デビットカードは、即時決済・口座残高の範囲内で利用できるなど、とても安心できる性質のカードです。
更に、VISAやJCBなどの国際ブランド対応であれば、外国でのショッピング支払いや、海外ATMで現地通貨を引き出すこともできます。
つまり、一種の外貨両替手段になるということですね。
デビットカード一枚あれば、多額の現金を持ち歩く必要がなくなるため、海外旅行や留学時にも重宝します。
外貨両替の手数料も銀行に比べると安いことが多いです!
このページでは、デビットカードの基本的なメリット・デメリットや、50枚を超えるデビットカードの中から、特におすすめのカード7枚(その根拠は何か?)を分かりやすく紹介していきます。
また、今まで公にされることがなかったデビットカード毎のレート(両替手数料)も比較しているため、実際にお得なカードがどれかを知ることができます。
デビットカードを海外旅行や留学で使うことを検討している方は、是非参考にしてみてください。
- デビットカードはこんなカード
- おすすめのデビットカードとその理由
- デビットカードの実際の手数料の違いはこんな感じ
デビットカードだけでなく、他の外貨両替方法も含めて徹底比較しました。
「結局のところ何が一番お得なの?」という方はこちらをどうぞ。
- 1 デビットカードってそもそも何?海外で使えるとは?
- 2 海外で使えるデビットカード比較の審査項目(判断基準)
- 3 海外で使えるデビットカード比較表
- 4 海外で使えるデビットカードおすすめランキング!
- 5 デビットカードのメリット・デメリット
- 6 日本円チャージデビットと外貨チャージデビットの違い
- 7 デビットカードの両替手数料を徹底比較!
- 8 デビットカードの申込みと使い方(注意点など)
- 9 まとめ:当サイト一押しデビットカードは「ミライノデビット」!
デビットカードってそもそも何?海外で使えるとは?
まずそもそも、デビットカードってどんなものなの?
海外で使えるって言うのもいまいちよく分からないな。
大抵の人にはデビットカードはなじみが薄いよね。
まずはデビットカードがどんなものなのか?そして海外でデビットカードを使うということについてザックリ紹介していくね。
デビットカードとは?
▲画像はジャパンネット銀行デビットカード
デビットカードとは、銀行が発行しているカードです。
主な使い方としては、クレジットカードのように、お店でのショッピング支払いに使うことができます。
ただ、支払いのタイミングはクレジットが「後払い」なのに対して、デビットは「即時決済」です。
デビットカードは、銀行口座と情報が結びついているため、決済と同時に支払額が銀行口座から差し引かれます。
当然、預金残高が足りなければ、決済を完了することはできません。
つまり、ジャパンネット銀行デビットで1,000円の買い物をしたら、ジャパンネット銀行の口座から1,000円引かれるってこと?
その通り!
また、クレジットカードの場合、支払い先口座を指定できるのに対して、デビットカードは発行元の銀行口座からしか決済ができません。
そのため、デビットカードを使う場合は、事前に発行元の銀行口座にお金を入れておく必要があります。
ここまでが、一番基本のデビットカードの使い方だね。
次に、海外でデビットカードを使う方法について紹介していくよ。
デビットカードを海外で使う方法
実はデビットカードには、海外で使えるものと、使えないものの2種類があります。
- J-Debitのデビットカード:海外で使えない
- JCB/VISA/MasterCard(国際ブランド)対応のデビットカード:海外で使える
ただ、現在のデビットカードは、ほとんどがJCBやVISA、MasterCard対応の「※国際デビットカード」です。
国際デビットカードの場合、必ずカードに「JCB」や「VISA」「MasterCard」表記があります。
※このページでおすすめとして紹介するデビットカードも全て、いずれかの国際ブランド対応のものです。
JCBやVISA、MasterCardは世界中に加盟店があるため、加盟店であれば、海外でもショッピング支払いに使えます。
ショッピングと同様に、世界中にある対応ATMであれば、現地通貨を引き出すことができるのです。
なるほど!JCBやVISAといった国際ブランド対応だからこそ、世界中で使うことができるんだね。
ちなみに、VISAやMasterCardは世界中ほとんどの場所で対応しているのに対して、JCBは欧米圏や日本人があまり行かない国では対応してないところもあるから、その点は要注意だよ。
海外ATMで現地通貨を引き出せるってどういうこと?
ずっと気になってたんだけど、海外ATMで現地通貨を引き出せるって、つまりどういうことなの?
分かりやすく説明していくね。
デビットカードは、事前に口座にお金を入れておけば、海外ATMで現地通貨を引き出すことができます。
現在デビットカードにはJCBかVISA、MasterCardブランドが付いていますが、それぞれ対応しているATMマークは以下になります。
▲上から順に、「楽天銀行デビット」、「ジャパンネット銀行デビット」、「ミライノデビット(住信SBIネット銀行)」
- JCBは「JCB」「cirrus」表示があるATMで使える
- VISAは「VISA」「PLUS」表示があるATMで使える
- MasterCardは「MasterCard」「cirrus」「maestro」表示があるATMで使える
次は、実際どういった流れで現地通貨が出てくるかについて紹介するね。
海外ATMで現地通貨を引き出した場合、「VISA」「MasterCard」や「JCB」などの決済為替レートが適用されます。
更に、カード会社が設定する上乗せ手数料がかけられ、その後にも「海外ATM利用手数料」などがかかります。
そうして、最終的に銀行口座から引かれる金額が決定します。
これだけだと難しいから、実例を見てみようか!
- ATMで引き出す金額
- カード会社設定の上乗せ手数料
- 海外ATM利用手数料
- (現地ATM設定手数料)
- 最終的にカードから引かれる金額
例えば、海外ATMで1,000ドルを引き出す場合は、上記のようになるよ。
あくまで例だけど、どんな感じか理解できたかな。
なんとなく。
まとめると、海外ATMを使えば若干手数料はかかるけど、外貨両替が手軽にできるって感じで良いのかな?
そういうこと!
実際に使う場合は、ATMにカードを入れて、現金引出しを選択するだけだから簡単だよ。
ちなみに手数料は、日本の銀行で外貨両替するのに対してお得なの?
一概には言えないけど、大抵お得になる傾向があるよ。
この点の詳しい比較なんかは【後述】しているから、気になる場合はそっちを見てね。
ここまでがデビットカードの基本的な説明になるよ。
ここからは、50種類以上あるデビットカードの中から、おすすめのデビットカードについて紹介していくね。
海外で使えるデビットカード比較の審査項目(判断基準)
海外で使えるデビットカードおすすめランキングを紹介する前に、どうやってランキングを作成したのかを解説していきます。
当サイトでの審査基準は以下になります。
- 海外利用における手数料の安さ
- カードの利便性(国内・海外含む)
- セキュリティ・補償サポートの手厚さ
海外で使えるデビットカードを比較するには、大きくこの3つを抑えれば間違いないよ。
「海外利用における手数料の安さ」は分かるけど、「利便性」や「セキュリティ・補償サポートの手厚さ」ってそんなに大切かな?
それが意外と大切なんだ。まずは、3つの項目がどうして大切なのかを紹介していくね。
海外利用における手数料の安さ
海外で使うことを想定した場合、海外利用における手数料の安さは大切ですね。
デビットカードの海外での使用方法は、加盟店でのショッピング支払いや海外ATMでの現地通貨引出しです。
それぞれVISA/MasterCardやカードが決めた手数料がかかるため、この点を比較することで、どのデビットカードが海外利用でお得かが分かります。
特に海外旅行・留学は使う額が大きくなりがちなので、ちょっとした外貨両替レートの違いが大きな手数料の違いになるなんてこともあります。
画像で紹介しているように、どのカードを使うかによって、4,000円以上手数料が変わることもあるんだ!
すごい違い!確かに手数料は要チェックだね!
カードの利便性(国内・海外含む)
デビットカードは基本的な機能こそ、どれもほとんど同じです。
ただ、カードによって、細かな点で違いが現れます。
例えば、「ポイント還元率」や「国内キャッシュカード機能の付帯」「専用アプリがあるか?」などがそれに当たります。
どれだけ手数料が良くても、カードが使いにくかったり、不便だったら台無しだよね。
だから、この点も要チェックなんだ!
なるほどね!
セキュリティ・補償サポートの手厚さ
最後の一つがセキュリティ・補償サポートの手厚さです。
セキュリティが大切なのは、海外が日本と比べて、スリ(盗難)やスキミング被害(カード不正読取)が多いためです。
そして、カードが盗まれてしまったり、不正利用された場合でも、補償がしっかりと付いていれば安心ですよね。
だからこそ、セキュリティや補償サポートの手厚さはとっても大切なんです。
セキュリティ・補償サポート体制は以下のようにまとめられるよ。
- まず被害に遭わせない(セキュリティ)
→ICチップ、利用確認メール、オンラインセキュリティロックなど - 補償サポート
→不正利用補償の有無、ショッピング保険、海外利用付帯保険など
トラブルが起こりやすく、日本語の通じない海外だからこそ、セキュリティやサポートは大切なんだね!
そういうこと!
ここまでが、デビットカードおすすめランキングの判断基準だよ。
- 海外利用における手数料の安さ
- カードの利便性(国内・海外含む)
- セキュリティ・補償サポートの手厚さ
どうしてこの3つが大切か、これで理解してもらえたかな?
よく分かったよ!手数料の安さだけが正義じゃないんだね!
そういうこと。今回は50種類以上あるデビットカードの中から、おすすめの7つを紹介していくよ!
海外で使えるデビットカード比較表
ここでは、現在発行されているデビットカードの中から、※おすすめの7枚を比較し、特徴をまとめています。
※デビットカードは50種類以上ありますが、独断で7枚まで絞り込んでいます。
なんか細かくて、どこを見たらいいのか分からないな~!
一応上記データがおすすめランキング作成のための基データになっているってことだけ覚えておいて。
「それぞれのカードにどんな特徴があるのか」については、ランキングと一緒に解説していくね!
海外で使えるデビットカードおすすめランキング!
1位.【VISA/MasterCard】ミライノデビット(住信SBIネット銀行デビット)
▲ミライノデビット(MasterCardブランド)
▲ミライノデビット(VISAブランド)
海外利用における手数料の安さ | ★★★★☆ |
カードの利便性 | ★★★★★ |
セキュリティ・補償サポートの手厚さ | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★★ |
- 米ドルの個別チャージができる!
- 国内コンビニATMは月2回まで出金手数料無料!
- 0.8%の高還元率!
ミライノデビット | |
国際ブランド | VISA/ MasterCard |
発行手数料・年会費 | 無料 |
何歳から申込み可能か | 15歳以上 |
発行審査 | なし |
チャージできる通貨 | 2通貨 (日本円と米ドル) |
クロスボーダー手数料 (日本円→外国通貨への両替手数料) |
VISA(MasterCard) レート+2.5% |
海外ATM利用手数料 | 無料 |
国内ATM利用可否 | 可能 |
国内ATM出金手数料 | 月2回まで無料 |
スマホアプリ | あり |
タッチ決済 | タッチ決済対応 |
ポイント | VISAは0.6% MasterCardは0.8% キャッシュバック |
セキュリティ | ICチップあり 利用確認メールあり オンラインセキュリティロックあり |
補償・サポート | ショッピング保険なし 不正利用補償あり 海外旅行付帯保険なし |
★ミライノデビットは当サイト一押しのデビットカード
ミライノデビットは、海外利用における手数料が最安クラスのデビットカードです。
米ドル以外の通貨は個別チャージできませんが、通常の両替手数料もレート+2.5%とかなり割安です。
★海外ATM使用手数料がかからないから、安心して使える
更に嬉しいのが、海外ATMを利用する際に通常かかる「海外ATM使用手数料」が一切かからない点です。
海外ATMを利用しても、他のカードでかかる100円~200円が発生しないため、手数料の節約につながります。
★米ドルに関しては、ほぼ無料でショッピング支払いに使える!
米ドルに関しては、個別でチャージしておくこともできます。
米ドルでショッピング支払いをする場合、米ドル口座から支払いが行われれば、手数料の2.5%全てが年に30回までポイントバックされます。
つまり、米ドルに関しては、ほぼ手数料無料でショッピング支払いをすることができます。
★ミライノデビットは「VISA」か「MasterCard」のどちらかを選べる(デビットでは、ミライノデビットだけ)
ミライノデビットは、VISAかMasterCardブランドのどちらかを選ぶことができます。
2つの特徴を比較すると、以下のように分けることができます。
- 【VISA】:キャッシュバック率0.6%
- 【MasterCard】:キャッシュバック率0.8%。現時点でMasterCardブランド唯一のデビットカード。
このように、双方のカードで機能的な面ではキャッシュバック率程度になります。
0.8%のキャッシュバック率は、デビットカードでは、トップクラスの還元率となっています。
★国内での利便性や高いポイント還元も魅力的
国内利用に関してもかなりお得と言えるでしょう。
まず、月2回まではコンビニATMでの出金が無料ですし、他行宛振込手数料も月1回までは無料です。
ポイント還元率も0.6%~0.8%バックと、かなり割が良いです。
★セキュリティ・補償サポート面もしっかりしている!
セキュリティも一通り機能が揃っているので、安心できます。
補償に目を向けると、ショッピング保険こそありませんが、不正利用補償が付いているので、問題はないでしょう。
★国内・海外利用共に隙のないハイスペックデビットカード
このように、全ての面でハイレベルにまとまっているデビットカードがミライノデビットなのです。
更に言及するのであれば、MasterCardのデビットカードはミライノデビットだけなので、MasterCardブランドが欲しい方にはうってつけと言えるでしょう。
国内・海外ともに、どちらで使うとしても、これ以上高いレベルのデビットカードは他にないでしょう。
2位.【VISA】ジャパンネット銀行デビット
海外利用における手数料の安さ | ★★★☆☆ |
カードの利便性 | ★★★★☆ |
セキュリティ・補償サポートの手厚さ | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★☆ |
- 海外ATM使用手数料が無料!
- VISAタッチ決済対応!
- 年間500万円まで対応の不正利用補償
ジャパンネット銀行デビット | |
国際ブランド | VISA |
発行手数料・年会費 | 無料 |
何歳から申込み可能か | 15歳以上 |
発行審査 | なし |
チャージできる通貨 | 日本円のみ |
クロスボーダー手数料 (日本円→外国通貨への両替手数料) |
VISAレート +3.02% |
海外ATM利用手数料 | 無料 |
国内ATM利用可否 | 可能 |
国内ATM出金手数料 | 月1回まで無料 |
スマホアプリ | あり |
タッチ決済 | VISA タッチ決済対応 |
ポイント | 0.2% ポイント還元 |
セキュリティ | ICチップあり 利用確認メールあり オンラインセキュリティロックあり |
補償・サポート | ショッピング保険なし 不正利用補償あり 海外旅行付帯保険なし |
★海外での利用手数料が最もお得なわけではない
ジャパンネット銀行デビットは、海外利用における手数料は取り立ててお得なわけではありません。
海外ATM利用手数料こそ無料ですが、両替レートはVISAレート+3%と、トップクラスに安いわけではありません。
★それでもおすすめするのは、それ以外がハイレベルで実績もあるから
ただ、ジャパンネット銀行デビットはおすすめです。
なぜなら、利便性やセキュリティ面、実績などの点がとても高いレベルでまとまっているからです。
★国内利用はかなりお得!
まず、国内コンビニATMは月1回まで出金無料ですが、2回目以降も3万円以上の出金であれば無料になります。
また、スマホアプリはしっかり整備されており、とても使いやすいです。
★セキュリティ・補償サポートも手厚い
セキュリティ面に目を向けると、ICチップなど、一通り機能はそろっています。
また、補償面でも、年間500万円までの不正利用補償が付いています。
これだけ補償が手厚いデビットカードは他にありません。
★何よりも使用者多数!管理人も5年ユーザー!
ジャパンネット銀行デビットは数値に現れる面ではないのですが、個人的に安心感があります。
その理由は、管理人が5年間にわたって、海外旅行を交えながら、ジャパンネット銀行デビットを使ってきたからです。
その中で、特に利用に困ったことは一度としてありません。
管理人以外にも愛用者は多く、こういった豊富な実績の積み重ねこそが、ジャパンネット銀行デビットの一番の魅力と言えるかもしれません。
3位.【JCB/VISA】三菱UFJデビット
海外利用における手数料の安さ | ★★★☆☆ |
カードの利便性 | ★★★★☆ |
セキュリティ・補償サポートの手厚さ | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★☆ |
- 「海外旅行付帯保険のJCB」か「使い勝手のVISA」ブランドを選択できる!
- セキュリティ・補償サポートはバッチリ!
- 国内最大メガバンクの安心感!
三菱UFJデビット | |
国際ブランド | JCB/VISA |
発行手数料・年会費 | 2年目から年会費1,080円 ※条件によっては無料 |
何歳から申込み可能か | 15歳以上 ※中学生は除く |
発行審査 | なし |
チャージできる通貨 | 日本円のみ |
クロスボーダー手数料 (日本円→外国通貨への両替手数料) |
【JCB】JCBレート +1.6%+3.0% 【VISA】VISAレート +3.0% |
海外ATM利用手数料 | 【JCB/VISA】100円+税 |
国内ATM利用可否 | 不可 |
国内ATM出金手数料 | – |
スマホアプリ | あり |
タッチ決済 | VISAのみ対応 |
ポイント | 0.2% キャッシュバック |
セキュリティ | ICチップあり 利用確認メールあり オンラインセキュリティロックあり |
補償・サポート | ショッピング保険あり 不正利用補償あり JCBのみ海外旅行付帯保険あり |
※年会費無料の条件:年間10万円以上の使用で翌年無料。もしくは持ち主が23歳以下であれば、無料。
※ショッピング保険詳細:「JCB:年間100万円(自己負担額10,000円/1事故あたり) ※国内ショッピング保険の取り扱いはありません。VISA:年間100万円(自己負担額5,000円/1事故あたり)」
※不正利用補償:「JCB:最大500万円(1事故あたり)、VISA:最大100万円(年間)」
※JCBの海外旅行付帯保険:「最大3,000万円」の傷害死亡・後遺障害補償
2019年7月1日~2020年6月30日までの新規入会者は、年会費が無料(カード有効期間5年間)!
※優遇対象となる入会期間(2019年7月1日~2020年6月30日)や年会費の無料期間(カード有効期間5年間)は継続する可能性があります。
※5年後に年会費が発生する場合は、カード更改事前通知状でお知らせ予定となっています。
★三菱UFJデビットは「JCB」か「VISA」のどちらかを選べる
2つの特徴を比較すると、以下のように分けることができます。
- 【JCB】:海外利用における手数料が高いが、海外旅行付帯保険搭載
- 【VISA】:海外旅行付帯保険は付いていないが、海外利用における手数料は平均的
★利便性や機能だけを見ると、すごく優秀なわけではない
三菱UFJデビットはセキュリティ・補償サポート面は優秀です。
ただ一方で、単純なスペックでは、他デビットと比べてそれほどお得とは言えません。
では、なぜこのページでおすすめしているかと言うと、押しも押されぬメガバンク発行のデビットカードだからです。
★信頼が段違いのデビットカード
安心感が他のデビットカードと比べて段違いだということですね。
三菱UFJデビットは他銀行と比べても、明らかな大企業であるため、ブランドイメージをとても重視します。
そのため、比較的軽いイメージのネットバンクと比べて、万が一の際の対応などにも安心感があります。
悪い風評が流れるような事態になったら、ダメージも大きいですからね。
★都心部住みで特にこだわりがなければ、三菱UFJデビットがおすすめ!
「デビットはこれにする!」という確信が持てなかったりする場合は、三菱UFJデビットがおすすめです。
都心部には店舗も多数ありますし、三菱UFJ銀行は普段の使い勝手も良いです。
実際、管理人も普段から三菱UFJ銀行をメインバンクとして利用しており、不便もないので、そういった面からもおすすめできます。
2019年10月1日より消費税が8%⇒10%へ変更するため、三菱UFJデビットの諸手数料も変更します。
- 年会費:1,080円(税込み)⇒1,100円(税込み)
- ATM利用手数料:108円(税込み)/回⇒110円(税込み)/回
- 海外事務手数料:3%(税込み)⇒3.05%(税込み)
4位.【VISA】ソニーバンクウォレット(ソニー銀行)
海外利用における手数料の安さ | ★★★★★ |
カードの利便性 | ★★★★☆ |
セキュリティ・補償サポートの手厚さ | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
- 指定10通貨を個別チャージできる!
- 海外利用における両替手数料率は最安クラス!
- 国内ATM出金手数料が月4回まで無料
ソニーバンクウォレット | |
国際ブランド | VISA |
発行手数料・年会費 | 無料 |
何歳から申込み可能か | 15歳以上 |
発行審査 | なし |
チャージできる通貨 | ※10通貨 |
クロスボーダー手数料 (日本円→外国通貨への両替手数料) |
VISAレート +1.76% |
海外ATM利用手数料 | 216円 ※指定10通貨の場合、無料 |
国内ATM利用可否 | 可能 |
国内ATM出金手数料 | 月4回まで無料 |
スマホアプリ | あり |
タッチ決済 | なし |
ポイント | 0.5% キャッシュバック |
セキュリティ | ICチップあり 利用確認メールあり オンラインセキュリティロックあり |
補償・サポート | ショッピング保険あり 不正利用補償あり 海外旅行付帯保険なし |
※:10通貨とは、日本円を除いて「米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル・スイスフラン・香港ドル・南アランド・スウェーデンクローナ」のことです。
★ソニーバンクウォレットはハイスペックなデビットカード
ソニーバンクウォレットは、海外利用における手数料率が最安クラスのデビットカードです。
指定10通貨を海外ショッピングで支払いに使う場合は、手数料がほぼ無料になります。
海外ATMの利用も、指定10通貨を使う場合、引出し手数料の1.76%こそかかりますが、海外ATM利用手数料216円が無料になります。
★個別チャージも「円からアシスト」で自動処理される
通常であれば、こういった外貨チャージというのは事前に面倒な処理が必要になりますが、ソニーバンクウォレットには「円からアシスト」という機能があります。
事前に「円からアシスト機能」に同意をしておくことで、海外で利用する際に、自動的に有利なレートで取引をしてもらうことができます。
詳しく説明すると長くなるので、興味がある方はこちらのページを読まれることをおすすめします。
★指定10通貨以外の利用では気になる点も
ソニーバンクウォレットを管理人が実際に使って、「海外ATM使用手数料200円+税」はかなり高いと感じました。
指定10通貨以外の国で利用する際は、この手数料が気になるため、他の海外ATM使用手数料が無料のカードの方がおすすめと言えます。
例:「ミライノデビット」や「ジャパンネット銀行デビット」など
★国内での利便性も優秀
ソニーバンクウォレットは海外だけでなく、国内での利便性も優秀です。
まず、コンビニATMは月4回まで出金手数料が無料、他行宛振込手数料は月1回まで無料です。
もちろんスマホアプリも対応しています。
ただ、タッチ決済が非対応なので、決済スピードを重視したい方にはこの点はマイナスです。
★セキュリティ・補償サポートも問題なし!
気になる不正利用補償やショッピング保険も完備しています。
海外でトラブルに遭った場合でも、しっかりと補償してもらえるため、安心感もありますね!
★国内・海外ともにバランスの良いデビットカード
国内・海外利用ともに、あまり隙の見当たらない高性能なデビットカードと言えるでしょう。
5位.【JCB】イオン銀行キャッシュ+デビット
海外利用における手数料の安さ | ★★★★★ |
カードの利便性 | ★★★☆☆ |
セキュリティ・補償サポートの手厚さ | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
- 海外利用における両替手数料率は最安クラス!
- 国内はイオンATMなら24時間365日手数料無料!
- ショッピング保険・不正利用補償対応!
イオン銀行キャッシュ+デビット | |
国際ブランド | JCB |
発行手数料・年会費 | 無料 |
何歳から申込み可能か | 15歳以上 |
発行審査 | なし |
チャージできる通貨 | 日本円のみ |
クロスボーダー手数料 (日本円→外国通貨への両替手数料) |
JCBレート +1.6% |
海外ATM利用手数料 | 216円 |
国内ATM利用可否 | 可能 |
国内ATM出金手数料 | イオンATMは 24時間365日無料 |
スマホアプリ | あり |
タッチ決済 | WAON対応 (イオングループ タッチ決済) |
ポイント | 0.5% ポイント還元 |
セキュリティ | ICチップあり 利用確認メールあり オンラインセキュリティロックあり |
補償・サポート | ショッピング保険あり 不正利用補償あり 海外旅行付帯保険なし |
イオン銀行デビットはVISAブランドとJCBブランドの2種類があります。
ただ、VISAブランドに関しては、自動借入機能(自動キャッシング)機能が付いており、性質上クレジットカードに近いため、今回は※JCBのみ解説します。
※イオンJCBキャッシュ+デビットには借入機能はありません。
イオンVISAデビットについて詳しく読みたい方は「こちらのページ」をどうぞ。
★海外利用手数料がトップクラスに安いが。。
デビットカードとしては、海外利用の手数料率はトップクラスに安いです。
ただ、海外ATM使用手数料は都度200円+税がかかるため、この点は明らかなマイナスポイントと言えます。
★国内はイオンを中心に使い勝手が良い
イオン銀行キャッシュ+デビットは国内利用でも使いやすいです。
イオン銀行ATMであれば、24時間365日利用手数料無料なので、イオン銀行が生活圏の近くにある場合は、特におすすめですね。
銀行だけでなく、イオングループでの決済時には様々なポイント特典なども付いています。
★セキュリティ・補償サポート面もバッチリ!
セキュリティもICチップをはじめとして、しっかりしています。
補償に目を向けても、不正利用補償・ショッピング保険が付いているため安心感があります。
★見方によっては、JCBブランドが若干不安?
唯一弱点と言えるのは、国際ブランドが「JCB」だと言うことです。
JCBはハワイや韓国など日本人がよく行く国には広く対応していますが、欧米圏などは対応していない加盟店もあるため、見方によってはマイナスになります。
そういった点と、海外ATM使用手数料が高い点以外は、かなりおすすめのデビットカードと言えるでしょう。
6位.【VISA】GMOあおぞらネット銀行デビット
海外利用における手数料の安さ | ★★★☆☆ |
カードの利便性 | ★★★★☆ |
セキュリティ・補償サポートの手厚さ | ★★★☆☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
- 海外ATM利用手数料無料!
- セブンATMが月2回まで利用手数料無料
- 0.6%の高還元!
GMOあおぞらネット銀行デビット | |
国際ブランド | VISA |
発行手数料・年会費 | 無料 |
何歳から申込み可能か | 15歳以上 |
発行審査 | なし |
チャージできる通貨 | 日本円のみ |
クロスボーダー手数料 (日本円→外国通貨への両替手数料) |
VISAレート +3.02% |
海外ATM利用手数料 | 無料 |
国内ATM利用可否 | 可能 |
国内ATM出金手数料 | セブンATMで 月2回まで無料 |
スマホアプリ | あり |
タッチ決済 | VISA タッチ決済対応 |
ポイント | 0.6% キャッシュバック |
セキュリティ | ICチップあり 利用確認メールあり オンラインセキュリティロックあり |
補償・サポート | ショッピング保険なし 不正利用補償あり 海外旅行付帯保険なし |
★海外利用の手数料はそれほどお得ではない
GMOあおぞらネット銀行デビットは、海外利用における手数料が取り立ててお得なわけではありません。
海外ATM利用手数料こそ無料ですが、VISAレート+3%とそれほど優秀なわけではありません。
★海外利用の手数料以外の面が優秀!
ただ、GMOあおぞらネット銀行デビットはそれ以外がかなり優秀です。
まず、国内利用ではセブン銀行で月2回まで出金手数料が無料です。
更に、0.6%のキャッシュバックと、デビットカードの中ではかなり高い還元率を誇ります。
★セキュリティ・補償も基本は抑えてある
セキュリティ面も他デビットと同じように、基本的な機能は抑えています。
補償に関しては、ショッピング保険こそありませんが、不正利用補償はきっちり付いています。
★海外利用手数料以外は、ハイレベルでまとまっているデビットカード
このように、海外利用手数料以外に関しては、ハイレベルでまとまっているのが、GMOあおぞらネット銀行デビットです。
7位.【JCB/VISA】楽天銀行デビット
海外利用における手数料の安さ | ★★★☆☆ |
カードの利便性 | ★★★★☆ |
セキュリティ・補償サポートの手厚さ | ★★☆☆☆ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
- 「JCB」か「VISA」ブランドを選択できる
- デビット最高の【1.0%】ポイント還元率!
- JCBブランドの場合、楽天パンダデザインを選べる!
楽天銀行デビット | |
国際ブランド | JCB/VISA |
発行手数料・年会費 | 無料 |
何歳から申込み可能か | 16歳以上 |
発行審査 | なし |
チャージできる通貨 | 日本円のみ |
クロスボーダー手数料 (日本円→外国通貨への両替手数料) |
【JCB】JCBレート +3.024% 【VISA】VISAレート +3.024% |
海外ATM利用手数料 | 無料 |
国内ATM利用可否 | 可能 |
国内ATM出金手数料 | 有料 |
スマホアプリ | あり |
タッチ決済 | VISAのみ対応 |
ポイント | 1.0% ポイント還元 |
セキュリティ | ICチップあり 利用確認メールあり オンラインセキュリティロックあり |
補償・サポート | ショッピング保険なし 不正利用補償は判定厳しい 海外旅行付帯保険なし |
★楽天銀行デビットは「JCB」か「VISA」のどちらかを選べる
楽天銀行デビットは、JCBかVISAブランドのどちらかを選ぶことができます。
2つの特徴を比較すると、以下のように分けることができます。
- 【JCB】:楽天パンダデザインが可愛い
- 【VISA】:VISAタッチ決済対応。それ以外は変わらず。
このように、双方のカードで機能的な面ではほとんど違いがありません。
JCBは楽天パンダデザインが選べるのに対して、VISAはキッチリしたデザインのみになります。
★最大の魅力はデビット最高のポイント還元率!
どちらのブランドも、一番の特徴は1.0%のポイント還元があることです。
ポイントは、楽天ポイントとして還元されるため、とても使いやすいですね。
★不正利用補償の文言が少し厳しめ?
ただ、楽天デビットカードは不正利用補償に関する文言が、他デビットよりも厳しい点が注意に値します。
「基本的には不正利用補償あり」と認識しても問題ありませんが、文言は他デビットよりも厳しいため、その点が気になるのであれば、他デビットの方がおすすめでしょう。
★それでも魅力的な高還元デビット!
ただ、そういったのも分かった上で、1.0%の高還元を持つ楽天デビットを選ぶのも人によってはありかもしれませんね。
デビットカードのメリット・デメリット
そもそもデビットカードにはどんなメリット・デメリットがあるの?
基本的な使い方に関しては、最初の方に説明した通りだよ!
そしたら、それを含めたデビットカードの特徴について紹介していくね!
デビットカードの10のメリット
★海外ATMで現地通貨を引き出すことができる
事前に入金しておけば、海外のATMで現地通貨を引き出すことができます。
ATMさえあれば現地通貨を引き出せるため、多額の現金を持ち歩く必要などもなくなります。
更に、手数料に目を向けると、※銀行などでの外貨両替よりお得になることが多いです。
※詳しくは【後述】
また、クレジットのキャッシングとは違うので、金利が一切発生しません。
★海外ショッピングで使える
クレジットカードのように、国際ブランド加盟店(VISA/JCBなど)でショッピング支払いに使うことができます。
無理に多額の現金を用意しておく必要がなくなりますね。
★オンラインショッピングや海外通販で使える
加盟店であれば、たとえネット上であっても、買い物の支払いなどに使うことができます。
特に、留学中は海外通販などは重宝することになるので、ネット上の決済手段を持っていくのは大切なことです。
★使いすぎを防げる
クレジットカードが後払いのカードなのに対して、デビットカードは即時決済のカードです。
そのため、羽目を外しがちな海外旅行や留学中でも、節度を持って楽しむことができます。
★15歳以上なら与信審査なしで作れる
銀行によって発行可能年齢は異なりますが、大抵は15歳以上であればデビットカードを発行することはできます。
クレジットカードと違って、高校生などでも持つことができます。
また、クレジットの審査に通らなかった方でも、デビットなら作ることができます!
★基本的には年会費無料
カードによっては年会費がかかるカードもありますが、基本的には年会費無料です。
クレジットは年会費有料のものもあるので、この点は大きな違いと言えるかもしれません。
★利用履歴が簡単にチェックできる
デビットカードの使用履歴はネット上のマイページや、アプリから簡単に確認することができます。
留学に行くお子さんに持たせれば、明らかにおかしい買い物などに使っていないかもチェックすることができますね。
★セキュリティ・補償がしっかりしている
ほとんどのデビットカードはICチップや利用確認メールなど、セキュリティ面がしっかりしています。
更に、不正利用補償など安心できる補償が付いていることも多いです。
海外というトラブルが起こりやすい土地に持っていくカードだからこそ、嬉しい点ですね。
もちろん、万が一盗まれた場合に、ネット上からすぐに一時利用停止にできるロック機能にも対応しています。
★お子様の送金手段になり得る
留学に行く子供にデビットカードを持たせれば、それだけで国をまたぐ送金手段のやり取りができます。
必要なときにデビットの銀行口座にお金を入れればいいだけです。
そして、子供が必要な時に現地のATMから、お金を引き出すことができるという仕組みになっています。
★タッチ決済
VISAデビットの場合、「VISA PAYWAVE」というVISAのタッチ決済に対応しているカードもあります。
日本でも近年急速に広まってきているので、あると便利でしょう。
デビットカードの4つのデメリット
★口座残高以上は使えない
万が一海外旅行中に多額のお金が必要になった場合でも、銀行に入れているお金以上は引出すことができません。
そのため、デビットカードを海外で使う場合は、何かしら緊急時にお金を引き出せる別の手段(クレジットなど)を用意しておくことをおすすめします。
★海外旅行付帯保険は基本ついていない
デビットカードには基本的に、海外旅行付帯保険は搭載していません。
そのため、海外旅行保険には個別で入るか、海外旅行付帯保険付きのクレジットカードを用意しておくことをおすすめします。
★デビットは一部支払いでは使用できない
- 高速道路料金
- ガソリンスタンド
- 航空機内販売
- 月々の契約料金(スマホのキャリアなど)
上記のような一部店舗の支払いには、デビットが使えない場合もあるので、ご注意ください。
★ホテルのデポジット支払いと相性が悪い
デビットカードは、ホテルやレンタカーなどのデポジット(一時預かり金)と相性が悪いです。
クレジットカードであれば、後払いのため、実際に支払うことなく済むことになります。
一方で、デビットカードは、返金処理まで1~2ヵ月程度かかる可能性もあります。
更に、場合によっては、デポジットの支払い手段として、デビットカードだと拒否される可能性もあります。
こういった点でも不便に思う可能性はあるので、やはり一枚はクレジットカードを保有した上で海外旅行に行くのが個人的にはおすすめです。
デビットカードは即時決済だからこその、メリット・デメリットがあるってことだね。
そうだね!
デビットは海外旅行・留学で便利なのは事実だけど、やっぱり万が一の場合に備えて、一枚はクレジットカードも持っていくことをおすすめするよ。
まあ、デビットだけでもなんとかなるケースが大半だけどね!
日本円チャージデビットと外貨チャージデビットの違い
ソニーバンクウォレットやミライノデビット(住信SBI)の2枚のデビットカードは、事前に外貨をチャージしておくことができます。
こういった外貨チャージができるデビットカードと、日本円のみしかチャージできないデビットカードは何が違うのかを見ていきましょう。
この部分は少し専門的な項目になるから、特に興味がなければ、次の「カード毎の両替手数料比較」まで飛ばしても問題ないよ。
日本円チャージデビットの場合
銀行に日本円を入れておき、それを海外で使う場合、以下のようなことが起こっています。
- 銀行に日本円を預ける
- ③のタイミングと同時に、外貨両替処理が行われる(手数料も発生)
- 海外ショッピングやATMで現地通貨を引出す
ほとんどのデビットカードがこのタイプです。
ちなみに外貨チャージできる「ソニーバンクウォレット」と「ミライノデビット」の2つも、日本円チャージ可能です。
外貨チャージデビットの場合
銀行に外貨を入れておき、それを海外で使う場合、以下のようなことが起こっています。
- 銀行に日本円を預ける
- 日本円を外国通貨へ両替処理する(若干の手数料も発生)
- 海外ショッピングやATMで現地通貨を引出す(この時両替処理は行われない)
日本円チャージができるデビットカードとの違いは、「手数料の安さ」にあります。
外貨チャージできるデビットカードは、日本円から外貨に両替をする際に会社独自のレートを使用しており、結果的に両替手数料がお得になる傾向があります。
実際にどの程度、お得になるかは【後述】の両替手数料比較を見ていただければと思います。
- ソニーバンクウォレット:米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル・スイスフラン・香港ドル・南アランド・スウェーデンクローナの10通貨
- ミライノデビット:米ドルのみ
※もちろん、どちらのカードも日本円チャージは可能です。
デビットカードの両替手数料を徹底比較!
デビットカードは銀行で外貨両替するのに比べて安いと言われることが多いですが、実際のところどうなのでしょうか?
そこで、米ドル、ユーロ、英ポンド、香港ドルの4つの通貨レートで、それぞれどうなるのか調べてみました。
デビットカードだけでなく、他の外貨両替方法も含めて徹底比較しました。
「結局のところ何が一番お得なの?」という方はこちらをどうぞ。
USドルの場合
外国為替市場 | 110.77円 |
みずほ銀行外貨両替 | 114.04円 |
ソニーバンクウォレット |
112.88円(-1.16円) |
ミライノデビット(VISA) | 113.64円(-0.40円) |
イオン銀行デビット |
112.91円(-1.13円) |
ジャパンネット銀行デビット | 114.60円(+0.56円) |
楽天銀行デビット |
【JCB】114.50円(+0.46円) |
【VISA】114.60円(+0.56円) | |
GMOあおぞらネット銀行デビット | 114.60円(+0.56円) |
※2019年2月26日付け各デビットカード利用のUSドルの為替レート
※差額はみずほ銀行外貨両替と比較した金額です。
※「ソニーバンクウォレット」と「ミライノデビット」は独自レートでの計算で、それ以外はJCB・VISAレートを基準に計算しています。
※【JCB】【VISA】記述があるものは、2つのブランドを発行しているデビットカードのため、それぞれのレートを表示しています。
簡単に解説を入れとくと、上の表は、「1ドル両替するのに何円必要なのか?」を表してるんだ。
だから、数字が小さいほどお得だということだよ。
ちなみに、カッコ内の数字はみずほ銀行と比ベた場合の比較金額になっているよ。
なるほど!
差額がマイナスで青色はお得。
逆にプラスの赤色は損ってことだね。
ユーロの場合
外国為替市場 | 125.82円 |
みずほ銀行外貨両替 | 132.12円 |
ソニーバンクウォレット | 128.15円(-3.97円) |
ミライノデビット(VISA) | 129.46円(-2.66円) |
イオン銀行デビット | 128.34円(-3.78円) |
ジャパンネット銀行デビット | 130.12円(-2.0円) |
楽天銀行デビット | 【JCB】130.41円(-1.71円) |
【VISA】130.12円(-2.0円) | |
GMOあおぞらネット銀行デビット | 130.12円(-2.0円) |
※2019年2月26日付け各デビットカード利用のユーロの為替レート
※差額はみずほ銀行外貨両替と比較した金額です。
※「ソニーバンクウォレット」は独自レートでの計算で、それ以外はJCB・VISAレートを基準に計算しています。
※【JCB】【VISA】記述があるものは、2つのブランドを発行しているデビットカードのため、それぞれのレートを表示しています。
英ポンドの場合
外国為替市場 | 145.83円 |
みずほ銀行外貨両替 | 156.77円 |
ソニーバンクウォレット | 148.60円(-8.17円) |
ミライノデビット(VISA) | 149.30(-7.47円) |
イオン銀行デビット | 148.25円(-8.52円) |
ジャパンネット銀行デビット | 150.06円(-6.71円) |
楽天銀行デビット | 【JCB】150.64円(-6.13円) |
【VISA】150.06円(-6.71円) | |
GMOあおぞらネット銀行デビット | 150.06円(-6.71円) |
※2019年2月26日付け各デビットカード利用の英ポンドの為替レート
※差額はみずほ銀行外貨両替と比較した金額です。
※「ソニーバンクウォレット」は独自レートでの計算で、それ以外はJCB・VISAレートを基準に計算しています。
※【JCB】【VISA】記述があるものは、2つのブランドを発行しているデビットカードのため、それぞれのレートを表示しています。
香港ドルの場合
外国為替市場 | 14.11円 |
みずほ銀行外貨両替 | 16.58円 |
ソニーバンクウォレット | 14.46円(-2.12円) |
ミライノデビット(VISA) | 14.52円(-2.06円) |
イオン銀行デビット | 14.38円(-2.20円) |
ジャパンネット銀行デビット | 14.59円(-1.99円) |
楽天銀行デビット | 【JCB】14.61円(-1.97円) |
【VISA】14.60円(-1.98円) | |
GMOあおぞらネット銀行デビット | 14.59円(-1.99円) |
※2019年2月26日付け各デビットカード利用の香港ドルの為替レート
※差額はみずほ銀行外貨両替と比較した金額です。
※「ソニーバンクウォレット」は独自レートでの計算で、それ以外はJCB・VISAレートを基準に計算しています。
※【JCB】【VISA】記述があるものは、2つのブランドを発行しているデビットカードのため、それぞれのレートを表示しています。
こうして全体を見てみると、ほとんどの通貨は銀行での両替と比べて、デビットカードを利用した場合の方がお得な結果になっているね!
そうだね。USドルは基軸通貨と言われるほど主要な通貨で、銀行側もたくさん持っているから、優遇レートで呈示することが多いんだ。
それ以外はほぼ例外なく、デビットカードを使って、現地ATMで両替した方がお得という結果になっているね。
なんだか、香港ドルのようにそれほど主要じゃない通貨は、銀行のレートはあまり良くないね?
一概には言えないけど、マイナーな通貨ほど、銀行の取引レートは悪い傾向にあるよ。
逆に、デビットカードはJCBやVISAを基準にしているから、マイナーな通貨でも有利なレート計算ができるよ。
外貨両替手数料(レート)の調べ方
気になっていたんだけど、上で紹介した数字(レート)はどうやって調べたの?
それじゃあUSドルの場合を例に挙げて、調べていこうか。
それ以外の通貨は同じように調べただけだから、紹介は省くよ。
★1.外国為替市場での為替レート
ロイターで今日(2019年2月26日)の米ドル/日本円の為替レートを調べてみます。
参照:ロイター外国為替
1ドル両替するのに、必要な日本円は「110.77円」と言うことが分かりますね。
ただ、外国為替市場での基準レートなので、他の取引市場では、手数料などがかかり、もっと高くなります。
★2.みずほ銀行外貨両替所での為替レート
みずほ銀行ホームページ(みずほ外貨両替相場)の米ドル/日本円の為替レートを確認します。
参照:みずほ銀行外貨両替レート
1ドル両替するのに、必要な日本円は「114.04円」と言うことが分かります。
★3.ソニーバンクウォレットの為替レート
ソニーバンクウォレットは日本円をチャージしておいて、米ドル利用・引出しをすることもできますが、ここでは米ドルチャージした場合の必要額を計算してみます。
独自の外貨チャージをする場合は、ソニー銀行の為替レートに、手数料を上乗せしたものが使用されます。
それぞれの上乗せ手数料は以下になります。
- 米ドル:0.15円
- ユーロ:0.15円
- 英ポンド:0.45円
- 豪ドル:0.45円
- NZドル:0.45円
- カナダドル:0.45円
- スイスフラン:0.45円
- 香港ドル:0.09円
- 南アランド:0.20円
- スウェーデンクローナ:0.09円
※上記上乗せ手数料は、ソニーバンクウォレットHPにて公表されています。
ソニー銀行ホームページで今日(2019年2月26日16時34分時点)の米ドル/日本円の為替レートを調べてみます。
参照:ソニー銀行為替レート
※ソニーバンクウォレットマイページから確認したところ、たまたまキャンペーン中で為替コスト無料でした。
今回は通常時の購入レートが知りたいため、購入レートに0.15円(為替コスト)を足します。
ソニーバンクウォレットの場合、1ドル両替するのに、必要な日本円は「110.93円」と言うことが分かります。
ただ、外貨チャージしたお金を現地ATMで引出す際に、1.76%の手数料がかかるため、1.76%手数料を上乗せします。
- 110.93×1.0176(101.76%)=112.88
よって、1ドル両替するのに、必要な金額は「112.88円」と言うことが分かります。
★4.ミライノデビット(VISA)の為替レート
ミライノデビットは日本円をチャージしておいて、米ドル利用・引出しをすることもできますが、ここでは米ドルチャージした場合の必要額を計算してみます。
米ドルチャージをする場合は、住信SBIネット銀行の為替レートに、手数料を上乗せしたものが使用されます。
上乗せ手数料は以下になります。
- 米ドル:0.04円
※上記上乗せ手数料は、住信SBIネット銀行HPにて公表されています。
住信SBIネット銀行ホームページで今日(2019年2月26日16時34分時点)の米ドル/日本円の為替レートを調べてみます。
※住信SBIネット銀行ホームページから確認したところ、ソニーバンクウォレット同様に、たまたまキャンペーン中で為替コスト無料になってました。
今回は通常時の購入レートが知りたいため、購入レートに0.04円(為替コスト)を足します。
ミライノデビットの場合、1ドル両替するのに、必要な日本円は「110.87円」と言うことが分かります。
ただ、外貨チャージしたお金を現地ATMで引出す際に、2.5%の手数料がかかるため、2.5%手数料を上乗せします。
- 110.87×1.025(102.5%)=113.64
よって、1ドル両替するのに、必要な金額は「113.64円」と言うことが分かります。
★5.イオン銀行デビットの為替レート
イオン銀行キャッシュ+デビットは日本円をチャージしておくと、「JCBレート+手数料」で現地通貨を利用・引出しすることができます。
その際使用されるJCBの米ドル/日本円の為替レートを確認します。
参照:JCBレート
上記表を見ると、1ドル両替するのに、必要な日本円は「111.14円」となります。
ただ、イオン銀行JCBデビットは海外ATMで現地通貨を引出す際に、1.6%の手数料が必ず発生するため、1.6%手数料を上乗せします。
- 111.14×1.016(101.6%)=112.91
よって、イオン銀行JCBキャッシュ+デビットの場合、1ドル両替するのに、必要な金額は「112.91円」と言うことが分かります。
★6.ジャパンネット銀行デビットの為替レート
ジャパンネット銀行デビットも先述のイオンデビット同様、日本円から自動的に外貨両替が行われます。
ただ、イオン銀行デビットと違って、ジャパンネット銀行デビットはVISAレートを使用します。
VISAの米ドル/日本円の為替レートを確認します。
参照:VISAレート
手数料0%の場合のVISAレートは「111.24円」と言うことが分かります。
VISAレートは手数料を加えた上でレートがいくらになるのかも計算できるので、※上乗せ手数料を設定してみます。
※今回の場合、ジャパンネット銀行VISAデビットの上乗せ手数料である3.02%。
参照:VISAレート
1ドル両替するのに、必要な日本円は「※114.60円」と言うことが分かります。
※この為替レートは、ジャパンネット銀行デビットの手数料3.02%を加えたものです。
★7.楽天銀行デビットの為替レート
楽天銀行デビットはJCBとVISAの2種類があるので、それぞれ確認していきましょう。
手数料以外は先述デビットと全く同じ計算方法になるので、省略します。
楽天銀行デビットはそれぞれ、JCB/VISAレートに上乗せ手数料3.024%がかかります。
- 【JCB】111.14(JCBレート)×1.03024(103.024%)=114.50
- 【VISA】111.24(VISAレート)×1.03024(103.024%)=114.60
1ドル両替するのに、必要な日本円は楽天JCBデビットは「114.50円」、楽天VISAデビットは「114.60円」と言うことが分かります。
★8.GMOあおぞらネット銀行デビットの為替レート
GMOあおぞらネット銀行デビットは、手数料以外は他デビットと同様の計算方法になるので、省略します。
GMOあおぞらネット銀行デビットは、VISAレートに上乗せ手数料3.02%がかかります。
- 111.24(VISAレート)×1.0302(103.02%)=114.60
1ドル両替するのに、必要な日本円はGMOあおぞらネット銀行デビットは「114.60円」と言うことが分かります。
1,000英ポンド(約15万円)両替する場合、どの位の差になるの?
1英ポンド両替あたり6円の差は、正直かなり小さく見えますよね。
ただ、海外旅行や留学をする場合は、それなりに大きなお金を使うため、その小さな差が、最終的に大きな差となって現れることになります。
ここでは例として、「1,000英ポンド両替するのに必要な日本円がどのくらい違うか?」を比較してみましょう。
今回は最安手数料の「イオン銀行JCBデビット」と、「みずほ銀行外貨両替」を比較に使います。
使用レートは、先ほどの2019年2月26日時点の英ポンドレートです。
イオン銀行 JCBデビット |
みずほ銀行 外貨両替 |
差額 | |
1ポンド 両替するのに 必要な日本円 |
148.25円 | 156.77円 | 8.52円 |
1,000ポンド 両替するのに 必要な日本円 |
148,250円 | 156,770円 | 8,520円 |
※実際に海外ATMでの現金引き出しをする場合は、「海外ATM使用手数料」や「現地ATM手数料」なども発生しますが、今回は純粋なレート上だけでの計算とします。
うわっすごいな!1,000ポンド(約15万円)の両替で8,520円も差額が生まれるのか!!
ちょっと衝撃的だな。。。
もちろんここで紹介した比較は、最安手数料のイオン銀行VISAデビットとみずほ銀行外貨両替だからこその差額です。
ただ、両替方法ひとつ変えるだけで、これだけ手数料の違いが生まれるのも事実なのです。
デビットカードの申込みと使い方(注意点など)
ここまでデビットカードの特徴や比較についてはあらかたまとめてきたから、次は実際の申込み手順や使い方について紹介していくね。
お願いします!
デビットカードの申込み手順
デビットカードの申込みはカードにもよりますが、大抵の場合、以下の手順での発行になります。
- デビットカード発行元(銀行)のWEBサイト・書類郵送・FAXで申込みをします。
→申込時か、本人確認書類到着後、必ず本人の顔写真付き身分証明書を提出する必要があります。 - 1~2週間ほどで自宅にデビットカードが届きます。
- デビットカードの初期設定などをしたら利用開始
手元に届くまで少し時間がかかるから、海外旅行で使う場合は、早めの準備が必要だね。
ここまで終わったら、後はチャージして、実際に使う段階に移ります。
デビットカードの使い方
★チャージ方法
デビットカードのチャージ方法は、とっても簡単です。
ATMへカードを入れてそのまま入金するか、振込で別口座から入金するなどになります。
クレジットカードと違って、事前に入金しておかないと使うことができないため、その点は注意が必要です。
★海外ATMを使用する場合
- デビットカードを現地ATMに入れます。
- 4桁の暗証番号を入力してENTERを押します。
- 「CASH WITHDRAWAL(引き出し)」を押します。
- 「SAVING(普通預金)」を押します。
- 利用金額を選択して、ENTERを押します。
- 現金、カード、レシートを受け取って、終了
海外ATMの使い方はそれほど難しくありませんね。
※海外ATMを使う際は、空港内や銀行の中などセキュリティのしっかりした場所のものを選び、道端のATMなどは絶対に使わないようにしましょう。
海外は道端や地下鉄にもATMがあるんだけど、そういった場所のATMではスキミング被害に遭いやすいから要注意だよ。
★ショッピングの支払いに使う場合
デビットカードで支払いを行う際は、クレジットと同じ扱いになります。
国内外問わず、支払いの際は「クレジットカード払いで」と言って渡せば、後は店員さんが処理をしてくれます。
支払い通貨を「日本円」か「現地通貨」どちらにするか聞かれた場合は、必ず現地通貨を選びましょう。
また、支払い回数は1回しかできないので、聞かれた場合は「一括」と答えればOKです。
まとめ:当サイト一押しデビットカードは「ミライノデビット」!
最後になるから簡単なおさらいをしておくね!
まずデビットカードの主な特徴は以下になるよ。
- 事前にお金を銀行に入れておけば、海外ATMで現地通貨の引出し、海外ショッピングに使用できる
→旅行先の現金管理が楽になる - クレジットカードと違って、使いすぎを防げる
→留学に行くお子さんの金銭管理なども簡単にできる
そうだった!あとはカードによっても、けっこう違いがあったね!
僕が特におすすめするのは、以下の4つのカードのどれかだよ。
中でも一押しは「ミライノデビット」だよ。
- ミライノデビット:外貨両替レートがどこの国でも安い。更に海外ATM使用手数料も無料。国内・海外での利便性、セキュリティ面など全てにおいてハイスペック
- ジャパンネット銀行デビット:外貨両替レートは平均レベル。それ以外は優秀。使ってる人が多数いて、実績豊富。
- 三菱UFJデビット:性能としては、中の上程度のスペック。それを補って余りある安心感が魅力。
- ソニーバンクウォレット:外貨両替レートはトップクラスに安い。海外ATM使用手数料が高いのが傷。それ以外も優秀。
こんなところだね。
細かなおすすめは人によって違うって感じかな?
そうだね。
どれが良いのかは何を重視するかによって変わるから、よく検討してみることをおすすめするよ。
デビットカードだけでなく、他の外貨両替方法も含めて徹底比較しました。
「結局のところ何が一番お得なの?」という方はこちらをどうぞ。