑だからこそ、細かな柔軟性もあるとも言えます。
もちろん、それ以上に複雑な面に目が向きがちなので、使い方が分かりづらいと思ったり、今後も説明書を見ながら使いたいという場合は、是非このページをブックマークしておきましょう。
分からなくなったら、いつでもこのページを参考にしてみてください。
折角お得なカードなので、多少使い方が難しいから、使うのを辞めるというのも、もったいない話ですしね!
これからマネパカードを申し込むという方は、公式サイトからどうぞ!