北京レジャー観光で行くべき3大スポットまとめ~PopLand、ユニバ、北京動物園

北京でレジャーを楽しむなら、単なる歴史・文化観光を越えて「テーマパーク・動物園・キャラクター体験」の三角を押さえることで、旅行全体の満足度がぐっと高まる。筆者は11月中旬に4泊5日で北京を訪れ、コートがぎりぎり必要な日もあった中、移動手段をDiDi一本に絞り、3スポットすべてを巡った。滞在時間・雰囲気・対象層を一覧で比較してみよう。

それぞれの特徴と所要時間をざっくり比較(一覧)

スポット名 特徴 おすすめ層 滞在時間目安
Pop Land 北京 ラブブで有名なキャラクター展示・グッズ重視。体験型遊具は少なめ。 ラブブやポップマートのグッズ好き・SNS投稿狙い・半日観光 半日
(4時間実績)
北京ユニバーサル・スタジオ アトラクション重視、丸1日使えるテーマパーク。 テーマパーク好き・家族連れ・映画ファン 1日
(朝〜夜まで実績)
北京動物園 パンダ10匹、孫悟空のモデルのキンシコウ等の生物展示。
歩く距離あり。
子連れ・落ち着いた観光希望者
パンダ好き
半日
(約3時間実績)

アクセス地図

3施設の位置関係を押さえると、宿泊地から効率よく回れる。Pop Landが東部、ユニバーサルも通州区東部、動物園が市中心の西寄りという地理。移動はDiDiで30〜40分前後が目安(渋滞時+10分)だった。

目次

Pop Land 北京(ポップランド)

基本情報・場所

POP MARTが手掛ける初のテーマパーク「Pop Land Beijing」は、北京市朝陽区の朝陽公園エリアに位置。敷地約4万㎡で、キャラクター「Molly」「Labubu」「Dimoo」などの世界観を立体的に体験できる施設だ。

行き方(DiDiでの配車移動)

筆者は北京市内ホテルからDiDiで直行。所要時間は約30分、料金目安は約30人民元(約600円)。アプリで目的地を「Pop Land 」と入力すれば問題なく到着。北京はタクシー代が安いので頑張って地下鉄で移動するよりDiDiでの移動がお勧め。

チケット料金と買い方

訪問は初日の午後。ホテルで荷物を置いてから15:30に到着し、チケットは現地で購入。平日で待ち時間もなく、当日窓口でもスムーズだった。英語でやりとりしたが理解できないところは翻訳アプリも使って詳しく説明してくれて非常に親切だった。
大人料金は3回ゲーム券つきで約118元(約2,600円)、入場券のみであれば88元(約1,950円)
WeChat PayかAlipayでの電子決済もしくは現金のみでクレジットカードはNGだった。

なお現在園内の大部分が工事中との説明を受けたけれど おそらく新エリア作成の工事中のようです。 新エリアが完成すれば広さが数倍に広がりそうで 完成後にぜひまた行きたいです。

限定グッズ・ショップ・フォトスポット

園内にはPOP MART公式ショップが複数点在し、MollyやSkullpanda、Labubuの限定フィギュアや雑貨を販売。展示と売場が融合しており、巨大フィギュア前にはフォトスポットとしての行列も。さらに、別日に訪れた「ユニバーサル・シティ」エリアにもPOP MARTの大型店舗があり、ポップランドで買えなかったグッズを補完できた。

ミニゲームで賞品ゲット

園内のメインコンテンツは園内に複数ある賞品付きミニゲーム。
3回のゲーム券付き入場券を使ってもプレイできるし AliPay払いでプレイすることもできる。 

実際にゲットした戦利品

コイン落としゲームが面白くて、、、というか特等のサメラブブが欲しくて頑張って全種コンプリートしました。 同じ穴に6枚中5枚のコインを落とせば特等ゲットで、運ゲーのように見えてテクニックも必要で何度も繰り返し頑張っちゃいました。

行って感じたメリット・デメリット

  • メリット:グッズの種類が非常に豊富で、コレクター気質の人にはたまらない空間。展示も写真映えに特化しており、SNS投稿目的なら最高のスポット。また賞品つきのミニゲームが複数あり楽しい
  • デメリット:アトラクションは1つしかないため、遊園地としての楽しさは薄め。展示を見て買い物する構成なので、ラブブやスカルパンダなどポップマートファン以外にはやや退屈かも。
  • 総評:15:30〜19:00の滞在でも満足度は非常に高かった。特に「旅行初日の午後から軽めにスタートしたい」というニーズに完璧にマッチする場所だった。

北京ユニバーサル・スタジオ

チケット購入とアクセス

筆者は3日目に訪問し、朝から夜まで丸1日滞在。チケットはユニバーサルスタジオ北京アプリ上で528人民元(約1.2万円)で事前予約しスムーズに入場できた。予約時にはパスポート番号の入力が必須で、当日の入場時にもパスポート原本を入場ゲートの機械に通すことで入場するため、必ず携帯しておくこと。
QRコードの発行はなく空港の入国ゲートのようにパスポートでの入場のため注意が必要。

アクセスはDiDiを利用し、市内中心部のホテルから約40分で68人民元(約1,500円)。地下鉄でも行けるが、混雑や乗り換えの手間を考えると、配車移動が圧倒的に快適だった。

待ち時間・混雑の印象

平日でも人気アトラクションは30〜40分待ち。特にジュラシック・ワールド・アドベンチャーやハリーポッターのエリアは常に混雑していた。

ただ全体的には想像以上に空いていた。5~10分待ちのアトラクションが半分近くあり、その5分も乗り場まで歩く時間で5分かかってしまうだけで実質待ちがほぼ0の物も。 もっと大人数が来る想定で作られていた物の今回訪れた日は平日のためか全体的にガラガラだった。

エクスプレスパス(Express Pass)について

ハリーポッターなどの人気アトラクションにはExpress Passがあり、セット3などのパックもあるがExpress Passの設定があっても待ち時間がほぼ0のアトラクションもあるため単品での購入がお勧め
セット3の場合決まったアトラクションしか乗れないので乗りたい物だけを選べる単品がお薦め

Express Passはユニバーサル北京の専用アプリから購入なのでPlay StoreやApp Storeで事前にダウンロードしておこう。
なおAliPayのミニアプリでもユニバーサル・スタジオ北京のアプリはあるが中国語オンリーなので注意。 AppStore等からダウンロードした物は英語なので特に操作で困ることはなかった

ExpressPassは一つにつき120~170元(約2,500~4,000円)とやや高額だが時間優先で 自分達はハリーポッター、ジュラシックワールドアドベンチャー、ジュラシック・フライヤーズはどれも待ち時間が40分近かったため利用した。

ExpressPassは購入後QRコードなどは出てこず使い方に戸惑うかもしれないが、ExpressPassの機械に顔を近づけると顔認証で通過することができる。
なお購入してから機械に反映するまでに若干のタイムラグがあるようで購入した直後だとエラーになることもある。体感で10秒だとダメだったが、20秒待てば行けた印象。
少し待ってから認証してみよう。

https://twitter.com/tabitsuuka/status/1988522420903522685

日本USJとの違い

ユニバーサル・スタジオ北京は2021年開業の新しい施設で、7つのテーマエリアと37のアトラクションを持つ。日本のUSJに比べ、敷地が広く動線にも余裕がある。飲食やグッズも中国オリジナル商品が多く、特に現地らしい雰囲気を楽しめる。一方、日本語案内や外国人向けのサポートは控えめで、基本は英語+アプリ翻訳が必須になる。ただスタッフは親切で片言の英語や翻訳アプリでお願いしてもとても親切に対応してくれる。

おすすめアトラクション

最も印象に残ったのは「ジュラシック・ワールド・アドベンチャー」。ライド型アトラクションで、恐竜の動きがリアルすぎて「本物が目の前を歩いているような感覚」を覚えた。
大阪のUSJにはないアトラクションで日本のジュラシック系のアトラクションとは別格と断言できるレベル。
あまりに良かったので筆者は2回連続で体験してしまった。

他にも、ハリーポッターエリアやミニオンは完全にUSJと同じものの中国語版だった。これはロスのユニバも同様だったので全ユニバー共通の仕様なのかも?

完成度が高かったが、ジュラシックは段違いだった。

行ってわかった注意点

  • 荷物検査が非常に厳格で、ペットボトル飲料や食品の持ち込みは制限される。
  • 園内の飲食・物販価格は高め。水1本で10〜15元が目安。園内はクレジットカードが使えるところがほとんどだがAlipayやWeChat Payの方が楽。
    クレジットカードだと必ずサインをしないと行けないのに対し AliPayとかならQRコードかざすだけで完了するので即時決済完了できる
  • 園内はとにかく広いため、1日で2万歩以上歩く可能性も。スニーカー必須、天候に合わせて服装調整も忘れずに。

補足だが、園内外をつなぐ「ユニバーサル・シティ」にはPOP MARTの大型ショップもあり、ポップランドと合わせて訪れるとグッズ収集の満足度がより高まる。

北京動物園

チケット購入と入場ゲート

訪問は旅行4日目の午前。チケットは事前にWeChatミニプログラム上で予約し、当日はスマホ上のQRコードでそのまま入場できた。一人14人民元(約300円)。予約時にはパスポート番号の登録が必須で、入場時にもパスポート原本の提示が求められた。入り口ではスタッフがスキャンと本人確認を行っており、観光客も多くスムーズに対応してくれた。最寄りの南門ゲートはDiDiでのアクセスも良く、車寄せでそのまま降りられる。

パンダ館のリアルな混雑

10時前後に入場したがパンダたちの朝ご飯の時間だったようで人が集中していた。日本の上野動物園とは異なり15分程度の完全入れ替え制だった。入場すると自分の好きな場所で移動のアナウンスが出るまで自由にパンダを見ることができる。

パンダのベストショットを撮ろうと2メートルぐらいの棒の先にカメラをつけて撮影している人も多数いた。その撮影ガチ勢は入れ替え時間になると走って出た直後にそのまますぐに入場列に並んで再入場しているのが印象的だった。

朝ご飯の時間だったからかパンダは非常に活動的でよく動いていて 日本で見たいつも眠そうにしているパンダは何?ってレベルで笹を食べていたり ボールで遊んだり非常に活動的でかわいかった。

ただパンダカフェで一休みした後の11時半頃に再度訪れたらグッスリ寝ていて動かなかったので時間帯により活動量がかわるようだ。

後日調べてみると朝食時間の9時~10時半ぐらいと夕方の15時~17時頃が活動的で狙い目らしい。
パンダ館は南ゲートから入園すると目の前なのでまずパンダ館から見ることをお薦めする。

園内の広さと歩いた所要時間

園全体はかなり広いが、筆者はパンダと孫悟空のモデルになったとされる金絲猴(キンシコウ)だけを目当てに訪問。見学後は2〜3時間ほどで退園した。園内は非常に広いので全部回ろうと思ったら丸1日かかりそうなので目当てのものを決めて回ることをお薦めする。

なお園内には1回10人民元の有料カートが走っており見たい動物名を告げるとその場所まで連れて行ってもらうことができる。 パンダを見た後カートに乗ってキンシコウのところまで10分ぐらいかけて載せてもらった。
ただしこのカートは現金払いのみなので注意が必要!

旅行者向け注意点

  • 園内に売店やレストランはあるが、味・清潔感は場所によって差が大きい。軽食や飲み物は事前準備が安心。
  • トイレはあるが数が少ないので見つけたときに行っておいた方がいい。清掃は比較的行き届いている印象。
  • 園内の案内表示は中国語中心。英語案内は最小限のため、翻訳アプリもしくはChatGPTとの併用推奨。

3スポットの比較まとめ

“1日で行くならどこが最適か”

もし1日しか時間がないなら、旅の目的によって最適なスポットは変わる。

午後から軽めに観光したい場合はPop Land Beijing。初日や移動後でも気軽に回れる構成で、写真映えや限定グッズを楽しみたい人に最適。

本格的に1日遊び倒したいならユニバーサル・スタジオ北京。アトラクション重視で、事前準備をしっかりして挑むべき。

動物を見てゆったり過ごしたいなら北京動物園。朝の混雑を避けて訪問すれば、快適に見学可能だ。

“北京旅行で3泊4日はどう組むべきか”

筆者が実際に4泊5日滞在した中から、無理なく回れるスケジュール例を紹介する。

  • 1日目:午後着 → ホテルに荷物を預け → Pop Land Beijing(15:30〜19:00)
  • 3日目:万里の長城、天安門、故宮(紫禁城)観光
  • 3日目:終日ユニバーサル・スタジオ北京
  • 4日目:午前:北京動物園(2〜3時間)→ 午後:市内観光・買い物
  • 5日目:予備日/帰国準備/体力回復用スロープラン

このスケジュールであれば、各スポットに無理なく時間を割きつつ、疲労も最小限に抑えられる。移動はすべてDiDiで統一すれば、乗換えの手間もなく非常にスムーズ。

結論

北京でのレジャー観光は、単なる観光名所巡りとはまったく異なる魅力がある。

Pop Landでは映える展示とグッズを、ユニバーサル・スタジオでは世界水準のアトラクションを、そして北京動物園では中国ならではの希少動物を間近に見られる。

それぞれの目的と滞在時間に応じて選べば、旅の満足度は大きく変わる。
筆者は4泊5日で全てを実際に訪れたが、それぞれにしかない体験価値があった。DiDiによる移動、事前のチケット準備、パスポート携帯の整備さえできていれば、11月の北京でも快適に観光を楽しむことができる。

よくある質問(FAQ)

Q1:DiDiの北京での使い方は難しい?

Uberとほぼ同じ操作感。目的地を英語で入力すれば自動で中国語に変換されるため、筆者は一度も困ることはなかった。乗車・支払いもアプリ内で完結するため、中国語が話せなくても問題なし。

Q2:Pop Landはアトラクションなしでも楽しめる?

楽しめる。体験型の遊具はないが、展示とフォトスポット、ショップの充実度が高く、特にラブブやスカルパンダなどのグッズ好きやSNS投稿目的の人には向いている。筆者も15:30〜19:00の滞在で満足できた。

Q3:北京観光に冬用の服は必要?

11月中旬の北京は東京と同程度の寒さで、日によっては薄手のコートが必要な日もあった。特に屋外施設では風が冷たいため、防風性のある軽量アウターがあると安心。

また万里の長城は北京市内より5度ぐらい低いので

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この記事を書いた人

世界を巡る旅行が大好きなフリーランサー。新しい文化や歴史に触れることで、多彩な視点から旅の魅力を伝えます。旅の思い出や役立つ情報を、皆さんと共有したいと思っています。

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