日本航空(JAL)が提供するプリペイドカード「JAL Payプリペイドカード(旧JAL Global WALLET)」は、2025年5月15日にブランド名が変更された最新のトラベルプリペイドカードです。海外ATMでの現地通貨引き出しやMastercard®加盟店でのショッピングに対応し、利用額200円ごとに1マイルが貯まるのが最大の特長です。
JAL Payプリペイドカードがあれば、海外ATMで現地通貨を引き出せるうえ、利用額200円ごとにJALマイルも自動で貯まります。
本記事ではリブランド後の新デザイン・発行手数料キャンペーンを含め、メリット・デメリットから作り方まで徹底解説します。
- JAL Payプリペイドカード(旧JAL Global WALLET)はこんなカード!
- JAL Payプリペイドカードの使い方や口コミ!
- JAL Payプリペイドカードっておすすめのカードなの?
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リブランド後の新デザインと発行手数料

2025年5月15日発行分からは、航空機の窓をモチーフにした新デザインへ刷新。カード番号・名義・有効期限はすべて裏面に集約され、番号の盗み見リスクを大幅に低減しています。
物理カードの発行手数料は通常1,100円(税込)ですが、2025年10月31日までは「ショッピング+ATMコース」で申し込むと無料キャンペーンが実施されています。既存ユーザーはカード有効期限月の自動更新時に無償で新カードが届きます。
JAL Payプリペイドカードの特徴

JAL Payプリペイドカードは海外トラベルプリペイドカードです。
他のトラベルカードと同じように、海外のATMで現地通貨を引き出したり、マスターカード加盟店で支払いに使うことなどができます。
そんなJAL Payプリペイドカードの一番の特徴は、「使用していくとマイルが貯まること」です。
他の海外プリペイドカードにはマイルが付与されるものはないため、これは大きなメリットと言えます。
また旧カードでは住信SBIネット銀行経由以外は手数料が高い、というデメリットがありましたが、現在は どの銀行からの振込でもチャージ手数料は無料です(振込手数料のみ利用者負担)。手数料が発生するのは Visa ブランドのクレジットカード経由(2.75 %)の場合に限られます。
まずはこういったメリット・デメリットについて詳しく紹介していきます。
JAL Payプリペイドカードのメリット・特典
良い例
- 海外ATMで現地通貨が下ろせる!
- 海外のMASTERCARD加盟店での支払いに使える
- カード使用でマイルが貯まる
- 国内でも使える
- ネット決済に対応
- タッチ決済機能に対応
- 審査なしで発行できる
- セキュリティ面が強い
- 14の通貨を個別チャージすればお得!
一つずつ見ていきましょう!
海外ATMで現地通貨が下ろせる!
JAL Payプリペイドカードは日本で事前にチャージをしておけば、海外にあるATMで現地のお金を下ろすことができます。
※「ショッピング+ATMコース」を選択する必要あり。要本人確認書類
現地でこまめにお金を下ろすことができるので、現金を盗まれた場合のリスクが減ります!
カード自体にも不正利用補償がついているので、セキュリティもGOODです!
海外のMASTERCARD加盟店での支払いに使える
クレジットカードを支払いに使える店であれば、たいていMasterCardは対応しています。
そのため、クレジット決済対応の店であれば、基本的にはJAL Payプリペイドカードで支払うことができます。

支払いの際に分割払いは出来ないから、その点は注意が必要だね。
カード使用でマイルが貯まる
JAL Payプリペイドカードの目玉特典です!
JALが出している海外プリペイドカードと言うこともあり、マイルを貯めることができます。
具体的には「国内ショッピング」「海外ショッピング」、もしくは「円→外貨の外貨両替」を200円分行うごとに、1マイルが貯まります。
普段からJALマイルを貯めている人にとって、これほど嬉しい海外プリペイドカードはありませんね!



ねっ!閃いてしまったんだけど、JALカードでお金のチャージを行えば、2重でマイル付与を貰うことができるんじゃないの??



よく気付いたね!でも、残念ながらクレジットカードでのチャージはマイルの付与対象外だから、マイルの2重付与は事実上できないんだ。



うーむ、残念!
国内でも使える
海外プリペイドカードの中には海外でしか使えないものもありますが、JAL Payプリペイドカードは国内でもショッピング支払いに利用することができます。
ただ、国内のATMを利用することはできないので、その点は注意が必要です。
ネット決済に対応
JAL Payプリペイドカードはネット決済に対応しています。
留学や海外旅行中、ネット上での支払いが必要な時でも、問題なく支払いに使うことができます。
ネット決済があると、海外留学や海外旅行時に、現地の通販サービスや高速バス予約ができるからかなり便利だよ
タッチ決済機能に対応
JAL Payプリペイドカードはタッチ決済に対応しています。
日本ではクレジットのタッチ決済に対応している店は多くないですが、海外ではタッチ決済が可能な店も日本以上にあるため、便利な機能といえますね。
タッチ決済だと、スキミングの危険性もグッと減るので、使える店は積極的に利用していきたいところです。
15歳以上なら、審査なしで発行できる
JAL Payプリペイドカードは15歳以上であれば、審査なしで発行することができます。
一応「JALマイレージバンク会員である」ことが発行資格になっていますが、JALマイレージバンクは誰でも加入できるので、事実上15歳以上であれば誰でも作ることができます。
クレジットのように厳しい発行審査がないため、JALクレジットの発行審査に通らなかった方でも、こちらであれば発行できる可能性大です。
発行審査がないという点は、デビットカードとも近いと言えますね。


不正利用対策がしっかりしている
JAL Payプリペイドカードは類似の海外プリペイドカードと比べても、「不正利用対策」がかなりしっかりしているカードと言えます。
それは以下の3つの機能があるからです。
・ICチップ搭載
・不正利用補償(盗難・偽造補償)あり
・カード利用ON/OFF切り替え
★ICチップ搭載
ICチップがカードについていることで、スキミングなどのカード犯罪対策がしっかりしています!
★不正利用補償(盗難・偽造補償)あり
JAL Payプリペイドカードには不正利用補償が付いています。
万が一盗まれて使用されたり、偽造されて使用された場合でも、年間10万円を上限とした金額補償があります。
★カード利用ON/OFF切り替え


JAL Payプリペイドカードマイページ内で、カード利用のON/OFFを簡単に操作できます。
使う時はONにすれば良いですし、使わない時はOFFにしておけば安心です。
カード利用OFFの状態では使えないので、偽造カードなどによる不正利用を防ぐのには持ってこいです。



これだけセキュリティが整っていると、かなり安心できるね!



そうだね。なによりも不正利用補償があるから、万が一のことがあっても返金処理があるのが心強いね。
ただ、不正利用補償の年間補償額は10万円までだから、その点は注意する必要があるよ。
14の通貨を個別チャージすればお得!
JAL Payプリペイドカードは、日本円のほかに14の通貨を個別にチャージすることができます。
※それ以外の通貨も引き出しはできますが、マスターカードのレート+4%の手数料がかかり、一般的な海外プリペイドカードのレートと同じになります。
14の通貨とは以下の通貨を指します。
・米ドル
・ユーロ
・英ポンド
・豪ドル
・NZドル
・カナダドル
・スイスフラン
・香港ドル
・タイバーツ
・シンガポールドル
・マレーシアリンギット
・中国元
・台湾ドル
・韓国ウォン
チャージしてある日本円を、マイページから外貨両替処理をすることで、14の通貨を個別にチャージできます。
ちなみに、チャージした日本円を他の通貨に移動させる際に使用されるのが、SBIリクイディテイマーケットという会社の通貨交換率です。
この会社のレートに、下記の%を上乗せした率で外貨両替が行われます。


ただ、イマイチ分からなかったので、実際にJAL Global WALLETを契約してみました。


外貨両替レート(手数料)を試算してみたところ、他の海外プリペイドカード外貨両替手数料と比べて14の外貨チャージは「かなりお得」だということがわかりました。



結論としては、14の通貨チャージはかなりお得、それ以外は一般的な海外プリペイドカードと平均的な手数料って考えで合ってる?



その通り!
ちなみに、JAL Payプリペイドカードと、他カードとの実際の両替レート・手数料比較に関しては、こちらのページから確認できるよ。
JAL Payプリペイドカードのデメリット・注意点
続いてJAL Payプリペイドカードのデメリットを見ていきましょう。
悪い例
・Visaブランドのクレジットカードのからの場合、チャージ手数料が発生する
・JALクレジットカードからの2重マイル獲得は不可
・一部利用できない店舗あり
一つずつ見ていきましょう!
Visaブランドのクレジットカードのからの場合、チャージ手数料が発生する
JAL Payプリペイドカードのチャージ手数料は以下のようになっています。
銀行振込・ネットバンクチャージ: 0円/件
クレジットカードチャージ:基本チャージ額の2.75%
また、海外ATM使用時も200円程度の手数料が必ず発生するので、その点も事前に理解しておく必要があります。
JALクレジットカードチャージによる2重マイル獲得は不可
クレジット経由でのチャージはマイル対象外です。
そのため、JALクレジットカードからJAL Payプリペイドカードにチャージすることで、2重マイルを得るのは不可能です。
一部利用できない店舗あり
海外プリペイドカードはどのカードも同じですが、一部利用できない店舗があります。
・レンタカー利用などデポジット(支払い保証)を目的としたご利用
・公共料金支払いや携帯電話の契約など、継続利用を前提としたお支払い
・航空機や船舶などでの機内販売
・ガソリンスタンドでの利用
こういった一部の店舗では、海外プリペイドカードは使用できないので注意しましょう。
JAL Payプリペイドカードとキャッシュパスポートの比較
JAL Payプリペイドカードと同様のサービスを運営している、マルチカレンシーキャッシュパスポートとの比較を見ていきましょう!
カード名 | マルチカレンシー キャッシュパスポート | JAL Payプリペイドカード |
デザイン | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
国際ブランド | MasterCard (マスターカード) | MasterCard (マスターカード) |
海外ATM 利用手数料 | 4%+200円 ※8通貨に限って、0%+200円 | 4%+200円 ※14通貨に限って0%+200円 |
海外ショッピング 利用手数料 | 4% ※8通貨に限って、0% | 4% ※14通貨に限って、0% |
チャージ 手数料 | 1% | 住信SBIネット銀行利用で無料 それ以外は200円/件など |
セキュリティ | ICチップ搭載 モニタリング(使用状況確認) 不正利用補償あり | ICチップ搭載 カードON/OFF簡単切り替え 不正利用補償あり ※年間10万円まで |
サービス・特典 | スペアカード1枚無料 200円ごとにTポイント 1ポイントが貯まる | 国内利用可能 200円利用or両替ごとに 1マイル貯まる |
サポート体制 | 24時間365日日本語対応コールセンター 電話越しの簡易通訳サービス 提携店での現金手配サービス | 紛失・盗難連絡は 24時間365日対応 |
入会金 | 無料 | 無料 |
年会費 | 無料 ※1年以上不使用の場合、毎月150円 | 無料 |
出勤手数料(清算) | 500円 | 500円 |
※JAL Payプリペイドカードの14通貨とは「米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、タイバーツ、シンガポールドル、マレーシアリンギット、中国元、台湾ドル、韓国ウォン」のこと
※キャッシュパスポートの8通貨とは、「米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドル」のこと
海外プリペイドカードの比較で特に大切なのは、以下の3点になります。
・外貨両替手数料
・セキュリティ
・サポート体制
【外貨両替手数料】
JAL Payプリペイドカードの方が安いと言えます。
ただ、それほど大きな手数料の違いはありません。
【セキュリティ】
どちらも高いセキュリティ体制を持っていると言えます。
不正利用補償がどちらにもついているため、最悪盗難や偽装カードによって不正利用されても※補償が出ます。
※JAL Payプリペイドカードの不正利用補償額は、年間10万円までなので、その点は注意が必要。
【サポート体制】
サポート体制はキャッシュパスポートの方が上と言えるでしょう。
24時間365日対応のコールセンターはどちらも同じですが、キャッシュパスポートはスペアカードの無料付随、電話越しの簡単通訳サービスなど、様々なサポート体制が整っています。



総合してみると、どっちの方がお得なの?



うーん難しいところだね。手数料やマイル特典重視ならJAL Payプリペイドカードの方が良いし、サポート体制やスペアカードが魅力的に考えられるならキャッシュパスポートかな。



なるほど、そしたらどっちがおすすめかは人によるってことか。
JAL Payプリペイドカードの作り方~使い方
ここからは実際にJAL Payプリペイドカードの発行~使い方までを紹介していきます。
JAL Payプリペイドカードの発行~使い方は大きく分けると、以下の5手順になります。
- カードの発行
- 本人確認書類+マイナンバー確認書類の画像データ提出
- カードに日本円をチャージする
- チャージした日本円を外貨に両替する
- 現地で使う
このように、大して難しいことはありません。
より細かく一つずつ見ていきましょう。
1.カードの発行
カードは申込みページから作ります。


JAL Payプリペイドカードは既にJALマイル会員に登録している人と、そうでない人で申し込みの方法が違います。
詳しくはリンク先で案内があるで、安心してください。
2.本人確認書類+マイナンバー確認書類の画像データ提出
発行申請から10日ほどでカードが住所に届きます。
まだこの段階ではカードは使用できません。
カードの利用登録を行い、その後本人確認を行う必要があります。
パスポートなどの本人確認書類と、マイナンバーカードなどのマイナンバー確認書類をアップロードして、JAL Payプリペイドカードが確認後、初めてカードが使用できるようになります。
この処理を行わないと海外ATMから現金引き出しを行うことなどはできないので、なるべく早めに処理しておきましょう。
3.カードに日本円をチャージする
確認処理が終わったら、JAL Payプリペイドカードに日本円をチャージします。
チャージ方法は銀行振込やクレジットカード入金などもありますが、クレジットカードからの入金は手数料がかかります。
4.チャージした日本円を外貨に両替する
JAL Payプリペイドカードを使って、14通貨のいずれかを引き出す予定なら、チャージした日本円を外貨に変換しておきましょう。
※14通貨とは「米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、タイバーツ、シンガポールドル、マレーシアリンギット、中国元、台湾ドル、韓国ウォン」のこと
通貨変換処理は「マイページ」からできます。
14通貨以外を引き出す予定であれば、日本円チャージだけで大丈夫です。
その場合は、海外ATM利用時に自動的に日本円から外貨両替が行われます。
5.現地で使う
あとはJAL Payプリペイドカードを現地で使うだけです。
事前にチャージしておけば、海外ATMでお金を引き出したり、ショッピング支払いに使うことができます。
海外ATM利用の出金方法などについて詳しく知りたい方は、「こちら」を参考にどうぞ。
JAL Payプリペイドカードの口コミ・評判
最後にJAL Payプリペイドカードの口コミや評判を見ていきましょう。
以下、ツイッターよりピックアップしています。
ツイッターでの口コミ・評判



概ね評判は良さそうだね!
やっぱり使っている人は、「マイル貯める勢」の人たちって感じだね。



そうだね。やっぱり他の海外プリペイドカードでは貯められないマイルが貯まっていくのが一番の魅力だよ。
ちなみに、口コミでは、レートが良い・悪いの二つの意見どちらも見られるけど、比較した限りでは「個別チャージできる15通貨であれば、それなりに良い位」と言えるね。



詳しく気になる人は【こちらのページ】から、実際の比較表を見てみてね。
まとめ:結局JAL Payプリペイドカードはおすすめなの?
JAL Payプリペイドカードは、JALマイルを貯められる唯一の海外プリペイドカードです。
もしJALマイルを貯めながら、海外プリペイドカードを使いたいというのであれば、おすすめのカードと言えます。
また、クレジットカードの審査が通らない方でも発行できるため、そういった場合の海外旅行用カードとしてもアリでしょう。