アメリカ渡航の際に必要なESTA,早い物で前回取得から2年経って失効してしまったので 改めて申請をしました。
今年5月から自撮り写真が必須になったり 9月30日からは40ドルに値上がりしたり、、、と変更点がありました。
そこで自分が申請した際のことを記事にまとめてみました。
ESTAとは?申請の基礎知識
ESTA(電子渡航認証システム)は、アメリカへの短期渡航時に必要な電子認証で、ビザ免除プログラム(VWP)対象国の国民に対して発行されます。日本国籍であっても、観光・ビジネス・乗り継ぎを目的としてアメリカに渡航する場合には、事前にESTAの取得が義務です。申請はオンライン限定で行われ、空港での申請や紙の手続きは存在しません。費用は21ドルとリーズナブルで、正確に入力すれば誰でも自力で取得可能です。
ESTA申請:公式サイトで行う手順
公式サイトへのアクセス~新規申請開始
- 米国国土安全保障省(DHS)が運営するESTA公式サイトにアクセス
- 画面右上の「English」を押下して「日本語」をクリック
- 「新規に申請を作成する」をクリック
- 自分だけの場合は「個人申請」、家族や友人分も一緒に行う場合は「グループ申請」をクリック
トップページにある「新規に申請を作成する」を選択すると、個人情報の入力が始まります。
言語設定を「日本語」に変更できるため、英語が不安な方でも安心です。ただし、一部の説明や注意書きは英語のままなので、内容はしっかり確認しましょう。
必要書類と自撮り写真・パスポート写真の準備
申請前に以下を揃えておきましょう:
- パスポート:有効期限がアメリカ滞在終了日以降まであること。
- パスポートの写真:パスポートの写真のアップロードが必要です。
- 自撮り写真:2025年5月29日から申請画面で自撮り写真が必要です。 背景なし、肩から上の写真
- クレジットカード:VISA、MasterCard、AMEXなどで21ドルを支払う必要があります。
※2025年9月30日から「40ドル」に値上げ予定
自撮り写真は普段スマホで撮影した写真からバストショットを切り抜いて背景を消しても問題なく通りました。
入力項目で迷いやすい部分の対処法
いくつかの入力欄でつまずく人が多いため、以下の点を押さえましょう:
- 滞在先住所:滞在先のホテル名でOK 住所は検索して調べましょう。
複数ホテルに泊まる場合も1泊目のホテルでOK - 電話番号:日本の携帯電話番号でOK
- 緊急連絡先:電話番号は「000000000」、メールアドレスは「unknown」と入力しても通過可能という注意書きがあり実際に問題なく申請できました。
- SNSアカウント:オプションなので未入力でOKです
- 他国の国籍やビザの有無など: 心あたりの該当がなければ「No」でOKです。
- 滞在先の住所: 宿泊予定の1泊目のホテルの情報を書きましょう。複数ホテル滞在でも1泊目だけでOK
また、両親の名前も必須項目なので、事前に英語表記を確認しておきましょう。
支払いと申請完了まで
全ての入力を終えたら、クレジットカードで申請料(21ドル)を支払います。支払いが完了すると申請番号が発行され、通常は数時間以内に結果が通知されますが2,3日かかることもあります。
認証が承認されれば、2年間の有効期限内で複数回渡航が可能です。ただし、パスポートが更新された場合は再申請が必要になる点に注意しましょう。















申請結果の確認
申請結果は公式サイト上から確認できます。
申請状況が「認証が承認されました」(英語だと「Authorization Approved」)と表示されていれば無事申請が完了しています。
個人の場合はパスポート情報を入力すれば確認できます。 またグループ申請した場合はメールにあるグループIDでまとめて確認もできますし、個人のパスポート情報を入力して一人ずつ確認することもできます。
入力で迷う項目をどうするか?実例で解説
ESTA申請には、普段あまり入力しないような項目が含まれています。たとえば、他国の国籍やビザの有無など。該当がなければ「No」で構いません。
滞在先の住所は、未定ならば「Los Angeles, CA」など都市名で入力し、備考欄などで「予定」と記載すれば問題ありません。緊急連絡先は、日本国内の家族や勤務先が基本。仮入力(000000000やunknown)も可能ですが、緊急連絡が必要になるケースに備えて、正確な情報をおすすめします。
代行業者に頼むメリットと注意点
JAL ABCなどの代行サービス概要
JAL ABCのような代行サービスを使えば、入力から支払いまでを一括で任せられます。面倒な英語フォームの翻訳や、不備による申請却下のリスクも減らせるため、特に高齢者や海外渡航に不慣れな人に人気です。郵送対応や電話サポートがあるサービスも多く、安心感はあります。
また入力項目が公式サービスに比べてかなり少ないです。 パスポート情報の入力ぐらいでできるので面倒を避けたい人なら使うのもありです。
料金と時間・手間の比較
ただし、代行費用は高めで、申請料21ドルに加え、代行手数料が3,000〜5,000円程度かかります。トータルで6,000〜8,000円になるため、節約したい人には不向きです。一方、公式サイトからの自力申請であれば、入力項目は多いものの英語表記でもガイド付きで進められるため、少し時間をかければ十分に対応可能です。
また申請完了までにかかる時間も公式サイトの方が早いことが多いです。
公式サイトであれば通常数時間で承認が下りますが、公式サイトの場合は3日~1週間程度はかかると思った方がいいです。 出発間際などで急いでESTAを取得したい場合は公式サイトの方がお薦めです。
結論:公式申請のすすめ
ESTAは自力での公式申請が最も経済的かつ合理的です。自撮り写真や入力項目の注意点さえ押さえれば、申請は20分程度で完了します。代行業者は便利ですが、コストパフォーマンスを考えると、まずはESTA公式サイトからの申請にチャレンジしてみることをおすすめします。
FAQ(よくある質問)
Q1:ESTAの認証の有効期限はどれくらいですか?
A:認証日から2年間、またはパスポートの有効期限までのいずれか早い方です。期間内であれば複数回の渡航が可能です。
Q2:自撮り写真やパスポート写真の形式に制限はありますか?
A:背景が白または単色で、顔が中央に写っており、無表情・眼鏡や帽子なしが基本です。JPEGやPNG形式が一般的に推奨されます。
Q3:緊急連絡先の電話番号が不明な場合はどうすれば?
A:「000000000」と入力してもエラーにはなりませんが、実際に連絡される可能性を考慮し、正しい番号を入力することが望ましいです。