海外ATMで現地通貨を引き出したり、海外ショッピングに使えるデビットカードが、三井住友銀行から発行されています。
ただ海外で使えるだけでなく、ポイント還元やセキュリティも強固と言う優れものになっています。
今回はそんな三井住友デビット(SMBCデビット)のメリット・デメリットを紹介していきます!
- 三井住友デビット(SMBCデビット)はこんなカード
- 三井住友デビットと三菱UFJデビットの違い
- 三井住友デビットの作り方や使い方
50種類を超えるデビットカードの中から、海外利用で優秀なものを7枚選出!
徹底比較で分かったおすすめデビットカードとは?
デビットカードだけでなく、他の外貨両替方法も含めて徹底比較しました。
「結局のところ何が一番お得なの?」という方はこちらをどうぞ。
三井住友VISAデビットカード(SMBCデビット)とは
▲SMBCデビットは4種類のデザインから好きなものを選べる!
SMBCデビットとは、三井住友銀行の発行するVISAデビットカードのことです。
そもそもデビットカードとは、即時払いのクレジットカードのようなものです。
口座情報がカードと結びついているので、支払いと同時に口座からお金も少なくなるという仕組みになっています。
そんな三井住友デビットの特徴は、主に以下のようなものになっています。
- 世界中のVISA加盟店でショッピング支払いができる
- 海外ATMから現地通貨を引き下ろせる
- 不正利用補償・ショッピング保険がついている
- (中学生を除く)15歳以上であれば発行できる
- ポイント(キャッシュバッグ)還元制度
- SMBCデビット発行で、国内提携コンビニATM利用料が月3回まで無料!
様々な特徴がありますが、SMBCデビットを発行するだけで、国内提携コンビニATMが月3回まで利用手数料無料になる点が大きいですね。
三井住友銀行のヘビーユーザーの方からすると、これだけでも作る価値のあるカードと言えるのではないでしょうか。
更に、海外でも大活躍のカードになります。
海外ATMで現地通貨を引き出せたり、世界中のVISA加盟店でショッピング支払いに使えます。
事実、海外旅行にデビットカードを持って行って外貨両替している人は多いんだよ。
そして、セキュリティもしっかりしていることから、安心して海外に持っていける仕様になっていますね。
三井住友VISAデビットのメリット・特典
まずはSMBCデビットカードのメリットや特典を見ていきましょう。
一つずつ見ていきましょう!
世界中のVISA加盟店でショッピング支払いOK
SMBCデビットは、VISAブランドのデビットカードなので、全世界のVISA加盟店で支払いに使うことができます。
支払いの際はクレジットカードと同じ扱いになりますが、一括払いしかできないので、その点はご注意を。
また、クレジット支払いに対応していれば、ネットショッピングの支払いにも使うことができます。
海外のATMで現地通貨を引き出すことができる
SMBCデビットは、海外のATMで現地通貨を引き出すことができます。
海外通貨が現地ATMで簡単に引き出せるので、外貨両替をとっても楽にすることができます。
レートも銀行でするより大抵良いものなので、便利だしお手頃ですね!
タッチ機能対応
▲左が「VISA PAYWAVE」、右が「iD」マーク
SMBCデビットは「VISA PAYWAVE」と「iD」の2つのタッチ決済機能を備えています。
VISA PAYWAVEは日本国内だとまだ対応店は少ないですが、IDは大抵のコンビニなどに対応しています。
普段からSMBCデビットを支払いに使う場合は、よりスムーズに決済をすることができますね。
15歳以上なら審査なしで発行可能!
中学生を除く15歳以上であれば、未成年であってもSMBCデビットを作ることができます。
審査も通常のクレジットのように厳しくなく、発行条件は3つだけです。
- 三井住友銀行の口座を保有していること:誰でも口座は作れます。
- (中学生を除く)15歳以上であること
- 日本在住であること
条件さえ満たしていれば、外国の方や学生でも作れるよ。
不正利用補償などセキュリティ対策がしっかりしている!
SMBCデビットのセキュリティはかなり優れています。
- ICチップ付与
- 利用確認メール
- 不正利用補償
- ショッピング保険
【ICチップ付与】
スキミング被害防止に役立ちます。
【利用確認メール】
カード使用の度に利用確認メールが来るため、万が一不正利用された場合もすぐに気づくことができます。
【不正利用補償】
偽造や盗難によって不正利用された場合の返金補償があります。
【ショッピング保険】
三井住友VISAデビットを使って購入した品物が破損した場合は、補償が適用されます。
不正利用補償っていうのは特にすごいね!
そうだね。偽造や盗難された場合でも返金補償があるから、安心して海外にカードを持っていけるね。
海外でのサポート体制が豊富!
セキュリティだけでなく、SMBCデビットは海外旅行中のサポートがかなりしっかりしています。
- VJデスクの利用
- 緊急カードの発行
【VJデスクの利用】
VJデスクとは、世界各地に存在する様々な海外トラブルを解決してくれるサポートデスクのことです。
例えば、パスポートをなくした場合の対応を指示してくれたり、現地のレストランを予約してくれたりなど、様々なサポートを受けることができます。
【緊急カードの発行】
海外でSMBCデビットの紛失・盗難被害に遭った場合は、「緊急カード」を10,800円で発行することができます。
SMBCデビットの緊急カードの場合、使用できるのはVISA加盟店でのショッピングのみで、海外ATMで現地通貨を引き出すことはできません。
年会費完全無料
SMBCデビットは年会費完全無料です。
クレジットカードと違って年会費がかからないのも、デビットカードの一つの魅力と言えますね。
使いすぎの心配なし
デビットカードはクレジットカードと違って、即時払いのカードであるため、口座にある金額以上の買い物はできません。
だからこそ、羽目を外しがちな海外旅行でも使いすぎの心配がありませんね!
ついつい旅行先で、必要のないお土産を買っちゃう僕としては有難いな!
でも、何かあったときに保有残高以上はお金を使えないという意味では、マイナスにもなりうるね。
あと、保有残高以上は使えないという点は海外プリペイドとも似ているね。[kanren postid="30"]
ポイント還元(キャッシュバック)
SMBCデビットは、「ポイントバック」か「キャッシュバック」どちらかの特典を選ぶことができます。
- キャッシュバックの場合:自動で0.25%還元
- ポイントの場合:ワールドプレゼントに変換可能。還元率は0.3~0.5%相当。
★キャッシュバック(0.25%還元相当)
初期設定はキャッシュバックです。
キャッシュバック率は0.25%で、これがどの程度かと言うと、10,000円使用すると約25円返ってきます。
還元率としては微妙ですが、自動なので楽なのが魅力です。
★ポイント還元(0.5%還元相当)
ポイント還元率は0.5%なので、10,000円使うと50ポイント(SMBCポイント)が貯まります。
※SMBCポイントは、1ポイント0.6~1円相当です。
「キャッシュ+デビット」タイプなら国内ATMも使える
SMBCデビットは2種類に分けられます。
- デビット単体タイプ
- 「キャッシュ+デビット」タイプ
デビット単体タイプの場合は、国内ATMを利用することは出来ません。
※ショッピング支払いや海外ATMの利用は可能です。
一方、「キャッシュ+デビット」タイプの場合は、キャッシュカード機能も備えているため、国内ATMでお金を引き出すこともできます。
もちろん、ショッピング支払いや海外ATMの利用も可能です。
基本的には、SMBCデビットは「キャッシュ+デビット」タイプが発行されることとなります。
SMBCデビットを作るだけで、コンビニATMが月3回まで無料!
SMBCデビットを作ることで受けられる、最大のメリットがこれです!
SMBCデビットを作ると、SMBCポイントパックというサービス特典を受けることができます。
サービス特典は以下になります。
- セブンやローソン、enet(ファミマ)など、提携コンビニでのATM使用手数料は月3回まで無料
- 三井住友銀行ATMが時間外手数料も無料
引用:三井住友ポイントパック
このように、SMBCデビットを作るだけで、国内ATM手数料がグッと割引される特典なのです。
この特典は本当に大きいから、普段三井住友銀行をメインバンクにしているなら、SMBCデビットは作らないと損だよ!
三井住友VISAデビットのデメリット・注意点
三井住友デビットカードのデメリット・注意点は以下になります。
一つずつ見ていきましょう!
海外ATM使用手数料(外貨両替手数料)が平凡
海外ATMで、三井住友VISAデビットから現地通貨を下ろした場合の手数料は以下になります。
- VISAレート+3%(海外事務手数料)+108円(海外ATM利用手数料)
※上記に加えて、現地ATM側が設定する手数料200円ほどかかる可能性があります。
例として、1万円分の外貨を海外ATMから引き出す場合、
-
- 10,000+【10,000×3%+108円】=10,408円
【10,000×3%+108円】←この部分がそのまま手数料に当たるので、外貨両替手数料は408円となります。
なるほど!でも、イマイチ分からないんだけど、この外貨両替手数料は高いの?安いの?
他のカードと比較してみようか!
銀行(デビットカード名) | 海外ATM利用手数料 |
三井住友VISAデビット (SMBCデビット) |
VISAレート+3%+108円 |
三菱UFJ-JCBデビット | JCBレート+1.6%+ 3%+108円(税込み) |
三菱UFJ-VISAデビット | VISAレート+3% +108円(税込み) |
みずほ銀行デビット | 海外ATM使用不可 |
ソニーバンクウォレット | VISAレート+1.76%+216円 ※一部通貨の場合は、216円は不要 |
楽天銀行JCBデビット | JCBレート+3.024% |
楽天銀行シルバー(ゴールド) VISAデビット |
VISAレート+3.024% |
ジャパンネットバンク | VISAレート+3.02% |
イオン銀行JCBデビット | JCBレート+1.6%+216円 |
イオン銀行VISAデビット | VISAレート+1.6%+216円 |
スルガ銀行デビット | VISAレート+3%+216円 |
セブン銀行デビット | JCBレート+3%+108円 |
このように、他社と比べると、平均的な外貨両替手数料だということが分かりますね。
「手数料は安くはないけど、取り立てて高いわけでもない」という表現がしっくりきますね。
ただ、コストがあまりかからないネット銀行と比べると、やはり手数料は高いです。
一方、同じメガバンクである三菱UFJ-VISAデビットと比べると、手数料は同じですね。
三菱のJCBデビットよりは安いですが、三菱UFJ-JCBデビットは海外旅行付帯保険が付いているのが大きなメリットになります。
より詳しく、デビットカード毎の両替手数料比較を見たい方はこちらをどうぞ。
2019年10月1日より消費税が8%⇒10%へ変更するため、三菱UFJデビットの諸手数料も変更します。
- 年会費:1,080円(税込み)⇒1,100円(税込み)
- ATM利用手数料:108円(税込み)/回⇒110円(税込み)/回
- 海外事務手数料:3%(税込み)⇒3.05%(税込み)
ポイント返還はクレジットカードが必要
SMBCデビットを使うことで貯まるポイントは「SMBCポイント」という名称で、それ自体をTポイントなどの別特典に変換することはできません。
SMBCポイントは「ワールドプレゼント」という、三井住友系のクレジットカードを持っていないと変換できないポイントに、まずは変換する必要があるのです。
つまり三井住友系クレジットカードを持ってない場合は、キャッシュバック以外選択肢はありません。
ポイント還元率は平凡
ポイント還元率は他のクレジットやデビットと比べると、平凡です。
楽天デビットなどは還元率が1%なので、ポイント還元的には他に良いカードがあります。
一部支払いができない店舗も
デビットカードやプリペイドカードの場合、一部使用できない支払いがあります。
- 高速道路料金
- ガソリンスタンド
- 航空機内販売
- 電気・ガスなどの公共料金
- 月々の契約料金(スマホのキャリアなど)
このように一部店舗の支払いには、デビットが使えない場合もあるので、ご注意ください。
海外旅行付帯保険がない
海外旅行付帯保険はありません。
【クレジットなどの中には、付帯保険がついているものもある】ので、そういった意味ではマイナスと言えるでしょう。
海外旅行に行くときは、万が一に備えて保険加入は必須だよ!
「三井住友デビット」と「三菱UFJデビット」の比較!
三井住友デビットカードと、同じメガバンク系デビットである三菱UFJデビットカードの比較をしていきましょう。
カード名 | SMBCデビット | 三菱UFJ- VISAデビット |
三菱UFJ- JCBデビット |
デザイン | ![]() |
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国際ブランド | VISA | VISA | JCB |
使える国 | 世界中 | 世界中 | 日本人がよく行く国中心 ※それ以外の国では使えないことも |
海外ATM 利用手数料 |
VISAレート+3%+108円 | VISAレート+ 3%+108円 |
JCBレート+3% +1.6%+108円 |
ポイント還元 (キャッシュバック) |
キャッシュバックは0.25% ポイント還元は0.5% |
0.2% | Oki Dokiポイント0.3~0.5%相当 (交換商品次第で還元率が違う) |
不正利用補償 | ○ | ○ | ○ |
ショッピング保険 | ○ | ○ | ○ |
海外旅行付帯保険 | × | × | ○ |
タッチ決済 | ○ | ○ | × |
国内ATM利用 | 「キャッシュ+デビット」 タイプなら可能 |
× | × |
※三菱デビット諸注意:
不正利用補償:「最大500万円(1事故あたり)」
ショッピング保険:「年間100万円(自己負担額10,000円/1事故あたり) ※国内ショッピング保険のお取り扱いはありません。」
海外旅行付帯保険:「最大3,000万円」の傷害死亡・後遺障害補償
大きな違いとしては、三井住友デビットは「キャッシュ+デビット」タイプなら国内ATMを利用できるのに対して、三菱UFJデビットは国内ATMを使うことができないという点です。
ただ、それ以外はさほど大きな違いはないと言えます。
外貨両替手数料も同じ程度ですし、ポイント還元もわずかな違いです。
もしメガバンク発行のデビットを用意したいのであれば、好みのものを選べば大丈夫でしょう。
三井住友VISAデビットの申込みは簡単!
三井住友デビットカードの申込み条件は、以下の3つです。
- 三井住友銀行の口座を保有していること:誰でも口座は作れます。
- (中学生を除く)15歳以上であること
- 日本在住であること
この条件さえ満たしていれば、誰でも作れます。
WEBから申込みを行う場合は、以下のリンク先から手順通りに進めば発行できます。
上記リンクをクリック後、スクロールすると、下の画像のような申し込みページリンクが出るので、該当のものを選択すればそのまま申込みできます。
▲リンク先に上記のような部分があるため、口座の有無で選びましょう。
三井住友VISAデビットの使い方
続いて、SMBCデビットカードの使い方を解説していきます。
海外ATMを使用する場合
事前に日本円を銀行口座にチャージしておきます。
★海外ATMの使い方
それほど難しくありませんね。
※海外ATMを使う際は、空港内や銀行の中などセキュリティのしっかりした場所のものを選び、道端のATMなどは絶対に使わないようにしましょう。
海外は道端や地下鉄にもATMがあるんだけど、そういった場所のATMではスキミング被害に遭いやすいから要注意だよ。
ショッピングの支払いに使う場合
デビットカードで支払いを行う際は、クレジットと同じ扱いになります。
国内外問わず、支払いの際は「カード払いで」と言って渡せば、後は店員さんが処理をしてくれます。
分割回数は1回しかできないので、聞かれた場合は「一括」と答えればOKです。
まとめ:SMBCデビットはセキュリティ・サポートに優れたカード!
SMBCデビットはメガバンクの三井住友銀行が発行しているカードだけあって、セキュリティやサポート面などはかなり優れています。
細かな手数料などはネットバンク系デビットなどの方が優れています。
また、三井住友銀行の口座を保有している場合は、SMBCデビットを発行することで、国内ATM手数料無料などの特典が受けられるのが嬉しいですね!
普段使いとしても十分使いやすいSMBCデビットを作りたいという方は、下記のボタンからどうぞ。
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