1.0%の高還元率を誇るデビットカードが、楽天銀行から発行されています。
ポイントが貯まるだけでなく、海外でも使えるなど便利な機能を備えています。
今回はそんな楽天デビットカードのメリット・デメリットを紹介していきます!
- 楽天銀行デビットはこんなカード
- 「楽天JCB/VISAデビット」と「楽天シルバーVISAデビット」と「楽天ゴールドVISAデビット」の違い
- 楽天銀行デビットの作り方や使い方
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100を超える外貨両替方法の中から、一番お得に両替できる方法は何かをデビットカードだけでなく、他の外貨両替方法も含めて徹底比較しました。
「結局のところ何が一番お得なの?」という方はこちらをどうぞ。
この記事は、2019年頃の情報をもとに作成されています。
そのため、記事に関する情報が古くなっています。
最新情報は必ず公式ページよりご確認をお願いします。
※現在、サイトの情報を更新中です。ご迷惑をおかけ致しますがよろしくお願いいたします。
デビットカードの中で海外利用にオススメなのはどれかについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
50種類を超えるカードの中から、最強と言えるデビットカードを選びました。
楽天銀行デビットカードとは
▲楽天銀行デビットは4種類に分かれています。
楽天デビットカードとは、楽天銀行の発行するデビットカードです。
デビットカードについて大まかに説明しておくと、即時決済のクレジットカードのようなものです。
クレジットカードが月末などにまとめて支払いを行う後払いなのに対して、デビットカードは銀行に入っているお金が決済と同時に引き下ろされる仕組みになっています。
楽天デビットの一番の特徴は、4つの種類に分かれているカードの機能がそれぞれ異なることです。
ただ、共通している部分も多いため、まずは共通の機能を見ていきましょう。
- 海外ATMから現金を引き出すことができる
- 16歳以上なら審査なしで発行可能!
- 使うだけで楽天ポイントが貯まる!還元率は脅威の1.0%!
- 盗難補償などセキュリティ対策はまあまあしっかりしている
- 使いすぎの心配なし
- 一部使用できない店舗がある
一つずつ見ていきましょう。
海外ATMから現金を引き出すことができる
楽天デビットがあれば、海外ATMで現地通貨を引き出すことができます。
それぞれ、VISA/PLUS/JCB/CirrusマークがついているATMから、お金を引き出すことができます。
引き出す際の手数料は、それぞれJCB/VISAレートに3%(正確には3.024%)を上乗せしたものになります。
3%上乗せって、つまりどういうことかな?
正確には若干違うけど、引出す金額の3%が手数料として発生するって考えで大筋合ってるよ。
例えば外国で10,000円相当分の現地通貨を引き出す際に発生する手数料は、10,000円の3%で、300円程度になるよ。
なるほど!ちなみにこの手数料率は他のカードと比べると、お得なの?
他のカードとの比較表を見てみようか!
銀行(デビットカード名) | 海外ATM利用手数料 |
GMOあおぞら ネット銀行デビット |
VISAレート+3.02% |
三井住友銀行デビット | VISAレート+3%+108円 |
ソニーバンクウォレット | VISAレート+1.76%+216円 ※一部通貨の場合は、216円は不要 |
楽天銀行JCBデビット | JCBレート+3.024% |
楽天銀行シルバー(ゴールド) VISAデビット |
VISAレート+3.024% |
ジャパンネットバンク | VISAレート+3.02% |
イオン銀行JCBデビット | JCBレート+1.6%+216円 |
イオン銀行VISAデビット | VISAレート+1.6%+216円 |
スルガ銀行デビット | VISAレート+3%+216円 |
ミライノデビット (住信SBIネット銀行) |
VISAレート+2.5% |
セブン銀行デビット | JCBレート+3%+108円 |
このように、楽天デビットは他のカードと比べると、平凡な海外ATM利用手数料となっています。
正直、ミライノデビットなどの方が、海外ATM利用(両替)に関してはお得と言える結果になっています。
うーん、正直海外ATM利用手数料はパッとしない結果になってるね。
そうだね。海外での利便性に関しては、ミライノデビットが最もおすすめなのが現状と言えるよ。
より詳しく、デビットカード毎の両替手数料比較を見たい方はこちらをどうぞ。
16歳以上なら審査なしで発行可能!
16歳以上であれば、未成年であっても楽天銀行デビットを作ることができます。
審査も特にないのですが、発行条件が3つだけあります。
- 16歳以上であること
- 日本在住であること
- 楽天銀行口座を保有、もしくは開設すること
この条件さえ満たしていれば、誰でも楽天銀行デビットを作ることはできます。
使うだけで楽天ポイントが貯まる!還元率は脅威の1.0%!
楽天デビットカードは使っているだけで、楽天ポイントが貯まっていきます。
100円使用毎に1ポイント貯まるので、還元率は1.0%です。
以前は1,000円利用で10ポイントと、端数が切り捨てられていたけど、今は100円毎に1ポイント貯まるから、細かなポイントも逃さず貯められるようになっているよ。
また、貯まったポイントは、楽天グループで1ポイント=1円として利用できるよ。
デビットカードは通常0.3%還元、良くて0.5%程度の還元率しかないので、楽天デビットの1.0%還元は本当にお得だと言えます!
もちろん楽天デビット以上に還元率の高いデビットカードはありません。
ポイント還元率は「デビットNO1!」なんだね!
楽天は会社方針として、楽天ポイントをガンガン推していますが、それが楽天デビットでも採用された感じですね。
ユーザーにとっては嬉しいことなので、有難い限りですね!
盗難補償などセキュリティ対策はまあまあしっかりしている
楽天デビットのセキュリティはそれなりにしっかりしています。
【ICチップ付与】
スキミング被害防止に役立ちます。
【利用確認メール】
カード使用の度に利用確認メールが来るため、万が一不正利用された場合もすぐに気づくことができます。
【盗難補償】
紛失や盗難によって不正利用された場合の返金補償があります。
ただ、楽天の盗難補償は他のデビットカードと比べると、補償判定の文言が厳しいです。
他のデビットカードに比べると、若干補償は弱いのかな?
そうだね。盗難補償の文言はちょっと厳しめだから、他のデビットカードに比べると、補償はあまり期待しない方が良いかもしれないな。
使いすぎの心配なし
デビットカードはクレジットカードと違って、即時払いのカードであるため、口座にある金額以上の買い物はできません。
だからこそ、羽目を外しがちな海外旅行でも使いすぎの心配がありませんね!
ついつい旅行先で、必要のないお土産を買っちゃう僕としては有難いな!
でも、何かあったときに保有残高以上はお金を使えないという意味では、マイナスにもなりうるね。
あと、保有残高以上は使えないという点は海外プリペイドとも似ているね。
一部使用できない店舗がある
楽天デビットは電気や水道会社などの公共料金の支払いに使えます。
他のデビットカードと比べると、支払える項目が多いのですが、それでも一部支払いに使えないものもあります。
- 高速道路料金
- 航空機内販売
- ※【残高一万円未満の場合】ガソリンスタンド
この3つは楽天デビットでは支払いに使えないので注意が必要です。
※残高が一万円以上あれば、ガソリンスタンドの支払いには使えます。
楽天銀行デビットはJCBやVISAなど、カードの種類によって何が違うの?
▲左上:楽天ベーシックVISAデビット、右上:楽天シルバーVISAデビット、左下:楽天ゴールドVISAデビット、右下:楽天JCBデビット
JCBは楽天パンダが写っていない通常デザインもあります。
楽天デビットは先ほども書いたように、全部で4種類のカードに分類することができます。
そして、ここから先は、4種類の楽天デビットでそれぞれ違う部分を解説していきます。
発行手数料・年会費の違い
- 【VISAデビット限定】タッチ決済対応
- 【シルバー・ゴールド限定】ショッピング保険
- 【シルバー・ゴールド限定】Visaゴールド優待特典
- 【ゴールド限定】海外・国内旅行付帯保険
一つずつ見ていきましょう!
発行手数料・年会費の違い
楽天デビットに発行手数料はかかりません。
ただ、発行するカードの種類によって、年会費が異なってきます。
- 楽天JCBデビット: 0円
- 楽天ベーシックVISAデビット:0円
- 楽天シルバーVISAデビット:2,160円
- 楽天ゴールドVISAデビット:5,400円
このような違いになっています。
年会費無料のものと、有料のものだと違いはあるの?
もちろん!年会費が有料のシルバーVISAやゴールドVISAの方が、年会費無料のカードと比べてお得な特典が付いてくるよ。
【VISAデビット限定】タッチ決済対応
楽天ベーシックVISAデビット、シルバーVISAデビット、ゴールドVISAデビットには、VISAのタッチ決済システムがついています。
日本ではまだそれほど広まっていませんが、海外ではタッチで会計が済む店も多いので、決済が楽になるでしょう。
【シルバー・ゴールド限定】ショッピング保険
ショッピング保険とは、楽天シルバーVISAかゴールドVISAで購入した商品が破損・盗難の被害に遭った場合などに、商品相当額を補償してもらえる保険です。
補償条項は以下になります。
- 購入価格:5,000~1,000,000円までの商品
- 補償限度額:1回の事故および年間の補償限度額は300,000円まで
- 免責金額(自己負担):5,000円
- 補償期間:購入日から60日以内
このように、それなりの価格のするものを楽天シルバー・ゴールドデビットで購入した場合は、補償の対象になるでしょう。
現金購入だと何かあっても自己責任になるから、そういった意味では現金購入よりも安心できるね。
【シルバー・ゴールド限定】Visaゴールド優待特典
楽天シルバー・ゴールドVISAデビットを保有している場合、VISAが提供している「VISAゴールド優待特典」を受けることができます。
※VISAゴールドと言っていますが、楽天シルバーデビットも優待を受けることができます。
- 海外WIFIレンタル:20%OFF
- 空港での荷物一時預かり:15%OFF
- 手荷物空港から自宅への宅配:1個500円
このように、様々な特典を受けることができます。
手荷物の自宅への配送サービスはかなり安く受けることができるので、嬉しいですね!
【ゴールド限定】海外・国内旅行付帯保険
海外・国内旅行付帯保険がつくのは、楽天ゴールドVISAデビットだけです。
ゴールドデビットはこの付帯保険が付いてくるから、年会費が高いとも言えます。
★海外旅行の場合
- 【傷害死亡・後遺障害】1,000万円
- 【傷害治療費用】100万円
- 【疾病治療費用】100万円
- 【賠償責任】1,000万円
- 【救援者費用】100万円
※ただ、保険付帯には条件があり、海外旅行の場合は以下のような条件になっています。
飛行機など、旅行先までの公共交通機関の支払いを楽天ゴールドVISAデビットで行う
パッケージ旅行の場合、旅行代金の支払いを楽天ゴールドVISAデビットで行う
つまり、旅行に関する代金を楽天ゴールドデビットで行った場合についてくる保険と言うことですね。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2018/10/12eb3803525c478b605ff97d51abd6c2.png” name=”ネコ先生” type=”r line big”]携行品補償がついていないから、海外で持ち物を盗まれた時なんかは補償の対象外になってしまうよ。
だから補償内容的にはそれほど、盤石とは言えないかもしれないな。[/voice][kanren postid=”3363″]
★国内旅行の場合
【死亡・後遺障害保険金額】1,000 万円
※【入院保険金日額】3,000 円
※【通院保険金日額】2,000 円
※入院保険金・通院保険金の補償が適用になるのは、事故の日から8日目以降入院か通院している場合に限ります。
また、国内旅行付帯保険も海外保険同様、条件があります。
新幹線や飛行機など、自宅から旅行先までの公共交通機関の支払いを楽天ゴールドVISAデビットで行う
パッケージ旅行の場合、旅行代金の支払いを楽天ゴールドVISAデビットで行う
旅行に行く際は、旅行保険は必須と言えるほど大切です。
何かしらは必ず入っておくようにしましょう。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2018/10/12eb3803525c478b605ff97d51abd6c2.png” name=”ネコ先生” type=”r line big”]海外なんかでは、治療費が100万円を超えるってこともあるみたい。
だから「まあ入らなくてもいいや」と、旅行保険を甘く見ちゃだめだよ。[kanren postid=”3363″][/voice]
楽天銀行デビットの種類別比較表!
楽天ベーシックデビット(JCB・VISA)と楽天シルバーデビット、楽天ゴールドデビットの違いを一覧表にしてみました!
カード名 | 楽天デビット (JCB・ ベーシックVISA) |
楽天シルバー VISAデビット |
楽天ゴールド VISAデビット |
国際ブランド | JCB・ VISA |
VISA | VISA |
年会費 | 無料 | 2,160円 | 5,400円 |
海外ATM 利用手数料 |
JCB(VISA) レート +3.024% |
VISAレート+ 3.024% |
VISAレート+ 3.024% |
還元率 | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
不正利用 補償 |
○ | ○ | ○ |
ショッピング 保険 |
× | ○ | ○ |
VISA カスタマーサポート |
× | ○ | ○ |
海外旅行 付帯保険 |
× | × | ○ |
タッチ決済 | VISAのみ○ | ○ | ○ |
簡単に特徴をまとめると、以下のようになるよ。
- 楽天ベーシックデビット:1%のポイント還元率が優秀。それ以外は平均的
- 楽天シルバーデビット:ベーシックデビットにショッピング保険などが搭載。魅力はかなり薄い
- 楽天ゴールドデビット:旅行付帯保険は魅力的。ただ、年会費は5,400円とかなり高額
当然の話だけど、機能的にはゴールド>シルバー>ベーシックって感じだね。
そうだね!だけど、シルバーやゴールドは年会費が発生するから、どれが自分に合っているかを見極めるのが大切になってくるね。
楽天銀行デビットカードの申込み方法
楽天デビットカードの申込み条件は、以下の3つです。
16歳以上であること
日本在住であること
楽天銀行口座を保有、もしくは開設すること
この条件さえ満たしていれば、誰でも楽天銀行デビットを作ることはできます。
WEBから申込みを行う場合は、以下のリンク先から手順通りに進めば発行できます。
楽天銀行デビットの使い方
続いて、楽天デビットカードの使い方を解説していきます。
海外ATMを使用する場合
事前に日本円を銀行口座にチャージしておきます。
- 楽天デビットカードをATMに入れます。
- 4桁の暗証番号を入力してENTERを押します。
- 「CASH WITHDRAWAL(引き出し)」を押します。
- 「SAVING(普通預金)」を押します。
- 利用金額を選択して、ENTERを押します。
- 現金、カード、レシートを受け取って、終了
それほど難しくありませんね。
※海外ATMを使う際は、空港内や銀行の中などセキュリティのしっかりした場所のものを選び、道端のATMなどは絶対に使わないようにしましょう。
海外は道端にもATMがあるんだけど、そういった場所のATMではスキミング被害に遭いやすいから要注意だよ。
ショッピングの支払いに使う場合
デビットカードで支払いを行う際は、クレジットと同じ扱いになります。
国内外問わず、支払いの際は「カード払いで」と言って渡せば、後は店員さんが処理をしてくれます。
分割回数は1回しかできないので、聞かれた場合は「一括」と答えればOKです。
まとめ:楽天デビットは楽天のヘビーユーザーにおすすめのデビットカード!
楽天デビットカードは、楽天ユーザーにお得なデビットカードです。
1%という高還元は他のデビットカードにはない特徴です。
もしポイント還元を第一に優先するのであれば、楽天デビット以上にお得なカードはないでしょう。
楽天デビットは全部で4種類(JCB・ベーシックVISA・シルバーVISA・ゴールドVISA)に分かれており、どれを選ぶかによって特典なども変わってきます。
個人的なおすすめは年会費のかからないJCBかベーシックVISAです。
楽天デビットを作るという方は、下記のボタンからどうぞ。