正月休みにグアム行く~!とウキウキで報告してくれた友人。
ところが、出発当日の早朝に私のLINEにSOSが飛び込んできました。
「今日からグアムなのにESTA取ってない! たすけて~!」
慌てた彼女は空港でGuam-CNMI ETAを申請したものの「保留」扱い。
果たして入国できるのか…?というギリギリの状況に。
そんなこんなで、早朝から叩き起こされた私が調べた情報をまとめてみます。
グアムにESTAは必要?
観光目的でグアムへ行く場合、ESTAもしくは Guam-CNMI ETA(グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム 電子渡航認証)が必要になります。
Guam-CNMI ETAは無料でオンライン申請でき、2年間有効な点はESTAと似ていますが、7日前まで(遅くとも5日前)に申請を推奨という大きな制約があります。
その友人はすでに出発当日…完全にアウトですね。
あわてて空港で申請してみたところ「保留」になってしまい、無事に入国できるかは現地で判断されるとのこと。
やはり、海外旅行は事前準備が重要! という教訓になりそうです。
ESTAとは?
そもそもESTAとは、Electronic System for Travel Authorization(電子渡航認証システム)の略で、アメリカへ渡航する際に必要となる渡航認証です。
通常のビザ(査証)と違い、短期観光や短期出張などの目的ならESTAを取得することで、ビザなしで渡航が認められる制度。
グアムやサイパンなどもアメリカ領なので、ESTAまたはGuam-CNMI ETAが必要というわけですね。
日本国籍の場合はビザ免除プログラムの対象となっているため、オンライン申請だけで済むのがメリットです。
ESTA申請の際の注意点
「ESTAを取らなきゃ!」と思ってGoogleで検索すると、代理店サイトがずらりと並んでいることに気づきます。
ESTAの公式サイトから申請すれば21USドル(約3,300円)で取得できますが、代理店を利用するとそれ以上の費用がかかることが多いです。
しかも紛らわしいのが、「ESTA公式っぽい代理店サイト」がいくつも存在すること。
私も以前、「21USドルのはずが、最近のインフレで値上げしたのかな?」と疑わず、55USドルも払ってしまった苦い経験があります…。
安く済ませたい方は、必ず公式サイトから申請するようにしましょう。
公式サイトはこちらです。画面右上から日本語表示に切り替えられます。
ESTA代理店を利用するメリット
もちろん代理店にもメリットはあります。
- 入力項目が簡略化される
- 英文の入力が不安な場合でも安心
- やり取りを日本語スタッフがサポート
たとえば、JAL ABCではESTA申請サービスを行っています。
手間を省きたい方や英語が苦手な方、時間がない方にとっては利用価値があります。
ESTAの注意全般
申請する時期
出発の72時間前までの申請を推奨。
運がいいと数時間で承認される場合もありますが、翌日以降になった例も多々。
3日前には取得を終えておくのがベストです。
有効期限
一度ESTAを取得すると、2年間有効で、何度でもアメリカに入国できます。
ただし、1回の渡航につき最大90日までしか滞在できません。
一度出国すると滞在日数がリセットされます。
入国回数の制限
ルール上は90日以内なら何度でも入国可能ですが、年3回程度に留めるのが無難という意見もあります。
審査官に不法滞在の疑いを持たれないよう注意が必要です。
(参考:https://www.usavisa.jp/howto/faq_visa01.html)
確かに自分が別室送りされた時も1年間で4回目のアメリカ入国だったので妙に納得しました。
なお別室送りになったものの無事入国はできたので3回は無難な目安であって絶対に無理というわけでもないようです。
パスポート更新した場合
パスポート番号とESTAは紐づいているため、更新後は再申請が必要です。
有効期限が残っていても番号が変わると無効化されるのでご注意を。
まとめ:早めの手続きで楽しいアメリカ旅を!
今回、友人の「助けて!ESTAを取ってなかった!」騒動で改めて痛感しましたが、アメリカ領への渡航は事前のオンライン認証が必須。
Guam-CNMI ETAは無料で手軽な半面、5〜7日前までの申請が望ましく、うっかり忘れると大ピンチに陥ります。
ESTAも72時間前申請が必要ですので、出発直前の準備は絶対に避けましょう。
これでみなさんも年末年始や夏休みにグアム旅行へ行く際、ESTAやGuam-CNMI ETAを取り忘れないように!
旅のスタートを焦りや不安で台無しにしないために、早め早めの手続きを心がけましょう。
彼女は運がよかったけど事前準備は早めにね!