スマ留 で申し込んだセブ島のGLCで2週間留学した次男が無事帰国したのでまとめたよ
学校の授業から異文化体験、オスロブでジンベイザメを見たり楽しかったみたい
出国してからのセブでの様子、帰ってきてからの心境をインタビューしてまとめたよ
留学初日:空港でのエピソード
セブ島での2週間の留学は空港から始まりました。
成田空港まで一緒に行き、カウンターでの手続は次男が一人でするのを後ろから見守りました。
15歳未満が一人で渡航する場合フィリピン航空はスタッフが誘導係として搭乗ゲートまで導いたり 到着後入国まで手助けしてくれるとのことで・・・
フィリピン入国は若干の不安があるため手助けを頼みました。
そしていざ出発。 初一人旅、初海外頑張ってこいよ~っと。
行きの飛行機は準備編の通り運良くエコノミー料金でビジネスクラスを利用しました。、和食が提供され、CAさんがパンを選ばせてくれるなど、快適なフライトを楽しむことができました。しかし、帰りのエコノミークラスとは天と地の差を感じたといいます。
機内ではKindleで「本好きの下剋上」を読んでリラックスしていました。暖かいパンをCAさんが持ってきてくれて薦めてくれたのがうれしかったそうです。
そしてフィリピン入国時 WEG提出で少し手間取りましたが、フィリピン航空のスタッフが親切に対応してくれたおかげで、無事に通過することができました。
セブ島到着後迎えのスタッフとスムーズに合流でき、「Hi, I’m ○○!」と英語でやりとりをする場面もありました。空港から車で20分ほどで寮に無事到着。
次男は留学中に写真は一枚も撮らず。。。
以降はイメージイラストでお届けします
セブ島の学生寮での生活
到着後、まず案内されたのは学生寮です。日本人のスタッフから寮の規則や次の日のオリエンテーションの流れ、洗濯の方法などについて説明を受けました。部屋に案内され、鍵を受け取った後は荷物の整理をしながら、一人で過ごす初日の夜を迎えました。同室の人はその時点ではおらず、翌朝は少し遅めに起きて、初めての寮の朝食を楽しみました。
寮の食事はビュッフェ形式で、毎日白米やチャーハン、日替わりの具材が入ったスープ、茹でた野菜、フルーツ(スイカやバナナ)、パン(カステラ風や普通のパン)、日替わりのジュース(アイスティ、キュウリジュース、レモネードなど)などが提供されました。特にお気に入りは白米とチャーハン、フルーツジュースだったそうです。寮には売店もあり、ジュースやお菓子、アイスクリームなども購入することができ、夜遅くまで開いていたことも便利だったと言います。
学校でのオリエンテーションと初日の様子
留学初週の月曜日、オリエンテーションが行われました。
参加者は20~30人ほどで、そのほとんどが日本人、一人だけ台湾からの参加者がいました。オリエンテーションは教室で行われ、寮や学校の規則についての説明が日本語で行われました。またWiFiのパスワードもこの時にもらったそうです。(それまではフリーWiFiを使っていたそうです)
参加者全員が英語で自己紹介をする場面もあり、「Hello, I’m ○○. Nice to meet you.」という簡単な形で自己紹介が進められました。
中2の次男でも困ることなくできたそうです。
その後、名前を呼ばれてパスポートのチェックが行われ、二つのグループに分かれて寮や学校の施設を案内されました。オリエンテーションの後、全員で車に乗り、アヤラモールというショッピングモールに向かいました。ほとんどの参加者が両替をして後、1時間ほどの自由時間が設けられました。
次男はショッピングモール内のスーパーで飲み物や御菓子を買っていたそうです。
その後寮に戻って昼食後、午後からはテストの後、早速授業が始まりました。
授業の詳細と学びの内容
授業は毎日6時間。朝9時から3時間で昼休憩1時間挟んで午後に3時間で16時に終了でした。50分授業に10分休憩をマンツーマンで受けました。授業ごとに先生の需要用スペースに移動して授業を受けました。
1限目はA先生、2限目はB先生・・・といった具合に先生は時間毎に替わりましたが 2週間を通して1限目の先生はずっとA先生、2限目はずっとB先生、と合計6人の先生が毎日1時間ずつ教えてくれました。
留学初週は、基礎レベルのクラス(A1)で授業を受けました。内容は主に単語を覚える授業や、発表のテクニックを学ぶもので、先生の質問に対して答える形式が主流でした。例えば、「好きな食べ物は?」という質問に対して、1問につき2文程度で答えるように指導されました。これにより、コミュニケーション能力の向上を図ることができました。
授業では、「PREP」メソッドという英語のスピーキングスキルを向上させるための技術も学びました。このメソッドは以下のように構成されています:
- P = Point(要点): 伝えたい主張や結論
- R = Reason(理由): 主張を支える理由
- E = Example(具体例): 主張や理由を裏付ける具体的な事例
- P = Point(要点): 再度主張を繰り返す
このメソッドを通じて、より効果的に意見を伝える技術を身につけることができました。
単語やフレーズはほとんどが新しいもので、例えば「聴診器(stethoscope)」や「心電図計(Electrocardiograph)」、医療用語なども含まれており、難易度は高かったものの、興味深いものでした。
先生との英語での会話は楽しく、時には「バロット(孵化寸前のアヒルの卵)」などフィリピン独特の食文化についても話題が広がり、充実した学びの時間を過ごしました。
普段中学校で教わる英語とは全くの別物だったそうです。発表したり議論を意識した物でとても刺激的だったようです。
せっかくなら食べてみれば良かったのに…
寮での生活のリアルな感想
寮での生活は、次男にとって初めての一人暮らしの体験でもありました。寮の部屋は広く、同室の人が外泊が多く留守がちだったため、自由に過ごすことができました。
夜遅くまでゲームをしても誰にも怒られず、一人暮らしならではの特権だと楽しんでいた様子が伺えます。フィリピンでの生活は全体的に自由で、リラックスできる環境が整っていましたが、寮にはいくつかの禁止事項もありました。例えば、
寮での禁止事項
入学する前段階では一切わからなかったのですが禁止事項がいくつかありました。
寮での禁止事項
- 飲酒、酒類の持ち込み
- ドリアンの持ち込み
- 寮内での一切の調理禁止
- 蚊取り線香等火を使う物禁止
- 喫煙室以外での喫煙禁止
- 15歳未満はプールとゲームルームの利用禁止
- 子供(18才以下)は門限20時
これらの規則は、安全と秩序を保つためのものであり親としてはむしろあってよかったと思います。
プールが使えなかったのは残念ですがおそらく安全上の理由だと思うのでいたしかたありません。
寮でのWiFi
寮のWiFiは時々接続が遅くなることはあるもののYouTubeも見られたしValorantで遊ぶこともできました。
快適に遊べたようでした。。
1ヶ月に10GBまでの利用制限もありましたが ひっかかることなく最後まで使えました。
週末のアクティビティと特別な体験
オスロブでジンベイザメ
学校のアクティビティでオスロブでのジンベイザメとの遭遇しました。
友達と一緒に学校のバスでオスロブまで向かい、海に潜ってジンベイザメを間近で観察することができました。海に入ると、すぐに大きなジンベイザメが現れ、その迫力に圧倒されました。
ガイドの指示に従いながら、2~3メートルの距離まで近づいて観察し、その大きさと美しさに感動したと話していました。
ショッピングモールや地元スーパーへ
またタクシーを使って友達とショッピングモールに出かけたり、近所のスーパーでジュースやお菓子を買ったりすることもありました。これらの活動を通じて、フィリピンの文化や生活に直接触れ、異なる国の生活スタイルを学ぶ貴重な体験ができたと言います。
タクシーもGoogleMapで目的地示して片言の英語で頑張ったみたいです。
なお子供だからか買った物はジュースや御菓子ばかりで寮で全て食べてしまったそうです。
留学を通じて得たものと感じたこと
次男にとって、今回のセブ島留学は単なる英語学習の機会以上のものでした。
特に強く感じたのは、外国で生活するということの現実です。例えば、どんなに喉が渇いていても、水道水をそのまま飲むことができないという状況は、日本では考えられない不便さでした。
この経験を通じて、日本の当たり前の環境がいかに恵まれているかを再認識する機会となりました。
また、英語でのコミュニケーションが上達したことだけでなく、異文化に対する理解や順応性も高まったと感じています。フィリピンの人々の温かさや、日常生活での小さな発見が多く、留学全体を通して成長を実感できたと話しています。
帰国後の感想と振り返り
帰国後、次男はセブ島での生活や体験を家族や友人に興奮気味に話していました。
フィリピンでの自由でリラックスした生活、毎日新しいことを学び続ける授業、週末のアクティビティでの冒険など、全てが貴重な思い出となったようです。
特に、ジンベイザメとの遭遇や初めての一人暮らしの経験は、大きなインパクトを与えた出来事でした。
次男は、この留学を通じて得た自信や英語力をさらに伸ばしていきたいと考えており、今後も海外での学びやチャレンジに積極的に取り組みたいという意欲を持っています。帰国後も英語の勉強を続け、次の目標に向けて準備を進めているようです。
「来年もまた留学行く?」と聞いたら「うん!」と元気よく即答していました。
その時の表情を見ると留学楽しかったんだな、というのがよくわかりました。
寮の食事とフィリピン料理の味わい
次男が生活した寮で提供された食事は、ビュッフェ形式で、毎日のようにメニューが変わりました。
主食には白米とチャーハンが常にあり、どちらも美味しく感じたようです。
チャーハンの具材は日替わりで、スープや茹でた野菜、フルーツ、パンなども豊富に用意されていました。特に、スイカやバナナといったフルーツはお気に入りで、朝食にはゆで卵や目玉焼き、コーンフレークもありました。また、日替わりで提供されるジュースも魅力的で、アイスティやレモネードなどの他に、フィリピンならではのキュウリジュースなどもありました。
しかし、次男はフィリピン料理全般が味付けが濃く感じることもあったと話しています。
学校の先生にその話をすると「oily(油っぽい)」と言っていたそうです。
またキュウリジュースは最初は美味しくなかったものの、2回目に飲んだ時には少し甘さを感じられるようになり、慣れてきた様子が伺えます。
フィリピンの学校と日本の学校の違い
フィリピンの語学学校で受けた授業は、毎日6時間、集中して英語を学ぶものでした。
日本の学校と比べて、英語のスピーキングやリスニングに特化した内容であり、コミュニケーション能力を高めるための実践的なアプローチが採用されていました。
初めは、授業前に少し不安を感じていた次男でしたが、実際に授業が始まると、英語で先生と対話する楽しさを実感し、積極的に参加するようになりました。特に、「好きな食べ物は何ですか?」というような簡単な質問から始まり、徐々に「おすすめの食べ物は?」などの深掘り質問に発展するスタイルが気に入ったようです。
授業のレベルも週ごとに上がり、2週目には文法や現在形、過去形、助動詞、現在進行形などを学ぶ機会が増え、英語力の向上を実感することができました。
授業外での交流と友人関係の広がり
次男の留学生活は、授業時間だけでなく、授業外の時間も充実していました。
特に、寮での生活やアクティビティを通じて、多くの友人を作ることができました。
寮の高校生と一緒に、アヤラモールへ買い物に行くことが多かったです。
タクシーを利用して、Googleマップで目的地を示しながら、英語で会話をし、目的地までスムーズに移動することができました。 また土日は寮から出るシャトルバスを利用したこともありました。
また、ショッピングモール内のフードコートでラーメンを食べたり、ジュースやお菓子を買って寮に戻ったりと、気軽に日常の楽しみを共有することで、友人との絆を深めていきました。こうした経験を通じて、次男は異文化交流の楽しさを学び、国境を越えた友情の大切さを感じ取ることができたようです。
お金やeSIMについて
お金について
準備編に書いた通り5万ペソ持たせたのですが最終的に2.1万ペソほど余りました。
中学生なのでお金の使い道がジュースと御菓子がほとんどだったのでほとんどが余ってしまいました。
eSIMについて
今回【旅ともモバイル】
LTEって初めて見たと次男は言ってました。 海外のeSIMは国によって当たりハズレがあるから難しいです。
セブ島留学での最も印象的な瞬間
セブ島での2週間の中で、次男が最も印象に残った瞬間は、オスロブでのジンベイザメとの遭遇でした。
寮の友人たちと一緒に、車でオスロブまで向かい、船に乗ってジンベイザメが泳ぐ海域まで移動しました。
水中に潜ると目の前に現れるジンベイザメの大きさと迫力に圧倒され、息をのむような感動を覚えました。
ジンベイザメがゆっくりと泳ぐ姿を、わずか2,3メートルの距離で観察することができ、その優雅さに見入ってしまったと言います。フィリピンの美しい自然と豊かな海洋生態系に触れたことで、次男は自然の大切さを改めて感じ、海の保護について考えるきっかけにもなったようです。この体験は、留学の中でも特に記憶に残る出来事として、帰国後も家族や友人に語り続けています。
フィリピンでの自由時間とプライバシーの確保
セブ島での生活の中で自由時間は次男にとって重要なリフレッシュの時間でした。
部屋で一人で過ごすことが多かったため、勉強に疲れた時や人付き合いに疲れた時には、ゲームをしたり読書をしたりして自分だけの時間を楽しむことができました。寮のルールでは、夜間の門限が22時に設定されていましたが、寮内では比較的自由に行動することができました。
また、飲酒やタバコは制限がありましたが、ジュースやお菓子などは売店で自由に購入でき、簡単な間食を楽しむこともできました。次男は、夜にゲームをしても誰にも怒られず、これは一人暮らしの特権だと感じ、心地よいプライバシーを満喫していたようです。このような自由時間は、勉強や授業でのストレスを和らげるために非常に重要な役割を果たしました。
今回は初留学、初一人海外だから多めに見たわ
来年はホームステイできるところを探そうかな?
家族への報告と留学の成果
帰国後、次男は家族に対してセブ島での体験を詳細に報告しました。
2週間の留学を通じて得た英語力の向上や、新たに学んだスキル、異文化交流の楽しさを家族に熱心に伝えました。
特に、英語でのコミュニケーションに自信がついたこと、一人暮らしで頑張ったこと、ジンベイザメとの遭遇やショッピングモールでの買い物など、楽しかった思い出も多く語り、家族もその話に興味深く耳を傾けていました。
次男は、この留学経験を活かして、今後も英語の勉強を続けたいと考えており、次のステップとして、より高度な英語力を身につけることを目標にしているようです。家族もこの成長に大いに喜び、次男の今後の挑戦を応援しています。
親の感想
14才で一人留学でどうなることか?と思いましたが無事帰って来れて親も一安心でした。
家では目覚まし時計をかけても朝起きれず、親が2度3度声をかけてやっと起きる次男が セブでは毎朝目覚ましできちんと起きて、一度も遅刻しなかったそうです。
それだけでも海外留学した甲斐がありました。
そして「男子3日会わざれば刮目してみよ」とはいいますが 2週間ぶりに空港で会った次男は りりしい顔をしていました。 親に頼りがちだった次男が 一人暮らしすることで1歩も2歩も成長できたと思います。
また本当に楽しかったようで 会った時の顔はすっきりしていたし 留学の話を本当に楽しそうに話してくれます。 その様子を見ていると夜にゲーム三昧だったのは目をつぶって素直に子供の成長を喜びたいな、と思いました。
また一年学校で英語を磨いて来年はぜひホームステイで留学をしてもらおうと思いました。
最後に今回の留学の手配にあたり仲介をお願いしたスマ留