日本ではまだ馴染みの薄い「ヌーディストビーチ」ですが、世界には全裸で自然と一体になれる美しいビーチが多数存在します。公式・非公式を問わず、ヌーディスト文化は「自由」と「自己表現」の象徴として、多くの国で受け入れられています。この記事では、日本から行きやすい範囲にある世界のおすすめヌーディストビーチを、アクセスや雰囲気、安全性を含めてご紹介します。

世界のヌーディストビーチ一覧
1. ヨーロッパの主要ヌーディストビーチ
フランス:キャプ・ダグド(Cap d’Agde)
フランス南部に位置する「カップ・ダジェ」は、世界最大級のヌーディストリゾート。街全体が「服を着ないこと」を前提に設計されており、スーパーやレストランでもヌーディストスタイルで過ごせます。宿泊施設も豊富で、ヌーディズム初心者でも安心して楽しめる環境が整っています。
ヌーディストビーチだけでなく買い物からドライブまでヌードで過ごせます。日常を脱ぎ捨てて、ありのままの自分と向き合える貴重な空間です。
マヨルカ島への日本からの行き方
- 日本 → マドリードまたはバルセロナ約14時間(マドリードは直行便あり)
- 乗継でパルマ・デ・マヨルカ空港(飛行機で約1時間)
- 空港 → エストレンクビーチ(車で約45分)


スペイン:エストレンク(Es Trenc)/フォルメンテラ島
スペイン・マヨルカ島の「エストレンク」は、白砂とターコイズブルーの海が魅力。家族連れも多く、控えめなヌーディストにもおすすめです。一方、イビサ島の南に浮かぶ「フォルメンテラ島」は、まるでカリブ海のような景観で、自然の中で全裸を楽しむには理想的なロケーション。フェリーで簡単にアクセス可能で、短期旅行にも最適です。スペインの自由な空気が、初心者にも安心感を与えてくれます。
エストレンクへの行き方
- 日本 → マドリード 直行便あり 約14時間
- 乗継でパルマ・デ・マヨルカ空港(飛行機で約1時間)
- 空港 → エストレンクビーチ(車で約45分)
ギリシャ:クレタ島・スイートウォータービーチ等
ギリシャはヌーディズムに寛容な文化が根付いており、多くのビーチで自然体のまま過ごすことが可能です。中でもクレタ島の「スイートウォータービーチ」は静かで透明度の高い海と、山に囲まれた環境が魅力。非公式ながら地元でも人気のスポットで、混雑を避けたい人にぴったり。筆者もこの場所では心からリラックスできました。まさに「隠れた楽園」と呼ぶにふさわしい場所です。
クレタ島への日本からの行き方
- 日本 → アテネ(乗継) 所要約15〜18時間(直行便なし)
- アテネ → クレタ島(イラクリオン空港/国内線で約1時間)
- 空港 → スイートウォータービーチ方面(車+徒歩またはボート)
2. 北ヨーロッパ・バルトの隠れた聖地
リトアニア:ニダ・ヌーディストビーチ
バルト海沿岸にあるリトアニアの「ニダ・ヌーディストビーチ」は、世界遺産「クルシュー砂州」内にあります。水質は「ブルーフラッグ」認証を受けており、環境保全が行き届いた安心の海辺です。シャワーや更衣室、ライフガードなどの設備も完備。ヨーロッパの喧騒を離れ、静かな自然の中で過ごせるスポットです。日本からはポーランド経由で比較的アクセスが良く、ヨーロッパ旅行の中継地としてもおすすめです。
ニダへの日本からの行き方
- 日本 → ワルシャワ or フランクフルト → ヴィリニュス空港 約14時間~18時間
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ヴィリニュス → ニダ(バスで約6時間 or レンタカーで約5時間)
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ビーチはニダ中心地から徒歩圏内
3. オセアニアのもう一つの選択肢
ニュージーランド:ユレティティ(Uretiti)ビーチ
ニュージーランド北島にある「ユレティティビーチ」は、国立公園内に位置する自然豊かなヌーディストビーチ。キャンプ場も併設されており、LGBTQ+コミュニティを含む多様な人々に支持されています。公共の場での全裸は慣習として許容されており、地元民にも理解が深い点が特徴。日本からは直行便もあり、時差も少ないため、長期休暇を利用した旅行先として理想的です。
ユレティティへの日本からの行き方
- 日本 → オークランド(直行便あり/約11時間)
- オークランド → ユレティティ(車で約2時間)
4. 中南米のユニークな目的地
メキシコ:プラヤ・ジポリテ(Zipolite)
メキシコ・オアハカ州にある「ジポリテ」は、国内唯一の公認ヌーディストビーチ。ヒッピー文化が根強く残るこの地では、全裸が自然なスタイルとして受け入れられています。毎年2月には「ヌーディスト・フェスティバル」も開催され、国内外から多くの旅行者が訪れます。海は波が強いため遊泳には注意が必要ですが、夕日の美しさは格別。治安面も比較的安定しており、旅慣れた方には特におすすめです。
ジポリテへの日本からの行き方
- 日本 → メキシコシティ(直行便あり/約13時間)
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メキシコシティ → プエルト・エスコンディード空港(国内線で約1時間)
- プエルト・エスコンディード → ジポリテ(タクシーまたはバスで約1.5〜2時間)
5. アメリカ東海岸の人気ビーチ
アメリカ・ニュージャージー州:ガニソンビーチ(Gunnison Beach)
ニューヨーク・マンハッタンから約1時間半、フェリーとバスを乗り継いで行ける「ガニソンビーチ」は、アメリカ本土で唯一、連邦政府により合法と認定されたヌーディストビーチです。ビーチ自体は広大で、明確にヌーディストエリアが分けられており、プライバシーも保たれています。トイレや売店も完備されており、安全性も高いと評判。筆者も実際に訪問し、穏やかで開放的な雰囲気に感動しました。初めてのヌーディスト体験にはうってつけの場所です。
ガニソンビーチへの日本からの行き方
- 日本(成田/羽田)→ ニューヨーク 約12〜13時間(直行便あり)
- ニューヨーク市内→ サンディフック(Sandy Hook) 高速フェリーで約45分
- 下船後、無料シャトルバスまたは徒歩で「ガニソンビーチ」へ 約15分





まとめ:日本からのアクセスと旅行のヒント
ヌーディストビーチを楽しむためには、現地の文化やルールを尊重することが大切です。紹介したビーチはいずれも、日本からのアクセスが比較的良く、安全面や設備も充実しています。まずは気軽に行けるヨーロッパやアメリカ東海岸から体験してみるのが良いでしょう。リラックスと自由を求める旅の一環として、ぜひ次の旅の候補に加えてみてください。
FAQ(よくある質問)
Q1. 日本人がヌーディストビーチに行く場合、特別なビザは必要?
観光目的であれば、多くの国ではビザなしまたは電子認証(ESTA、ETIAS等)で入国可能です。ただし、渡航前に最新の情報を確認しましょう。
Q2. 海外でのヌーディズムは文化的にどう受け止められていますか?
欧米では「自然との共生」「身体の自由」といった価値観の一部として尊重されています。羞恥よりもリスペクトが重視される文化です。
Q3. 初めてでも楽しめるコツは?
最初はタオル持参で見学だけでもOK。無理に脱がず、周囲の雰囲気に合わせて自然体で過ごすことがポイントです。
実際ヌーディストビーチでもフルヌードは半分程度でトップレスの人もいれば水着を着てる人もいます。