マネーティーグローバルは海外専用のトラベルプリペイドカードです。
これから海外旅行や留学にいかれる方にとって、現地通貨を引き出す手段の一つになります。
今回はそんなマネーティーグローバルの特徴を詳しく見ていきます!
MoneyT Global公式サイト発表
- マネーティーグローバルはこんなカード
- マネーティーグローバルの作り方や使い方
- マネーティーグローバルっておすすめのカードなの?
マネーティーグローバルの特徴
そもそもの話だけど、海外プリペイドカードって何なの?
海外ATMで現地通貨を引き出せるチャージ式のカードだよ。
日本円をチャージしておけば、自動的に現地のATMでその国のお金を引き出すことができるんだ。
それは便利だね!
マネーティーグローバルは元々はJTBが運営していましたが、現在は新生銀行グループのアプラスが運営しているカードです。
主な特徴としては、他の海外プリペイドカードと同じように、海外ATMから現地通貨を引き出すことが出来たり、海外ショッピングの支払いに使うことができます。
他の海外プリペイドカードとの一番の違いは、大手旅行会社JTBのサポートを受けられる安心感にあります。
具体的には世界中にあるJTBトラベルデスクのサポートを受けられたり、現地の治安情報などのメールを貰うことができます。
JTBトラベルデスクって何なの?
JTBが運営する海外の現地サポートデスクだよ。
日本語対応のスタッフがいるから、何か困ったことがあったら頼りになるんだ。
なるほど!
財布やパスポートを無くした時には、とても心強そうだね!
一方、手数料などの面では他のトラベルプリペイドカードに遅れを取っているのも事実です。
それでは、そんなマネーティーグローバルのメリットとデメリットを見ていきましょう。
マネーティーグローバルのメリット・特典
マネーティーグローバルのメリット・特典は以下になります。
メリット
・海外ATMで現地通貨が下ろせるから楽!
・VISA加盟店での支払いに使える
・JTBトラベルデスクのサポートを受けられる
・危険回避情報をメールで教えてくれる
・不正利用対策がまあまあしっかりしている
・13歳以上なら審査なしで作れる
・国内でも使える
・ネットショッピングでも使える
・VISA PAYWAVEに対応(タッチ決済対応)
一つずつ見ていきましょう!
海外ATMで現地通貨が下ろせるから楽!
当然の話ですが、国が違えば通貨も違うもの。
海外旅行先では、日本円は支払いに使えません。
マネーティーグローバルがあれば、「visaマーク」か「plusマーク」がついている現地ATMで、その国のお金を引き出すことができます。
▲VISAマークとPLUSマーク
慣れない旅先で外貨両替所を探す必要がなくなるね!
この機能があるからこそ海外プリペイドカードは便利と言われているんだ。
VISA加盟店での支払いに使える
マネーティーグローバルを持っていれば、現地のVISA加盟店でのショッピングの支払いに使うことができます。
イメージ的にはクレジットカードで支払いを行うのと同じような感じになります。
コンビニや食料品店ではVISAブランドが使える所が多いので、クレジット対応しているところであれば、基本的には使えると考えて良いでしょう。
JTBトラベルデスクのサポートを受けられる
マネーティーグローバルを持っていれば、JTBが海外に置く支店「JTBトラベルデスク」のサポートを受けることができます。
JTBトラベルデスクでは、タクシーの手配や現地情報などについて教えてもらうことができます。
スリなどの被害に遭ってしまった場合も、適切な助けを貰うことができます。
危険回避情報をメールで教えてくれる
マネーティーグローバルを作ると、登録した国の危険情報をメールで届けてくれます。
日本ではあまりニュースにならない、馴染みのない国の危険情報も登録しておけば情報が送られてきます。
以下はマネーティーグローバル公式が出している、危険回避情報メールの例です。
危機回避情報をすぐに知れたら、現地での旅行がより安全になるね。
子供の身が心配な親御さんには嬉しいサービスだよ!
不正利用対策がまあまあしっかりしている
マネーティーグローバルの不正利用対策は、主に3つに分かれています。
・ICチップ搭載
・利用確認メール
・不正利用調査(結果によっては返金対応)
★ICチップ搭載
マネーティーグローバルカードにはICチップが搭載されているため、スキミングなどのカード犯罪に強いです。
★利用確認メール
マネーティーグローバルはATMや海外ショッピングを使用する度に、登録したメールアドレスへ「利用確認メール」が送られてきます。
当然ながら自分が利用した際の確認もできますし、カード偽造などにより使われてしまった場合にも、すぐにその利用に気付いてカードを停止することができます。
★不正利用調査(結果によっては返金対応)
不正利用された場合には、調査次第ですが、返金対応が取られることもあります。
ただ、コールセンターに問い合わせたところ、やはり返金対応に関しては、ケースバイケースだと言うことを強く言っていました。
visaの国際統一ルールに則って調査を行い、その結果によっては返金対応に至る可能性もあるようです。
しかし、仮に返金となっても、全額なのか一部返金なのかは調査結果次第のようです。
また、調査期間は2~3か月ほどはかかるため、仮に返金対応になってもかなりの時間がかかることは間違いありません。
なんだか「不正利用」に関しては、歯切れが悪いね。
そうだね。
正直なところ、不正利用補償に関しては、あまり期待しすぎない方が良いかも。
でもICチップや利用確認メールは心強いサービスだよ!
13歳以上なら審査なしで作れる
13歳以上であれば、誰でもマネーティーグローバルは作れます。
クレジットカードの審査に通らない方や、学生さんでも気軽に作ることができますね。
国内でも使える
海外プリペイドカードの中には、一切国内利用できないものもありますが、マネーティーグローバルは国内利用も対応しています。
先払いのプリペイドカードを国内でも使いたい場合には、一つの利用方法になりますね。
国内利用だけっていうのもアリだよ!
ネットショッピングでも使える
海外プリペイドカードの中には、ネット決済に対応していないものもありますが、マネーティーグローバルは問題なく使えます。
もちろん、国内・海外どちらのネット決済も可能です。
そんなにネット決済って必要かな?
ネット決済が使えるのはとっても大きなポイントだよ!
留学中は現地の通販とかを使えるし、海外旅行中でも高速バスとかを予約できるから、とっても便利になるよ!
それは確かに必要だね!
VISA PAYWAVEに対応(タッチ決済対応)
マネーティーグローバルは「VISA PAYWAVE」に対応しています。
VISA PAYWAVEとは、簡単に言うと、VISAブランドの提供するタッチ決済サービスです。
イメージ的には、スイカをコンビニで使うのと同じような感じです。
日本だとどんなところで使えるの?
日本ではコンビニやマクドナルドとかで使えるよ!
でもどちらかというと、VISA PAYWAVEは国内よりも海外の方が盛んみたいだね。
マネーティーグローバルのデメリット
続いてマネーティーグローバルのデメリットを見ていきましょう。
デメリット
・海外旅行傷害保険はついていない
・チャージしてある金額以上は使えない
・他の海外プリペイドカードと比べても高い手数料
一つずつ見ていきましょう!
海外旅行傷害保険はついていない
マネーティーグローバルには、一部クレジットカードについているような「海外旅行傷害保険」はついていません。
そのため、海外プリペイドカードを利用する場合は、保険は別途で加入する必要があります。
海外旅行で保険って入るもんなの?
海外では日本の保険が一切効かないのと、国によっては医療費が馬鹿高くなるんだよ。
あくまで一例だけど、アメリカで骨折治療をした人が2,000万円の請求をされたこともあるんだ。
えっ。。。アメリカ怖い。。。
海外旅行や留学中に人生に大きなハンデを負わないためにも、海外旅行傷害保険は必ず入っておこうね。
チャージしてある金額以上は使えない
マネーティーグローバルはあくまで「プリペイドカード」なので、チャージしてある金額以上は使用することができません。
旅行先でお金が足りなくなってしまっても、チャージ残高以上に使ったりすることは出来ません。
この点はメリットとも言えますが、緊急時にはデメリットになり得ますね。
他の海外プリペイドカードと比べても高い手数料
マネーティーグローバルの為替手数料(取引手数料)は、類似のトラベルプリペイドカードと比べても高いです。
以下の表はそれぞれ海外ATM利用時の手数料を記載したものです。
プリペイドカード名 | 海外ATM利用手数料 |
---|---|
マネーティーグローバル | 出金額の5%+200円 |
キャッシュパスポート | 出金額の4%+200円 ※指定8通貨は0%+200円 |
マネパカード | 出金額の2%+200円 ※指定5通貨は0%+200円 |
ネオマネーカード | 出金額の4%+200円 |
GAICA | 出金額の4%+200円 |
JALグローバルウォレット | 出金額の4%+200円 ※指定14通貨は0%+200円 |
※キャッシュパスポートの8通貨は「米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドル」のこと
※マネパカードの5通貨は「米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル」のこと
※JALグローバルウォレットの14通貨は「米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、タイバーツ、シンガポールドル、マレーシアリンギット、中国元、台湾ドル、韓国ウォン」のことです。
このように、類似の海外プリペイドカードと比べても、最も高い手数料体系になっていることが一目瞭然です。
より詳しく両替手数料の比較が見たい方はこちらをどうぞ。
でも安全面では一番なんじゃないの?
うーん。最近はプリペイドカードよりも海外保険付きのクレジットカードの方が補償が手厚くて安全かな。
ちょっと詳しく比較してみようか。
マネーティーグローバルとクレジットカードの比較
マネーティーグローバルと、当サイトがオススメする海外旅行向けクレジットカード『エポスカード』との比較を見ていきましょう。
マネーティーグローバルとエポスカードの比較
カード名 | エポスカード | マネーティーグローバル |
---|---|---|
デザイン | ||
国際ブランド | VISA | VISA |
海外ATM 利用手数料 | 1万円以下:110円(税込) 1万円超:220円(税込) ※クレジットのため、キャッシングになる | 5%+200円 |
海外ショッピング 利用手数料 | 1.63% | 5% |
チャージ手数料 | クレジットのためなし | 無料 |
セキュリティ | 利用通知機能 紛失・盗難全額補償あり | 利用確認メール 調査結果によっては 不正利用補償あり |
サービス・特典 | ・無料の海外旅行保険 ・世界38都市の現地デスクで、安心の日本語サポート | ・危機回避速報(現地危険情報メール) ・JTBトラベルデスクのサポート |
入会金 | 無料 | 無料 |
年会費 | 無料 | 無料 |
比較してみると、やはりエポスカードの方が優秀なことが分かります。
また、セキュリティやサポート面を比較してみても、エポスカードの方がメリットを感じられますね。
正直、マネーティーグローバル完敗じゃない?
エポスカードは海外保険も無料でついてくるんだよね?
完敗まではいかないけど、確かに差があるね。
ただ、「危険回避速報メールサービス」や「JTBトラベルデスクのサポート」に魅力を感じる場合は、マネーティーグローバルも選択肢の一つになると思うよ。
他にも、何らかの事情があってクレジットカードが作れない場合はエポスカードは使えないしね。
正直エポスカードの性能の方が光って見えるのも事実です。
クレジットカードを持つことに抵抗がないのであれば、海外旅行にはエポスカードを必須で作っていくべきでしょう。
エポスカードは、利用される毎にアプリで通知を送ってくれたり、カードを無くしたり盗難にあっても過去2ヶ月前まで全額保証してくれるよ!
年会費、入会費も無料だから、絶対にお得!
マネーティーグローバルの作り方~使い方
ここからは実際にマネーティーグローバルの発行~使い方までを紹介していきます。
マネーティーグローバルの発行~使い方は大きく分けると、以下の4手順になります。
- カードの発行
- マイナンバー情報確認書類の画像データ提出
- カードに日本円をチャージする(ATMや振込など)
- 現地で使う
このように、たいして難しいことはありません。
より細かく一つずつ見ていきましょう。
1.カードの発行
カードは申込みページから作ります。
リンク先で、まず「お申込みはこちら」をクリックします。
すると、会員規約確認とメールアドレス入力画面にいきますので、チェック・記入の上、送信をします。
その後メールで申込みURLが届きますので、その後は流れに沿って入力をしていけば完了です。
2.マイナンバー情報確認書類の画像データ提出
申込み後、マイナンバー確認をするため、マイナンバー確認画像をアップロードします(専用のURLが送られます)
※この処理は全ての海外プリペイドカードにあります。
マイナンバーが確認できる書類は、以下の3点になるので、いずれか1つをアップします。
・マイナンバー通知カード
・マイナンバーカード
・住民票
この確認が済み次第、カードが手元に届きます。
3.カードに日本円をチャージする(ATMや振込など)
カードが手元に届いたら、早速チャージをしましょう。
カードへのチャージ方法は「銀行振込」のみです。
専用の銀行口座(カード台紙に記載)へ振込むことでチャージできるので、必要な金額を入れておきましょう。
★本人以外からの入金について(代理人登録)
マネーティーグローバルは「代理人登録」をしておくことで、カードの持ち主以外からもお金を入金することができます。
よくある例が、長期留学に行く子供に親御さんがマネーティーグローバルを持たせるケースです。
現地での生活費や交遊費などを、マネーティーグローバルを通して渡すと言ったイメージですね。
クレジットを渡すと子供がお金を使いすぎてしまうことが心配な場合は、とても有益なサービスになりますね。
プリペイドカードであれば、利用ごとにメールが来るため、スーパーで何を購入したか、ATMでいくら下ろしているのかなどの生活感も分かります。
それに加えて、いざとなったら、緊急でまとまったお金を送金することもできます。
イメージ的には国をまたいで、お小遣いや生活費を渡すみたいな感じ?
まさにその通りだね。ただ、事前に代理人登録をする必要があるよ。
代理人登録とは
本人以外からの入金をする場合、必要になる登録です。 「代理人登録申請書」というものを提出する必要があるので、親御さんからの入金をする可能性がある場合は、事前に提出しておきましょう。
マネーティーグローバルの代理人登録申請書は公式サイトからダウンロードできます。
もし本人以外からの入金をする場合は、事前に提出しておきましょう。
4.現地で使う
チャージを済ませて、海外へ持っていったら後は使うだけです。
海外ATMでの使用方法と、VISA加盟店でのショッピング支払の仕方を紹介していきます。
★海外ATMでの使用方法
VisaやPlusマークのあるATMで現金を引き出すことができます。
▲VISAマークとPLUSマーク
★VISA加盟店でのショッピング支払の仕方
海外ショッピングで利用する場合は、会計の際に、店員さんに「クレジット」と一言添えて、カードを渡せばそれで完了です。
簡単ですね。
以上がマネーティーグローバルの具体的な使い方になります。
マネーティーグローバルの口コミ・評判
マネーティーグローバルの口コミや評判を見ていきましょう。
以下、ヤフー知恵袋やツイッターよりピックアップしています。
ヤフー知恵袋での口コミ・評判
友達から現金を世界のどこででも引き出せるカードも作ったほうがいいよと言われて、Money T Globalや、楽天VISAデビットカードを見つけました。どちらがおすすめですか?
引用:Yahoo!知恵袋
お金をどのようにして持って行くか悩んでいます。カード主体を考えています。
引用:Yahoo!知恵袋
私は今韓国に留学中なんですけど、初めてマネーティーグローバルカードを使用しました。
引用:Yahoo!知恵袋
イギリスに留学してます。moneyTglobalというクレジットカードでお金を下ろそうとしたら画像のような画面が出て下ろせませんでした。
引用:Yahoo!知恵袋
以下、ツイッターでの口コミ・評判
近大に勧められてアメリカで使ってるMoneyTGlobalってクレジットカードくそすぎてとうとう限界や。
クレジットカードカード社会のアメリカで行きていかれへん、バスも飛行機もホテルもジムも予約できひん😡😡😡😡日本帰ったらハサミで切ったんねん— のぶ🌐 (@bknb_nobu1228) 2017年1月14日
調べたところ、良い評判よりも、悪い評判が目立つ結果になりました。
実は筆者が学生だった時分に、マネーティーグローバルを利用していたのですが、全く問題なく使用出来たため、この評判は意外に思っております。
▲管理人が2013年頃使用していたマネーティーグローバル。
昔のマネーティーはICチップが付いていませんでした。(今はICチップ搭載)
特に使えなかったという口コミは気になるね。
TMで下ろせなかったというのは、ATMにVISA・PLUSマークがついていなかったというケースが考えられるね。
まとめ:結局マネーティーグローバルはおすすめなの?
マネーティーグローバルは海外利用専用のプリペイドカードです。
事前にチャージしておくことで、現地ATMやVISA加盟店でのショッピング支払いに使用することができます。
ただ、手数料やサポート体制・特典ではエポスカードの方が優れていると言えるでしょう。
マネーティーグローバルの危険回避速報や、JTBトラベルデスクサポートに魅力を感じられる方には考慮の価値あり!!
発行や年会費自体は無料だから、とりあえず作るというのも良いかもね。