韓国1泊2日がまさかの2泊3日に…土曜渋滞と地図アプリの罠でフライト逃した話

「たった1泊2日、軽く韓国でも行くか」――そんな気持ちで決めた旅行が、まさかの2泊3日に。想定外の渋滞、配車アプリが使えない、空港に間に合わない、そしてリファンドも失敗…。この記事では、筆者が実際に韓国旅行で経験したリアルなトラブルと、それを回避するための具体的な注意点をまとめます。同じようなプランを立てている人は必読です。

目次

旅の始まり:軽い気持ちでの韓国1泊2日プラン

当初の予定とその軽さ

週末に1泊2日で韓国へ。フライトも宿も決めて、「ヨジュのアウトレットで買い物して夕方の便で帰国」という気軽なプラン。予備日もなく、スケジュールは詰まり気味でした。

“2日目夕方帰国”という見通し

金浦空港発19:50の便に合わせて、当日は11:30にプロカンジャンケジャンでブランチ、その後アウトレットへ移動。買い物を終えて空港に向かえば、十分間に合う――そう思っていました。

予定崩壊:土曜日の渋滞と移動トラブル

11時半ブランチから始まった流れ

予定通り11:30にブランチを終え、Uberでヨジュプレミアムアウトレットへ出発。
しかし土曜日の大渋滞により、通常1時間半のところを2時間半かかって到着したのは14時
ここで既に予定は大きく狂っていました

アウトレットまでの移動2時間半、予定ずれ込み

アウトレット到着後、目当てのPRADAに並んだものの1時間待っても半分も進まず。
他のハイブラも似たようなものでとても入れそうにない。


唯一Fendyだけが列なしで入れたのでお買い物して、あとはクロックスなど列なしのショップで買い物を済ませ、16時には空港に向かおうとするも、ここでも問題が。

買い物で予想以上に手間取る/タクシー・Uber手配の難航

Uberを何度呼んでも車が見つからず、5連続キャンセル。通常車両からXLまで試しても全滅。
カカオTアプリでも捕まらず、結局1時間近くかけてようやくタクシーを確保。

すでに17時を過ぎていました。

地図アプリの“非対応渋滞”が致命的だった理由

Appleの地図アプリやGoogleMapでは到着予定18:30と表示。
しかし韓国現地で主流のNAVER MAPでは19:30と出ており、大幅なズレが。
ワンチャンGoogleMapの方が正しいことを祈って空港へ向かった。

なお、これはこの記事を書くために調べて知った事実なのだが、実は韓国ではセキュリティの観点から、海外製地図アプリに正確な渋滞情報を提供しておらず、NAVERだけが現地渋滞を正しく反映するらしい。

旅女子あや
つまりタクシー乗車時点で飛行機乗れないことが実は確定していたみたい

結果として強制延泊:空港で見た“最終便終了”の現実

荷物預け入れ制限ギリギリの状況

荷物の預け入れ締切は出発の1時間前、つまり19:50発なら18:50までに必要ですが、この時点でまだ空港の手前20kmにいたのです。もう

オンラインチェックインで救われた一人/もう一人アウト

同僚は翌日仕事があり、どうしても今日中に帰国したい。そこで急遽オンラインチェックインを試すと、一人分だけ成功。荷物を預けず身軽な状態であれば、搭乗1時間前の制限はクリアできます。
これで出発までに搭乗口にたどりつければ飛行機に乗れる!
そうすると空港に出発30分前に着いて搭乗口にダッシュすればワンチャン間に合う!?と希望が見えてきた。

なおもう一人分もオンラインチェックインしようとしたがオンラインチェックイン枠の座席がうまったからかエラーになりチェックインできず。。。
どちらにせよスーツケースを持ち帰る必要があるのでオンラインチェックインできたとしても乗ることはできないのだけども・・・

ようやく空港到着したが・・・

空港到着が20:30、すでにフライトは終了。
しかもチェックインカウンターも閉まり、誰もいない。
映画みたいにできるだけ早い便を予約したい!って職員にお願いしようと思ったのに そもそも職員がいない。
しかたなくTrip.comで明日の早朝のインチョン-羽田便を予約。

一人片道8万円とものすごく高いが仕方ない。
日曜日だからか残ってる便がほとんどないなかった。 下手するとさらに延泊が必要になるのでしかたない。

宿泊先確保と“ロボットホテル”という思わぬ体験

Trip.comでインチョン空港のステーションホテルを予約。
空港の敷地内で出発ロビーまで車で5分の場所で、なんとルームサービスはロボットが運んでくれるハイテクホテル。思わぬ形で未来感を味わえたのは不幸中の幸いでした。

翌朝Uber不可・シャトル待ちでギリギリの空港到着

朝、Uberを呼ぼうとしたら空港敷地内は配車禁止エリアで呼べず。
シャトルバスは1時間に1本。時間に間に合うか不安な中、ホテルフロントに相談してタクシーを手配してもらい、ようやく空港に到着できました。

タックスリファンド受け取れず、悲しすぎた結末

フライトは7:25発。搭乗手続きが始まるのは7時前。
しかしタックスリファンド窓口が開くのは7時からで間に合わず。Fendyでの高額購入分のリファンド(約3万円分)を逃しました。

旅女子あや
私の3万円。。。

同じような境遇になった人が気をつけるべきポイント

① 渋滞予測/地図アプリ選び(韓国では海外アプリが弱い)

GoogleMapやApple地図は韓国の渋滞を正確に反映しない。現地用のNAVER MAPを必ず使うこと
これは国防上の規制による制限で、他国製アプリでは正しい交通状況が見られない。

② 土日・休日の移動時間は余裕を持つ

土日は高速道路も市街地も大混雑。時間通りに着くと考えず、最低でも予定の2倍は余裕をもって行動した方が良い。なお今回は行きも帰りも予定の2倍ぐらいの時間がかかっている。

③ 空港チェックイン/荷物預け入れの時間ルールを理解する

預け入れ荷物はフライトの1時間前までと思っておく。(航空会社により50分前まで受け付けてくれることもある)
オンラインチェックインで身軽にしておけばギリギリでも搭乗可能な場合もあるが、これは非常手段。

④ 代替手段の確保:Uberやタクシーが使えない/捕まらない可能性

Uberが全く機能しないこともある。カカオTなど複数アプリを併用し、最悪は現地で拾えるよう主要道路沿いに出ることも想定しておくべき。
また飛行機の時間など絶対に遅れることができない場合は時間が読みやすい電車を優先するのもあり。

⑤ タックスリファンド・空港窓口の開始時間まで確認

早朝便の場合、リファンド窓口が開く前に搭乗手続きが始まる。必ず前日に営業時間を確認しておこう。
金浦空港の場合7時から22時

⑥ 予備プラン(帰国便変更・延泊)を頭に入れておく

万一に備えてTrip.comや航空会社公式での代替便確認、近隣ホテルのリストアップは必須。気軽な旅行こそ「保険」が必要。

まとめ&教訓

1泊2日でも気を抜いたら大きなトラブルに繋がる。
韓国の特殊事情や土日の交通事情、アプリ依存の危険性を理解した上で、余裕あるプランを立てるべき。
特に「空港へ向かう道中の渋滞」は旅行のすべてを壊す引き金になる。

よくある質問(FAQ)

Q1. 韓国旅行ではGoogle Mapは使えないの?

A. 使えますが渋滞情報が反映されず、到着時間の予測精度が低いです。また他国ではできる徒歩でのルート検索、予想到着時間が韓国ではでません。これは韓国の国防上の理由で外国製地図アプリへの情報が制限されているためです。
NAVER MAPの利用が必須です。ブラウザからも使えますがアプリ版が使いやすくてお薦めです。iOS、Android版アプリがそれぞれあり

Q2. Uberが使えないエリアってある?

A. あります。特に空港敷地内などは配車が制限されており、アプリ上でも呼べないケースが多いです。

Q3. タックスリファンドは空港で必ずできる?

A. できる場合が多いですが、窓口が早朝に開いていないと機械での処理ができないものもあり、確実に受け取れるとは限りません。韓国の場合7時~22時が営業時間のようです。

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この記事を書いた人

世界を巡る旅行が大好きなフリーランサー。新しい文化や歴史に触れることで、多彩な視点から旅の魅力を伝えます。旅の思い出や役立つ情報を、皆さんと共有したいと思っています。

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