次男がこの夏フィリピンのセブ島に留学することに!
しかしフィリピンでは15才未満の子供が実の親なしに入国するには公証役場でアポスティーユが必要らしい。
なんのこっちゃ???
と手探りで実際にやってみたのでその記録を残します!
公証役場でアポスティーユって?
フィリピンでは15才未満の未成年者が単独もしくは両親以外と渡航する場合にはWEG(Waiver of Exclusion Ground)の提出が必要で その際にアポスティーユが必要です。
アポスティーユとは日本の公文書が確かに日本の公的機関によって発行されたものであると外国に証明するための物だそうです。
ようは親が同意の上で子供を留学させますよ~ってことを日本国公式にフィリピンに伝えるための文章だと思っておけばだいたいOKだと思います。
外務省の公式ページによると以下の通り
公印確認,アポスティーユは,どちらも日本の官公署,自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のことです。外国での各種手続き(婚姻・離婚・出生,査証取得,会社設立,不動産購入など)のために日本の公文書を提出する必要が生じ,その提出先機関から,外務省の証明を取得するよう求められた場合,また日本にある提出先国の大使館・(総)領事館の領事による認証(=領事認証)取得に際して要求された場合に必要になります。よって,外国の提出機関あるいは駐日大使館・(総)領事館が求めている場合のみ申請をして頂くことになります。
引用元:外務省公式ページ
って文章ね
申請の流れ
ワンストップサービス対応している公証役場一覧から最寄りを探して来所予約。
7月頭に電話したら混雑してるらしく最短で空いているのが2週間後でした。
スマ留用意のテンプレートに従って1枚記入し、それをコピーして2部にした。
最後の署名は絶対にしないこと。
最後の署名は公証人の前で記入する必要があるので記入してしまうと公証役場で追い返されていまう。
書類2部と本人の身分確認証を持って公証役場へ。
- 身分証のコピーを取られ、書類に不備がないか事務員さんのチェック
- 公証人の前で嘘偽りないことを宣誓して、公証人の目の前で自筆署名を2部する
- その後ワンストップサービスのために15分ほど待たされた後書類を受け取る
こんな感じでトータル30分かからずにあっさり終了でした。
以下のような書類をもらえればOKのようです。
自分で用意した宣誓書と3枚ホッチキスでとめて渡されるでそれをそのままフィリピンの空港で出せばいいようです。
当日の準備、注意点
書類作成の注意点
最後の署名を絶対に家でしないこと!
公証役場の人にも口を酸っぱくして言われますが絶対に署名しないこと!
公証役場までわざわざ書類を持って行くのは本人が自分の意思でサインしたことを公証人に見届けてもらうためです。
そのため最後の署名欄は空欄のままにしておいてください。
当日の持ち物
公証役場への来所の電話予約時にも言われると思いますが必須の物は以下の2つでした。
- 宣誓書を2部(最後の署名は未記入で!)
- 親の身分証明書
自分は運転免許証のコピーを求められました。
また必須ではないですが以下は持って行った方が良い物です。
- 親と子のそれぞれのパスポート
- スマ留からもらったWEGの説明書
- 宣誓書の予備を複数枚
パスポートは事務員さんが書類チェックの際に確認するだけなので必須ではないです。
来所予約の際もいわれませんでした。
WEGの説明書は電話予約の際にできれば持ってきて、といわれて持って行きました。
実際に行ってみてわかりましたが 公証役場のメイン業務は遺言状や任意後見契約などであり、 留学のためのWEGはかなり例外的な業務のようです。
持って行った説明書をかなり熱心に事務の方が読まれていましたし、公証人の方も内容について確認していました。
プロなのでなくてもなんとかするとは思いますが安全のために持って行った方がいいと思います。
最後に宣誓書の予備を 記入済みの物のコピーを2部と 未記入の用紙を2部持って行きました。
これは失敗した時にその場で修正できるようにするための保険です。
自分は幸いにして一発でうまくできましたので使わずに終わりましたが 書類不備で次に来所できるのが2週間後、、、とかもありえない話ではないので念のため持って行った方がよさそうです。
料金
自分がお願いした小岩公証役場は1万7千円でクレジットカード払いできました。
しかし場所によって変わるそうなので来所予約時に確認された方がいいと思います。
まとめ
人生初の公証役場でアポスティーユでしたが 何の問題もなくあっさり終了してしまい拍子抜けでした。
難しそうなイメージでしたが 難しいことは何もないので安心して作業してください。